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親友の幼なじみを好きになってしまった

1 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 00:39:33 ID:o+vSlcdi
四年前、高一のときからの親友は、すごくいいやつ。
その幼なじみとも高二の頃から仲良くなった。

三人の今の関係も壊したくないし、
親友にも勝てる気がしない。

でも、好きになってしまったんだ。
どうしよう…煮詰まってしまった。
 
 
2 :1:09/01/20 00:44:47 ID:o+vSlcdi
実は昨日、vipで相談しようと初めてスレ立てたんだけど、
夕飯食べてる間に、
意見聞くまもなくあっという間に落ちてしまいました。

で、前に来てたココを思い出して、スレ立てさせてもらいました。


3 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 00:53:33 ID:uUhh6UiN
まぁ、ここなら落ちることもないし、マターリ進行できるからね

親友に勝てる気がしないと言ってるが、親友も幼馴染さんのことが好きなのかな?
とりあえず簡単なスペックと大まかな人間関係をお願いできるかい?


4 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:00:43 ID:o+vSlcdi
親友は前に、恋愛感情は無いと言ってました。
けど、二人はお互いがお互いを
一番分かり合ってる相手っていう感じで…
幼なじみの方の恋愛感情はわかりません。

スペックまとめます。


5 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:18:37 ID:o+vSlcdi
・1(俺です)
名前:1◆t57Doxt89Q
年齢:20歳 大学二年
容姿:すごい童顔がコンプレックス。前に、眠そうな安達裕美といわれた
身長:167cm 体重:54kg
性格:インドア派。マンガ好き。
趣味:嗜む程度に酒。弱いけど。
恋愛経験:恋人イナイ歴=年齢
サークルには入ってない。

・親友
名前:S
年齢:20歳 大学二年
容姿:佐藤隆太っぽい。髪は短髪。
身長:177cm 体重:知らないけど、細身で筋肉質。
性格:明るくて気さく。
趣味:嗜む程度にギター。
恋愛経験:俺と出会う前には彼女がいたようだ。
サークルには入ってないが、たまに軽音に遊びに行ってる。

・親友の幼なじみ
名前:N
年齢:20歳 大学二年
容姿:ちょっと永作に似てる。目がクリクリ。
身長:150cmちょい。小さい。 体重:軽そう。
性格:人懐こい。若干天然のケあり。頑固なとこも。
趣味:ドーナツ。
恋愛経験:恋人はずっといない。
サークルには入ってない。

皆同じ大学ですが、学部はバラバラ。


6 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:29:04 ID:o+vSlcdi
皆の関係を分かりやすく知ってもらうために、
親友と出逢ったときのことから書いていきます。ちょっと長くなるかもですがご勘弁を。

ある程度までは昨日投下した分と被るので、
早いと思います。


7 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:33:34 ID:o+vSlcdi
Sとは高一のとき知り合った。

Sは陸上部、俺は帰宅部。
同じクラスだったけど、学年の始めの頃はほとんど喋ったことなかった。


その頃俺は一人でいることがほとんどだった。
中学の頃のオタ友は別の高校へ行ってしまったし、
友だちらしい友だちも出来ないまま、
高一の春・夏は過ぎて、秋を向えた。


8 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:36:48 ID:o+vSlcdi
俺は、家に帰るとマンガやゲームに誘惑されて勉強に集中できないので、
テストが近くなると、たまに図書室で勉強して帰ることがあった。

その日も結構遅くなってから帰路に着いた。
一人で駅のホームで電車を待っていると、
部活帰りらしい大きなスポーツバックをもった、Sが現れた。
もちろん、この頃は親友でもなんでもないけど。

気さくな性格のSは、俺を見つけるとすぐに声をかけてきた。

S「お、1。家こっちなん?」

俺はちょっと驚いたけど、黙ってもいられないので、すぐ返事した。

1「うん、S君も?」
S「ああ、△△だよ。」

それは俺の降りる駅の、二つ手前の駅だった。
その後電車を待ちながら、少しだけ沈黙が続いたが、
またSが急に話しかけてきた。

S「なあ、1ってマンガ好き?」
1「…うん、結構読むけど…」
S「ジャンプ買う人?」
1「…買う人。」
S「おお!」


9 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:39:36 ID:o+vSlcdi
聞けば、彼はワンピースがすごい好きだが、
友人や同じ部の人は単行本派が多く、WJのリアルタイムで語り合える人が
周りにいなかったそうだ。

当時ワンピースは青キジが出てきたりW7に向ったりと、何かと熱い頃合いだったので、
彼は喋りたくて仕方なかったらしい。
俺もワンピ好きだったので、ほとんど初会話だったにも関わらず、
かなり喋った。凄く楽しそうに喋るSにつられた所もあった。


10 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 01:53:11 ID:R/AsTH6I
Sからリア充オーラをヒシヒシと感じる


11 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:54:56 ID:o+vSlcdi
やがて電車が来て、乗り込んでも話は続いた。
その頃には、連載始ってちょっとたった頃のデスノートの話題になってたと思う。

電車に揺られて20分、「次は△△駅~」アナウンスが流れた。

S「あ、俺もう次だ。」

マンガの話に夢中になってたSだが、ふと気付いたように俺の顔を見る。

S「そういえば1、なんか部活やってたっけ?」
1「や、帰宅部。」
S「帰宅部なのに、こんなに遅いん?」
1「今日は図書室よってたから。たまによる。」
S「そうなんだ。じゃあ、また帰りカブったら語り合おうぜw」

そんなことを言ってるうちに電車は停まり、Sは「じゃ!」と降りていった。


12 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 01:56:53 ID:R/AsTH6I
1としては気持ち的に
S⇔N
Sの言葉を信じるとしても
S←N
ではないかと思うとどう考えてもSに勝てなくね?
と悶々としてるわけだ。
上の話みるだけでもSはさわやか良い奴君っぽいから
同じこと感じそうだ。


13 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 01:59:52 ID:o+vSlcdi
>>10
ヤツは暫く彼女がいないという点を除けば、
能力値的には明らかにリア充です


14 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:07:30 ID:o+vSlcdi
次の日、学校に着くとSはいきなり話しかけてきた。
内容は昨日の続き。
帰りがカブったときだけと思ってた俺は、またちょっと驚いた。
でも、単純に嬉しかった。やっぱり友達は欲しかったんだ。

それから俺達は、学校でも一緒に過ごすときが増えていった。

Sは明るくて気さくだが、クラスの中心にでるようなタイプではなかった。
もちろん誰とでも仲良く話せるが、目立ってるようなヤツらと
付き合うのはめんどくさがって、俺と喋る方が楽で面白いと言っていた。
俺もSと喋るのが楽しくて、Sの部活終わりに帰る約束をして、
放課後図書室に行く日が増えた。
おかげで、ちょっとだけ成績も上がったりした。


15 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:09:52 ID:o+vSlcdi
>>12
まさしくそれです。
Sは男から見てもすごくいい奴だし。

あと、幼馴染の絆って濃そうだし。



16 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:13:06 ID:o+vSlcdi
高二になっても俺達は同じクラスだった。

S「今度、俺んちに遊びに来いよ。」

Sがそんなことを言ったのは、7月の終わりくらいだった。
俺もそうだが、Sもマンガをたくさん持っていて、
特に昔のWJ系は、俺より断然多く持っていた。
で、気に入ったのを貸してやると言われた。
Sの家は学校より全然近かったし、俺はまだ読んだ事のないマンガにも心魅かれたので、
当然すぐにOKした。

夏休み入ってから、Sの部活が午前中で終わる日を択んで、Sんちに遊びにいくことになった。

その日、俺はチャリでSの降りる駅までいくと、
Sは既にいつものカバンを担いで待っていた。


17 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:15:59 ID:o+vSlcdi
1「悪い、待たせた?」
S「いや、さっき部活終わった。じゃ、いこうぜ。」

Sはチャリではなく歩きだったので、俺もチャリを押して歩いた。
他愛もない話をしてると、10分くらいで着いた。
田舎にありがちな、二階建てのごく普通の一軒家だ。

S「俺んちここ。」
1「駅近っ!いいなぁ」
S「走れば3分切れるw」

それは陸上部だからだろとかつっこみつつ、俺は家に上がらせてもらった。
Sの部屋は二階だった。
一階でお母さんに挨拶し、階段をあがる。
そしてSが部屋のドアを開けた時の衝撃は、今でも忘れない。

N「おかえりー」


18 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:21:08 ID:o+vSlcdi
それは、二年から同じクラスになったNだった。私服だった。

その瞬間、俺の頭の中ではいろんな物事が駆け巡った。
そういえば去年、違うクラスだったにも関わらず、
SとNが廊下で喋ってるのを何度か見かけた。
Sは女子とも普通に喋れるのでその時は気にしなかったが、
ああそうか、Sはかっこいいし背も高いし成績も俺よりいいし、彼女くらいいるよなー
リア充乙、とか、いろんなことを考えた。
人間、その気になれば一瞬でたくさん考えられるもんだ。

俺とは逆に、Sの反応は落ち着いたものだった。

S「なんだ、また勝手に上がってたんか。」
N「だってジョジョの続き気になったし。おばさんにはちゃんと断ったから勝手じゃないしー。」

Nの手にはジョジョの単行本。
Sは半ばあきれたような顔をしながら、溜め息をついた。

S「ごめんな1、あいつ空気よめんから…」
1「い、いや、俺邪魔しちゃ悪いから帰ろうか??」

俺は明らかにテンパってたと思う。

S「え?なに言ってんの。お前の方が客なんだから馬鹿なこというなよ。」
1「いや、いやいやいや…」

女子とロクに喋ったこともない俺が、
こんな狭い部屋の中で、
高校生カポーと一緒にいながら黙々とマンガを読む!?
どんな拷問ですかそれ。


19 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:27:16 ID:o+vSlcdi
N「あれ、1君?」

そのときNは、Sの後ろに居た俺に、ようやく気付いたようだった。
1「う、うん、こんにちわ」

同じクラスとはいえ、相手は女子。しかも、ほぼ初めての会話。
初めての挨拶にしては上出来だ。めちゃカタいけど。

N「こんにちわw」
S「そうだよ1だよ。遊びに来たんだよ。邪魔するなら帰れよ」
1「こら、S、彼女にそんな言い方ないだろ。」

N「彼女じゃないよ!」S「彼女じゃねぇよw」
Nは慌てたように、Sは呆れたように。
いやいや息ピッタリのタイミングじゃねぇですか。

S「こいつとはただの腐れ縁だよw」
N「縁もあるかどうかあやしいもんだよ。」

二人の母親同士が同級生で、家も近所。
なので二人は、幼・小・中・高とずっと一緒だったという。
それはこのとき初めて聞いた。

というか、そんなマンガみたいな設定ありえるのですか?
どんだけ恋愛チートですか?それで付き合ってないって贅沢すぎませんか?
むしろ帰宅時に彼女が部屋で待ってるよりも、無いですよ?

と、言いたかったが、言えるはずもなく。
Sに促されるまま、俺は借りてきた猫のように、部屋の片隅に座った。


20 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:32:55 ID:o+vSlcdi
なんか二人は適当に近況を喋りあってたので、
俺はそこらへんに落ちていた「花の慶次」を読み出した。
俺の目的はマンガだったから、何も間違っちゃいない。

しかし慶次のかっこよさもカブきっぷりも、このときは全然頭に入って来なかった。

マンガ越しにチラッと二人が見える。
Nは帰宅部だったし、クラスで目立つ方でもなかったので、
意識して見たことはなかった。
美人じゃないけど、可愛い系だなー、くらいには前から思ってたけど。
いや、系というか、可愛い。今、間近でみるとスゲー可愛い。

俺は羨望と恨みの入り混じったような目で、Sの顔を睨みつけた。

S「…ん、なんかついてる?」
1「いや…なんでもない。」

Sはいいヤツだが、このとき初めてイラッとした。


21 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:39:42 ID:o+vSlcdi
N「1君もジャンプ読む人なんだ?」

Nが話しかけてくる。まったく、この人は人見知りしないから困る。
今にして思えば、小さい頃からSと一緒だったせいで、男子耐性がついてるのだろう。
それはS側にも言えることだ。
もちろん俺に耐性など無い。ありえない。

1「う、うん…他の雑誌のも読むけど。」
S「俺、ジャンプのしか持ってねーけど、1は他のも詳しいな。」
N「オススメある?」

NはS所蔵のマンガのせいで、かなり少年漫画好きだった。
Sの方は少女漫画に全然興味なしだが。

1「からくりサーカスとか…改造とか…」

俺は何故か、妙にサンデーのマンガを連呼していた気がする。
そんなことを話しているうちに、時間はあっという間に過ぎ、
夕方になると俺は逃げるように帰っていった。
実際喋った内容なんて、ロクに憶えてない。
なんせ、その日あったこと自体がマンガみたいだったんだ。



22 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:51:49 ID:o+vSlcdi
家に帰るとすぐ、Sからメールがあった。

S『今日はゴメンな、申し訳ない!気を悪くした?』
1『いや、全然。驚いたけどw』

ウソじゃない。可愛い女子としゃべれたんだ、悪い気なんてしない。
ただ、緊張して疲れただけだ。

S『ならいいんだけど…それでさ、Nのヤツがお前言ってたマンガ読みたいっていうんだよ。』

正直驚いた。女子と再び接触するようなことがあるとは思ってなかったからだ。

1『それはいいけど、言ってたの全部は重くて持っていけんよ?』
S『あ、何が読みたいかは本人に直接言わせるから。アイツにお前のメアド教えてもいい?』

メアド!?
5,6件しかアドレス登録されてない俺の携帯のメアドを女子に!??
俺はなんて返信していいかわからなくて、固まってしまった。


23 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 02:57:41 ID:o+vSlcdi
しばらくすると、Sからメールが来た。

S『嫌だったら、気にせず断っていいぜ?』
1『やじゃないよ、いいよべつに』

俺は、このとき返信速度の自己ベストを更新した。

S『じゃ、教える。』
1『了解』

俺は平静を装って返信したが、内心ドキドキしていた。
そんなすぐにメールが来るとは思ってなかったが、
なんとなく携帯を机の上において、ジッと眺めていた。

と、予想に反して、五分もかからずに携帯が鳴った。

N『やほー』


24 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 02:57:57 ID:R/AsTH6I
頑張って書いてくれるねー。
無理しないで眠いなら寝なよ。
ここはスレ落ちないけど人もあんまり激しく行き来しないからw

ここまで読んだ限りだとSのほうが「幼馴染と付き合いたい」とか
でスレ立てそうな感じだねw
近況はまだわからんけどどんな結果が出るにしろ時間が要るね。
一ヶ月ぐらいで片がつく話じゃない。



25 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 03:02:14 ID:R/AsTH6I
ちなみに良くも悪くもたくさんレス欲しいならパー速のほうがいい。
そっち行けって意味じゃなくてね。
たくさん書いてくれるんでレスもたくさん欲しいんじゃないかと
思ってw
ここは真面目で煽りが少ないけど2日で1スレとか消費するほどの
レスはつかないよ。
むこうは煽りと悪ふざけも多いけどレスも多い。


26 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 03:05:44 ID:o+vSlcdi
N『今日はお邪魔してごめんね、メアド教えてくれてありがとうw』
1『いや、こちらこそ』

送りながら、なにがこちらこそなんだろうと、自分でも思った。

N『もし良かったら1君のマンガも読ませてね。』
1『うん、Sんちに持っていくよ。何がいい?』
N『うーん……なんでもいいや、とりあえず1君のお勧めで!』

これは…いきなり難問をくらってしまった。
何を選べばいいんだろう??

1『わかった、適当に選んでおくよ』
N『よろしくねw』

メールでは結構喋れるもんだなぁと我ながら関心しながら、
その日は持って行くマンガを一晩中考えながら過ごした。
結局、そのとき俺が一番気に入っていたGS美神にしたけど。


27 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 03:15:37 ID:o+vSlcdi
それから夏休みの間は、ほぼ週一でSんちに行った。
Sが部活半日の日が、週一しかなかったからだ。
Sんちにいくと、必ずNはやって来た。
そして、帰りには俺のマンガを借りていく。
それは、次も会う約束のようで、ちょっと嬉しかった。

そうこうしているうちに、夏休みも終わりごろになると、
女子が苦手な俺も、割と普通に喋れるようになった。
もちろん、Sがいるのが大前提ではあるが。
それでも、だいぶん仲良くなれたと思う。

だけど、Nのことを知れば知るほど、そこにあるSとNの歴史みたいなものを感じた。
そして、それは何か、弄ってはいけない領域な気がした。
新参の俺はあくまで三番手。そのときは、それで良かった。


28 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 03:21:20 ID:o+vSlcdi
>>24
ありがとうございます、レスがたくさん欲しいというよりは、
とりあえず出逢ったときのとこまで書きたかったんです。
思ったより細かくなってしまって、長文になってしまいました。

長文でも読むのにめんどくさくない方が少数でも居れば、
それだけで俺は幸いですw


29 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 03:31:04 ID:o+vSlcdi
思ったより遅い時間になってしまった…ので、
今日はもう寝ます。

なんか、昔を思い出してしみじみとした気分w

って、いつまでも過去話ばかりやってても進まないので、
次はもうちょっとざっくりといって、
一気に現代に近づきたいと思います。そのときは本格的によろしくです。

では、おやすみなさいzzz


30 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 08:26:55 ID:RSzE/qD3
>>1
はっきり言っちまっていいものかどうか悩んだんだが・・・

これはキッパリ諦めろとしか言えないな・・・

諦めて、二人をくっつけちまった方がいい気がする。(すでにするまでもないかも知れんが)
そうすれば二人の交友関係からいい縁が有るかもよ?

まあそんなにスッパリ割り切れねぇだろうけどさ。




31 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 09:05:08 ID:E/U9Ll7X
いやいやはっきり言うの早すぎだろ…せめて近況説明終わるまで待とうぜ?


32 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 10:05:11 ID:muzxNRHI
まあ、状況がハッキリしてくるまでは何ともアドバイス出来ない感じだ。
自分で纏めると、見えてくることもあるだろうし。

取り敢えずは、俺は待つことにするよ。

あ~、それと、要望を一つ。
出来ればNとかSでなく、永作とか佐藤とか、適当に名前をふてくれると嬉しい。
読んでいるうちに、どっちがどっちだったか混乱してしまうから。


33 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 14:21:14 ID://QqVT2C
1です。学校なので携帯からです。

レスくれた方、ありがとうございます。
帰宅後PCからレスします。

名前については、考えておきます。
というか、次回の話しで名字と名前のことがあったので、ちょうど良かったですw


34 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/20 14:50:37 ID:pgxJl0jg
あだち充に言わせれば幼馴染み最強だから厳しい戦になりそうだな。


35 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 22:53:17 ID:C6GHVT8X
遅くなりました。
バイトが思ったより長引いてしまった…


36 :1 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 23:22:35 ID:C6GHVT8X
>>32
名前の件ですが、
SとNは、親友のSと馴染のNからとったイニシャルなので、
そのイニシャルで本名をアレンジして、

S=将介
N=夏実

にさせていただきます。

同じように1も「1」と本名を足して、

1=壱太 にしますw

名字の方はあんまり出ることはないと思いますが、
たまたまイニシャルが合ってたので、佐藤と永作を採用させていただきます。
1は市田(いちだ)にでもしておきますw


37 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 23:28:29 ID:C6GHVT8X
遅れていたレスを。

>>30
頭のどこかには、「諦める」とか「無理」とかもあるんですが、
理屈じゃない、気持ちの部分で、割り切れないんですorz


>>31
ありがとうございます、なるべく早くいきます。


>>34
マンガ的にも他のスレ的にもそっちが王道なのはわかってるんですが…
いざ自分がその立場になると、厳しさが身にしみます…


38 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 23:37:39 ID:C6GHVT8X
夏休みも終わりに近づいた頃、

「海に行こう!」

将介は突然そんなことを言い出した。

将「俺、最後の日曜は部活休みだし。」
夏「えー、もうクラゲでてるよ?」
将「いいんだよ、泳がなくても。今年はどこも行ってないし、どっかいくってのが重要なんだから。」

青春野郎くさい将介の台詞を、ぼんやりと聞く俺。

将「壱太もいいだろ?」
壱「え、うん、別にいいけど…」

将介ほど乗り気ではなかったが、断る理由もなかった。

こうして海行きは、半ば強引に決められた。


39 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/20 23:50:22 ID:C6GHVT8X
当日、バスを乗り継いで海へ向う三人。
考えてみれば、将介んち以外で、三人で会うのは初めてだった。
そう思うと、やっとワクワクしてきた。

やがて海水浴場前のバス停に着き、俺達は降りた。

将「おおーー海だ!」
夏「わーーー海だ!」
壱「うん、確かに海だ。」

なんだろうか、目の前に広がる海というものは、無条件に感嘆するものだ。
海水浴客もほとんどいない。さながら、プライベートビーチ。

砂浜に下りると、将介は慌ててTシャツとハーフパンツを脱ぎ捨て、
海パン姿になった。

夏「泳がないっていったのに。」
将「やっぱりはいて着ちまったw 壱太もだろ?」
壱「いや、俺は用意してないw」
将「なんだ、ノリ悪!いいさ、一人で泳ぐから。」

そう言うと将介は、海へ向って突っ込んでいった。

夏「バカだねw」
壱「うん、愛すべきバカだw」


40 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 00:08:53 ID:8x1nrBE1
クロールする将介を眺めながら、夏実と俺は、なんとなく砂浜に腰掛けた。

そういえば、二人きりになったのは初めてだ。
そう思うと、急に緊張しだした。

夏「壱太君ってさあ…」
壱「ふ、ふぁい!?」

俺は思いっきり変な返事をしてしまったと思う。

夏「wなにそれw」
壱「い、いや……何?」
夏「ああ、壱太君ってさ、女の子みたいな顔してるよねw」

ぐ…いきなりコンプレックスをつく話ですか…
俺は言葉に詰まってしまった。

夏「? どうかした?」
壱「い、いや…なんでもない。」
夏「もしかして、女顔気にしてんの?」
壱「……」
夏「いいじゃん、可愛いのにw」
壱「……」

いい意味のニュアンスで言ってくれてるんだろうが、俺は嬉しくなかった。
小さい頃や小学校の頃は、よく女っぽいとバカにされたりからかわれたりした。
そのトラウマが、俺の言葉を完全に止めてしまった。

夏「……壱太君?」
壱「……」
夏「……ごめんなさい」
壱「!?」

俺は思わず夏実の方を振り返る。彼女は、ほとんど泣きそうな顔をしていた。

夏「ごめんなさいっ あたし、無神経だから…」

俺は、こんなに素直にあやまる人を知らなかった。
同級生に本気で頭を下げる人なんて、今まで見た事なかった。
その姿に、何故か救われたような気分になった。

壱「いいよ、俺こそなんかごめん。」
夏「ううん、あたしがバカだから…」
壱「永作さんは悪くないよ、俺が不機嫌な顔したから…」

将「なにやってんだ、お前ら。」


41 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 00:34:02 ID:8x1nrBE1
見上げると、将介があきれたような顔で立っていた。

壱「あ、いや、なんでもないよ!」
夏「そうよ、バカには関係ないの」
将「な、なに!?なんでいきなりバカよばわりだ!?」

憤る将介を笑う俺達だったが、
俺は、心の中では、空気を変えてくれた将介に感謝していた。

その後は泳がないまでも波打ち際で三人で遊び、
さっきまでのことは忘れてしまった。

日も落ちかけて帰り際、

夏「壱太君、『永作さん』は堅いからもうやめようね。」

ふっと、諭されるように言われた。
そういえば、いつの間にか夏実は俺のことを下の名前で呼ぶようになっていた。
多分、将介が「壱太」って呼んでたからだと思うけど、
確かに俺だけ名字で呼ぶのもおかしな気がした。

でも将介みたいに、呼び捨ては無理だなぁ…
なんて、帰りのバスに揺られながら思っていた。


いつ頃から好きになったかはわからない。
徐々に徐々に、いつの間にかっていうのが正しいと思う。
でも思い返してみれば、「友達」としてでもなく、「親友の幼馴染」としてでもなく、
「好意を向ける異性」として意識したのは、このときが初めてだったと思う。




42 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 00:42:07 ID:8x1nrBE1
夏休みが終わって、また元のいつもどおりの高校生活に戻った。

ただひとつ違ったのは、学校で俺に話しかけてくる女子がいることだ。
それだけで、随分世界が違って見えた。少しだけ、舞い上がってたのかもしれない。

冷静になってみてみると、ふと気付いたことがあった。
将介と夏実は、学校ではあまり喋らない。
いや、普通の友達くらいには喋ってるが、それぞれの男友達、女友達と比べたら全然少ない。
ひょっとしたら、学校では俺の方が夏実と多く喋ってたかもしれない。

夏休み中の仲の良い二人を見ていた俺には、どうにもそれが不思議だった。
が、理由はすぐわかった。
別に学校でまで喋る必要がないんだ。家でもどこでも居るのが当たり前だから。
そう気付いたとき、俺は少しだけ苦しくなった。


43 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 00:49:05 ID:8x1nrBE1
そんなこんなで日々は過ぎた。

夏休みほどではないが、たまに将介んちで三人で遊んだりもした。
三人で買い物に行ったりもした。映画も観た。
将介の部活の大会の応援に、夏実と二人で行ったりもした。

将介にも夏実にも友達は結構いた。俺も、二人のおかげでちょっと友達が増えた。
でも、俺達が三人揃って遊ぶ時は、何故かいつも三人だけだった。
それが俺には、二人に混ざる事を許されたという優越感でもあり、
どこかで、それ以上を望んでは駄目なんだという気にもなった。


44 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 01:13:07 ID:8x1nrBE1
高二も終わりに近づいたある日の帰り道、
俺と将介は二人で駅に向っていた。

将「壱太さあ…大学どこにするか決めた?」
壱「いや、まだ……文学部には入りたいと思うけど…」

正直、俺の成績では国公立は行けるかどうかわからなかった。
それなら試験科目をしぼって、私立もいいかもと思っていた。

将「ならさ、俺と一緒に□□大いこうぜ!」
壱「□□?」

それは、隣県の国立大だった。自分達の県の大学より、偏差値は上だ。

将「そうさ、文学部もあるし。いいだろ?」
壱「無理だよ、俺には難しいよ。」
将「そんなことねぇって。今からならいける。やるだけやってみようぜ。」

まるで教師みたいなことをいうなぁ、と、俺は他人事のように思った。

将「それにさ、同じ大学に行けたら絶対楽しい4年間になるって!」

確かに、□□なら一人暮らし。
しかも近所に将介がいるとなると、面白いのは間違いない。

壱「そうだな…どこに行くにしても、勉強して損はないしな。」
将「そうだよ、二人で合格目指そうぜ!」

俺は、本当にいい友達を持ったと思う。


45 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 01:24:38 ID:8x1nrBE1
夏「あたしも□□行く!」

夏実がそんなことを言い出したのは、俺と将介が□□大を目指すと決めた翌日だった。
メールで夏実に言ってしまったのは俺だ。
夏実はメールでは「ふーん」といった感じだったが、
一晩考えて、そういう結論に至ったのだろう。

将「行くっていうのは簡単だけど、お前遊んでばっかりなのに大丈夫か?」

俺達の高校は、三分の一くらいの生徒が国公立を目指す、一応進学校だ。
その中で将介の成績は「上の中」。
俺は「中の上」。
夏実は「中の中」と「中の下」を行ったりきたりといった感じだ。

□□大となると、将介ならまあ大丈夫だろう、
俺で頑張ってギリギリいけるかどうか。
夏実の成績では、正直かなり厳しい。

それでも、夏実は行くといって引かなかった。

将「わかった、そこまで言うなら皆で勉強して合格してやろうぜ!」

それから、俺たちの勉強会の日々が始った。


46 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 01:32:34 ID:8x1nrBE1
将介はまだ部活が現役だったから、
将介を待つ時間、ほとんど毎日、俺と夏実は図書室や教室で勉強した。
俺は国語と日本史、夏実は英語が得意だったから、
お互いの弱点をカバーしながら勉強すると、一人の時より効率よかった。

このときの夏実は、本当に頑張っていた。俺よりも全然頑張っていたと思う。
余程、俺達と同じ大学に行きたかったんだろう。
……いや、将介と同じ、かもしれないが。


47 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 01:35:21 ID:8x1nrBE1
また一人で長々書き込んですみません。
現在に追いつくつもりが、まだ追いつかなかったorz

あと一日で高校分は消化できると思うので、
よければお付き合いお願いします。

それでは、今日はもう寝ます…おやすみなさいzzz


48 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/21 03:59:42 ID:VW5fTjKS
もう三年くらい夏実の事を好きなわけね。
いいよ頑張れよ俺でよければ微力ながら力をかすよ。
とりあえず現在の状況まで話を聞きたいな。


49 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/21 04:06:04 ID:7HFWuizn
(・ω・)ノシ オチカレ~

なかなか苦悩しますな。
二人の仲を壊す訳にもいかないし…

続き待ってるョ~


50 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/21 04:32:10 ID:+sXjXsAD
ドラマだと壱太は将介に自分の本当の気持ちを気づかせる
ポジションだな。


51 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/21 06:48:32 ID:qj6w3pWL
>>50 さん
「将介」にというより、「将介と夏実」にかな、と思います。



52 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/21 08:04:25 ID:A8T/KO2i
まさに「青春」ってカンジですな…甘酸っぱいのう


53 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 23:39:36 ID:tyigMyi0
遅くなりました1です。

レスありがとうございます!

なんか、朝方に書き込まれる方が多いですね。
夜は人がいないのかな?


54 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/21 23:46:59 ID:j9GuNl69
>>53
どうだろう?
たまたま、夜の人が書き込んでないだけだと思うんだけどな。


55 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/21 23:48:03 ID:Y/01bq8i
昨日の続きkwsk


56 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 23:49:50 ID:tyigMyi0
>>48
ありがとうございます、そう言ってもらえると心強いです。
がんばって早く現在まで追いつけるようにしますw


>>49
二人の仲もそうなんですが、三人の仲も壊したくないんです。
しかし変わらないままでは仕方ないし。ううむ…


>>50 
>>51
いや、リアルにそんなことがあり得そうで怖いんですが…
ないと信じている。


>>52
高校時分の話は、本人も甘酸っぱく感じますw


57 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/21 23:52:06 ID:tyigMyi0
>>54
早速レスありがとうございます。
ちょっと俺が来る時間が遅すぎるのかもしれないですね。


>>55
はい、いきます☆


58 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/22 00:08:03 ID:fnVKT1u+
三年になると、クラスは文系・理系だけじゃなく、
社・理の選択科目によって分けられる。

俺達三人は日本史・生物と同じ科目だったので、
三年になってからもクラスは同じだった。

二年から引き続き、勉強の日々が続いたが、
4月のある日、夏実が、県外に行ってる姉さんが里帰りするっていうんで、
先に帰った日があった。

俺は一人図書室で勉強し、将介の部活が終わるのを待って、
二人で学校を出ようとしていた。

将「調子はどう?」
壱「思ったより、はかどってるかも。家でやると集中できんし」
将「マンガ多すぎて、だろw」

そんなことを話しながら校門に向っていると、女生徒が一人、
校門に背をもたれて待っていた。

俺は、名前も知らない子だった。いや、顔を見た覚えはある。
多分、理系クラスの子で、ラケット用バックを持ってたことから、テニス部とわかる。

女「佐藤くん。」
将「おう、おつかれ。」

女子は将介に声をかけ、将介もそれに応える。
二人は顔見知りのようだ。

女「……ちょっと話があるんだけど、いい?」
将「ん?うん。…悪い壱太、先行っててくれ。」
壱「あ、ああわかった。」
女「ごめんね。」

女子は俺にも頭を下げたのが、好印象だった。結構可愛らしい子だ。

二人を残し、俺は一人駅へと歩いていった。


59 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/22 00:22:22 ID:fnVKT1u+
駅で一人で電車を待っていると、将介が現れた。
走ってきたのか、少し息を切らせている。

将「良かった、間に合ったか。」

同じ電車に乗れるほど早く帰ってくるとは思ってなかったので、
俺は少し驚いた。

壱「もう良かったん?」
将「あ? ああ、うん。」

すぐに電車は着いて、俺たちは乗り込むと向かい合わせの席についた。
田舎の電車は空いている。

壱「なんだった?」
将「あ、いや……告られた。」

聞いてから俺は、なんで自分がそれに気付かなかったのかと、
自分自身に飽きれた。どう考えてもそれしかないシチュエーションだったのに。

壱「……なんて答えたん?」
将「いや、断ったよ。部活の用具の片付けの時くらいしか喋ったことないし、よく知らんから。」

なんとなく、断ったような気はしたので、そこで驚きはしなかった。
が、俺はちょっと突っ込んで聞いてしまった。

壱「でも、可愛い子だったじゃんか。付き合ってみれば、好きになるかもよ?」
将「いや…前にそれで、長続きしなかったから。」

将介に昔彼女がいたなんて、初耳だった。
中3のとき告白されて付き合ったらしいけど、なんとなくすれ違いが続いて、
高一の始めに別れたらしい。高校も違ったのが大きかった、と将介は言っていた。

俺はなんとなく、将介の元彼女は夏実の存在を気にしてたのでは、
と邪推してしまったが、さすがに将介には聞けなかった。


60 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/22 00:47:02 ID:fnVKT1u+
何週間か後。
日曜日に将介の市大会があり、
俺と夏実は勉強の気分転換も兼ねて、応援に来ていた。

将介は体育の授業等ではぶっちぎりだが、
さすがに大会ではそこそこの成績だった。
が、それでも本人は楽しそうにやっていた。基本的に身体を動かしているときはいつも楽しそうだ。

俺達は、将介の競技が終わった後は、
自校を声を上げて応援するわけでもなく、
観客席から、トラックの様子をぼんやりと眺めていた。

壱「将介も頑張ってたね。」
夏「そだねw」

夏実は持ってきたおにぎりをパクつきながら応えた。

壱「もう食ってんの? 将介は待たないの?w」
夏「ああ、あいつ生意気にも後輩が作ってくれるらしいから、一緒に食うってw」

夏実はそう言いながら、俺におにぎりを差し出した。

壱「いただきます。…なっちんの料理も久しぶりだなぁ。」
夏「去年の応援以来だもんね。料理っても、おにぎりだけだけどw」

壱「それにしても、将介人気者だなぁ。こないだ、告白されてたし。」

特に、カマをかけるつもりはなかった。何の気なしに言ってしまったのだ。
言ってから「しまった」と思って夏実の方を見たが、夏実は平然としていた。

夏「ああ、E組の○○ちゃんでしょ。テニス部の。」

意外にも、夏実はそのことを知っていた。

壱「将介から聞いたん??」
夏「ううん。女子のネットワークは早いのだよw」

どうも、○○ちゃんの友達経由らしい。
さすが、女子だなぁと、変に感心してしまった。

その平然とした表情からは、夏実の本当の感情は、俺には読み取れなかった。


61 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/22 00:58:32 ID:fnVKT1u+
あっという間に夏が過ぎ、
受験シーズン本番の秋を迎えた。
将介も部活引退、本格的に勉強会に加わった。
将介はまさにオールマイティーでどの科目にも強く、
唯一国語だけ俺が勝っていたけど、それも僅差だった。
将介が加わったことで勉強の進み具合は一気に上がった。
俺はちょっとずつ自信を持ってきたけど、夏実はまだまだ不安が拭えないらしく、
休み時間でもなんでも、いつも将介に分からないことを聞きに行っていた。
肩まであった髪も、「気合いを入れる」とかで、ベリーショートにしてしまった。
鬼気迫る、といっても大袈裟ではないかもしれない。そんな感じだった。


62 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/22 01:21:43 ID:ohTJV/gs
すみません携帯からですが1です。
高校分もあとすこしなんですが、PCがどうにも調子悪いので、今夜はここまでにします。
明後日は授業も少なくバイトも休みなので、明日はだいぶ時間が取れそうです。

それではおやすみなさいzzz


63 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/22 01:28:21 ID:g62TPEOc
オヤスミ(・∀・)ノシ そして乙華麗♪

尚且つwktkw


64 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/22 01:35:59 ID:LQ5xqj8e
お疲れ様、楽しみにしています。


65 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/22 10:09:07 ID:S3+46QGy
おつかれ報告待ってるよ


66 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 00:15:06 ID:YB4IEZjH
今日は報告なしか


67 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 01:20:34 ID:IV+ViCii
遅くなりました。
将介んちでマリカしすぎました。
俺のルイジは、でっていうに屈辱的な敗北ですorz

レスくださった方、どうもありがとうございます!
その一言が、励みになりますw


68 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 01:29:21 ID:IV+ViCii
さて、続きいきます


69 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 01:30:01 ID:M3KPJ5Nf
おそかったな。
さあいこーかwww


70 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 01:41:46 ID:IV+ViCii
年が開けて一月。
この頃にはさすがに勉強会は週一、ニで、個々で勉強する時間の方が増えていた。
センター試験まではあっという間に過ぎ、試験自体もすぐに終わった印象だった。

センターの答えあわせの後、俺達は久々に将介の家に集まった。
俺は、そこそこの手ごたえを感じていたが、
自己採点の結果が俺より低かった夏実は、いまいち不安な表情だった。

夏「ハァ…あたしヤバイかも。」
壱「そんなことないよ、まだ全然いける範囲じゃん」

それは気休めではなく、確かにギリ合格ラインといえる点数だった。

将「そうそう、去年の模試より全然マシだし。本番は二次試験だべ?」

将介が言うように、二次試験の方が採点の割合がでかい。
言い換えれば、一番センターの良かった将介だって、どうなるかわからない。

夏「そうだね…ここまで来たし、もう一息だしね!」

表面上は元気を取り戻した夏実だったが、
本当はまだちょっとヘコんでいた。



71 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 01:45:24 ID:IV+ViCii
>>69
遅くなってサーセン<(_ _)>
その分、今日は長い時間いけるんで、一気に進めます!


72 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 01:56:55 ID:IV+ViCii
家に帰ってしばらく勉強した後、俺は夏実にメールした。

壱『ドーーン・マイーーン☆』

少し間が空いて、返信が来た。

夏『なにそれw』
壱『復活の呪文ですw 勉強中じゃなかった?邪魔してたらごめん』
夏『ううん、風呂ってたからw』
壱『なら良かったw』

夏『ありがとう。ホントは不安で何か落ち着かなくて、勉強する気分になれなかったんだ。』
壱『あんまり気にしすぎない方がいいせ。』
夏『うん、なんかリラックスしたwなんか普通に机に向えそう』
壱『お役に立てて光栄っすw』
夏『いえいえw また一緒にいられるように、もう一頑張りしなきゃね。』
壱『おう!』
夏『おおう!』

なにはともあれ、少しは元気になってくれてよかった。
俺も、もっと頑張れそうな気になった。


73 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 02:03:00 ID:IV+ViCii
そして2月の終わりに二次試験。

既に滑り止めの入試も終わっていたので、
二次試験の後は気が楽になるかと思ったが、
合格発表までは全然気が晴れなかった。

そして、すぐに3月に入り、高校の卒業式を迎えた。


74 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 02:42:22 ID:IV+ViCii
式は粛々と進み、無事終わった。
俺は泣く事はなかったが、いろんなことがあった高校生活を振り返って、感慨深い気持ちになっていた。
やはり、この三年間は楽しかった。それまでの人生最高の三年間だったと言ってもいい。

HRも終わり、外に出る。
校舎から校門までの間には、卒業生と、それを送り出す側の在校生で、
溢れかえっていた。

俺は、時々通り過ぎるクラスメイトとちょっとした言葉をかわしながら、
一人佇んでいた。
そこに校舎から、夏実が歩いてくる。

夏「よ!待たせたね!」
壱「いやいやw 皆は?」
夏「それぞれの部の方へ行ったよw」

夏実は女友達と、教室で別れを惜しんでいたのだ。

夏「将介は?」
壱「あそこ。」

俺が指し示した先に、陸上部の後輩たちに囲まれる将介がいた。
中には泣き出している女子もいる。


75 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 02:46:00 ID:IV+ViCii
壱「相変らずの人気者だよw」
夏「浮かれてるねw 一人何にも決まってないのに。」

俺は滑り止めの私大、夏実は短大の合格がもう決まっていた。
将介は私大は受けておらず、もし落ちたら後期日程で県内の大学を受けると言っていた。

俺の私大も夏実の短大も別の県なので、
皆、□□大に受からなければ、バラバラになってしまう。そんな状況だった。

そんな状況ではあったが、将介は緊張感のない顔で笑っていた。
後輩たちと、写真を何枚も何枚も撮っている。

夏「……なんかああいうの見てると、ちょっと羨ましくなるなぁ。」
壱「え?」

一瞬、ドキッとして、夏実を振り返る。

夏「だってあたし達部活に入ってなかったから、下級生とか全然からみなかったじゃん?」
壱「ああ…確かに。」
夏「別れを惜しんでくれる人がいるってのは、いい事だよ。」
壱「そだな。」

夏実はちょっと微笑んで、俺の方を見上げた。
さっき教室で使っていたデジカメを手にして。

夏「ねぇ、あたし達も撮ろう!」
壱「お、いいねぇ。卒業記念だね…わっ」

俺が言い終わらないうちに、夏実は俺の腕を引っ張ると、
頬を寄せてきた。

壱「お、おい…」
夏「はい、チーズw」

自分達に向けたカメラのシャッターを、自分で切る。

壱「急だなw」
夏「壱君、ものすごい驚いた顔で写ってるよw」
壱「いきなりで驚いたんだよ。」

本当は、いろんな意味でドキドキしていた結果の顔だw

夏「じゃあ次は誰かに撮ってもらおうよ。…あ、ちょうどいいのが来たw」

将「おーい、待たせたな!」

陸上部の輪から離れ、将介がやってくる。
手には花束。そしてなんと、第一、第二ボタンがなかった。

壱「うおっ! ボタン欲しがるコなんて都市伝説かと思ってたw」
将「今時なぁ。俺もびっくりしたw 俺って後輩受けよかったんだなーw」
夏「はいはい良かったねw それより、カメラ撮ってよ。」

夏実は将介にデジカメを渡す。 


76 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 02:59:55 ID:IV+ViCii
将「えーっ、俺も入れてくれよ!」
夏「アンタはいっぱい撮ってたじゃん。後で混ぜたげるから、まずは一枚撮ってよw」
将「そういうことならまあいいか。じゃ、撮るよ。」

将介がシャッターを切る。今度は、少しはまともな顔で撮れたはずだ。

将「じゃあ次は三人で撮ろうぜ!…おーい!!」

すぐに将介は陸上部の後輩男子を捕まえてきて、写真を撮らせた。
三人で撮ったその写真は、現像して、今でも俺の机の上にある。

壱「じゃ、帰りますか。」
夏「そうだね。」
将「そだな。」

校門に向って歩く俺達に向って、さっき写真を撮ってくれた後輩が、

「先輩、ご卒業おめでとうございまーす!」

と、大声をかけてくれた。

将「おお、また顔出すからなー!」

負けじと大声で応える将介。俺と夏実も手を振った。

夏「壱君、卒業おめでとうw」
壱「なっちんも卒業おめでとうw」

いまだ後輩と叫びあってる将介の傍らで、俺達はそんな言葉を交わした。


77 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 03:28:07 ID:IV+ViCii
合格発表の日は、卒業から一週間もたたずにやってきた。

俺達は合格発表を観に□□大まで行くか、合格通知書を待つか悩んだが、
夏実の親父さんが出張でたまたま□□県に行くことになったので、
ついでに見に行ってくれることになり、合格発表の連絡は家で待つことになった。
後で考えればweb発表もあったかも。
でもその時は電話の前でただ連絡を待つだけの頭しかなかった。

昼過ぎ。
俺の携帯が鳴り響く。
俺はワンコールもしないうちに、電話に出た。

壱「もしもし」
夏「壱君? あたし。」

心なしか、夏実の声は震えているようだった。

壱「うん。…発表、出た?」
夏「うん、受かったよ受かったよぅ!」

突然の大声に、驚いた。

壱「マジ!?三人とも?」
夏「三人とも受かったんだよぅ!どうしよう、足が震えて…」
壱「どうしようってw やったな!」
夏「うん、良かったよぅ。嬉しいよぅ、嬉しいよぅ…」

夏実はすでに泣き声だった。
俺は、いてもたってもいられなくなる。

壱「なっちん、俺、今からそっち行くよ! 将介に連絡は?」
夏「うん、お母さんが電話してくれたから…」
壱「わかった、家で待っててくれ!」

俺は電話を切ると慌てて家を飛び出し、チャリに飛び乗った。
自分の親に言うのを忘れてたので、後でこってり怒られたw


78 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 03:37:01 ID:IV+ViCii
俺は夏実の家に向いながら、将介に電話した。

将「ああ、おはよう。」

将介は寝ぼけたような声だった。

壱「なんだよその眠そうな声。」
将「今さっき起きたんだよw おかんに合格だって叩き起こされたw」

こいつはホントに寝てたようだ。すごい神経だ。

壱「今からなっちん家いくから、お前も来いよ。」
将「あーわかった。先行っててくれ。場所わかるだろ?」
壱「うん、わかる。」

俺は夏実の家に上がったことはなかったが、何度か夏実を送っていったので、
場所は知っていた。将介の家のすぐ近所だ。

将「じゃ、あとでな」
壱「おう!」

その頃から、ちょっとずつ合格の実感が沸いてきた。
チャリを漕ぐ足も軽やかだった。


79 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 03:48:15 ID:IV+ViCii
壱「お邪魔しまーす」
夏母「あら壱太君、いらっしゃい。合格おめでとうw」
壱「ありがとうございますw」

夏実のお母さんは、将介の家で何度か会ったことがある。
将介のお母さんとは、お互いの家をよく行き来してお喋りしているようだ。

夏母「夏実、二階にいるから。私は佐藤さん家に行くから、子供たちは子供たちでお祝いしてなさいw」

夏実のお母さんはそう言うと、さっさと出て行ってしまった。相変らず気さくな人だ。
俺はちょっと緊張しながら階段を上る。
夏実の部屋はすぐわかった。「NATU」と書かれたプレートがドアにかかってる。
その隣のドアには「HARU」のプレートが。恐らく、今は県外のお姉さんの部屋だろう。

俺は、「NATU」のドアをノックした。

夏「はい。」
壱「俺来たよ。入っていい?」
夏「うん。」

なんだか夏実が大人しい気がしながら、ドアを開けた。
夏実はもう泣いていなかったが、目は真っ赤だった。まだタオルを手にしている。


80 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 04:01:26 ID:IV+ViCii
夏「エヘヘ…」

夏実は俺の顔を見ると、ちょっと照れたように笑った。

壱「なっちん、合格おめでとうw」
夏「ありがとう。…壱君も、おめでとう。」
壱「ありがとうw」
夏「……これでまた、一緒にいられるねw」

そう言って微笑む夏実は、思わずドキっとするほど、可愛かった。

壱「///あ、そうだな。楽しくなりそうだなぁ。」
夏「だねw」

言いながら夏実は、クッションをひいてくれた。俺はようやく、腰を落ち着けた。

壱「今度は部屋探しとかに行かないとなぁ…」
夏「そうだね。大学は行ったけど、周りももっと見てみたいね。」
壱「うん、近いうちに三人でいこう。」

そんな話をしていたら、将介が突然現れた。

将「こんがっちゅれーしょーーーん!!ww」
夏「ちょっと、ノックくらいしなさいよw」
将「いいじゃねぇか目出度い席なんだから。おめでとう、お前ら!おめでとう、俺!」

将介はいつにも増してテンション高かった。目が覚めて、喜びを実感したようだw

将「さあ、これで枷は無くなったな!春休み、なにして遊ぶ!?」
壱「wいきなりそれかw」
将「当たり前だろ!一年間散々ガマンしたんだから。今遊んでも罰はあたらんぜ。なあ、夏?」
夏「まあ、それはそうだよね。」


81 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 04:27:25 ID:IV+ViCii
将「卒業旅行とかしてえなぁ。」
夏「いいねそれ!」
 
卒業旅行…なんて違う世界の話だと思ってた。

将「近場でもいいからさあ、三人で行けたら楽しいよなw」
夏「あたしディ○ニーランドがいー!」
壱「近くないじゃんそれw」

そんな計画の話や、入学後の話をしていたら、あっという間に日は暮れた。
気付けば、俺の携帯には親からガンガン電話が入っていた。

壱「やば、合格のこと伝えてなかった。」
夏「えー、それはまずいよ」
壱「うんまずいなw 先、帰るよ。」
将「おお、明日また、電話するぜw」

夏実の家を出てチャリに乗り込むと、
俺は高校生活でのことや、
春休み・卒業旅行のこと、
そして新しい生活のことがぐるぐる頭の中を回って、
ナチュラルハイになっていた。
まずは卒業旅行!そう思うと、すごいわくわくした。


82 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 04:31:30 ID:IV+ViCii
だが、残念ながら卒業旅行はできなかった。
夏実と俺が、相次いで風邪で寝込んでしまったためだ。
合格が決まり、一気に気が緩んだんだと思う。

その後も新生活の準備やなにやらで意外と忙しく、
遊びまくると宣言していた春休みも、せいぜいカラオケどまりとなってしまった。

将「ま、これからいつでも遊べるしなw」

一人ずっと元気だった将介は、笑ってそんな風に言った。


83 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 04:35:09 ID:IV+ViCii
以上で、高校編は終わりです。
予想以上に長くなってしまった…(-_-;)

なにぶん、大分前の話なので、会話の細かい部分は
ちょっと違うと思いますが、会話の内容的には間違いないと思います。



84 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 05:43:32 ID:IV+ViCii
続きいきます



85 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 05:57:59 ID:IV+ViCii
大学に入学し、俺達はそれぞれ、初めての一人暮らしを始めた。
俺の部屋は大学から近いアパート。
将介の部屋は、俺の部屋から5分ほどのところにあるアパート。
夏実の部屋は、うちから20分くらいの1Rマンションだ。

大学に入って一番に驚いたのは、キャンパスのでかさだった。
地元には近くに大学がないため、このただっ広さはカルチャーショックだった。
大体の施設の位置を把握するのに、半年近くかかった気がする。

俺達三人は学部がバラバラだったが、共通教養などで同じ講義を受けることもあるし、
皆二限目が入ってるときなどは、一緒に食堂にも行っているから、
それぞれでは学内でも結構一緒にいることは多かったが、
さすがに三人揃うことはそう多くはなかった。

だが、学外ではしょっちゅう一緒に遊んでいた。
三人のうちの誰かの部屋で飯を食うこともあった。


86 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 06:11:43 ID:IV+ViCii
ただ、後期に入り大学にも慣れてくると、
バイトを始めたり、同じ学部内での友人も出来たりし、
前よりも少し、学外で会う回数が減った。

夏「ちょっと寂しいかも。」

秋も深まってきた頃、夏実はそういった。
俺達は二人で、学内のカフェにいた。

夏「夏休みだって、壱がバイトしたり、将介が免許取りにいったりで、あんまり出掛けれなかったしさ。」
壱「まあ、そういうなよ。」

俺は、県外にいく条件が「生活費くらいは自分で稼ぐ」だったので、
バイトを余儀なくされていた。
まあ奨学金も貰っていたので、そこまで苦しい生活ではなかったが、
週三~四は学校の後にバイトしていた。夏休みは、地元で稼いだ。

俺は学校後に中々会えないのを自分でも感じていたから、
学内では間を見つけて会えるように心掛けていた。
それでも、夏実は寂しいという。それはやはり、三人揃わないからなのか、
それとも、将介がいないからなのか。

別に将介だって俺達をほったらかしてるわけじゃないし、
周りからみたらしょっちゅう一緒にいるようなもんだろうけど、
高校のときと比べたら、確実に減ってはいた。
俺でもそう思うんだから、小さい頃からずっとそばにいた夏実は
もっとだろう。


87 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 06:24:40 ID:IV+ViCii
将介は同じ学部の軽音のやつと仲良くなって、
古いギターを安く譲ってもらい、弾き始めた。
陸上にかけた情熱分がそっちに向ったのか、短い間に
そこそこ弾けるようになっていた。
バンドとかはめんどいと言って一人で趣味程度にやっていたが、
たまに軽音の部室に遊びにいったりもしているようだ。

俺は俺で、バイト先のダイニングバー(といっても半分、洋風居酒屋だが)での、
カクテル作りが面白くて、ちょっとハマっていた。道具を自分でも揃えたりしてみた。

そういう新しい事を始めて皆が変わっていく様をみて、
夏実は寂しいと言ったのかもしれない。

壱「じゃあさ、週末軽くどっか出掛ける?」
夏「お、いいねぇwたまにはご飯でも食べに行きますか。」

俺は勤めて明るく言うと、夏実はノってきた。

壱「そうしようぜ!将介にも言っとくから。夏は何が食べたい?」
夏「なんでもいーw」

すぐにご機嫌になったようで、俺は安心した。


88 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 06:34:22 ID:IV+ViCii
将「悪い、先約があるんだ。」

電話で将介に週末三人で出掛けようと伝えると、
将介はそう言ってあやまった。

壱「先約?」
将「ああ、Kに誘われて、合コンw」

Kとは将介と同じ学部の、ギターをくれたやつだ。
(ちなみに軽音のK、です)

壱「合コン? お前、合コンとか結構行ってんの?」
将「いや、たまーーーにだぜ。」

俺は合コンなんて行ったことがなかった。

将「今回は人数合わせで参加するから、抜けれないんだ。悪いけど、二人で出掛けてくれ。」
壱「わかった、先約なら仕方ないなぁ。」

俺は電話を切りながら、夏実の残念そうな顔を想像していた。


89 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 06:45:13 ID:IV+ViCii
夏「え、将介来ないんだ。なんで?」
壱「ああ、同じ学部のヤツと飲み会が決まってたんだって。」

俺は何故か、『合コン』と言えなかった。

夏「ふーん、ま、いいか。」

夏実は意外なほどあっさりしていた。

夏「じゃあ日曜は壱とデートだねw」

夏実は冗談っぽく言ったが、俺はちょっと意識してしまった。
考えてみれば、買い物でもカラオケでも出掛けるときは常に三人だった。
もちろん、学食やちょっとしたことで二人になることはあったが、
一日中二人でいるのは初めてのことだった。

夏「楽しみにしてるよw」
壱「ん?ああ、楽しみだな。」
夏「なんか楽しくなさそーw」
壱「そんなことないよ。」

ちくしょう、夏実がデートなんて言うから、緊張してきたじゃねーか。
夏実は全然気にしてない風だったけど。


90 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 07:04:19 ID:IV+ViCii
待ち遠しかった日曜日。
俺達は十二時に駅で待ち合わせをしていた。

時間よりちょっと早めに着くと、
既に夏実は待っていた。

夏「おまたせーw」
壱「逆だろw 待たせてゴメン。」
夏「待ってないしw ちょうどきたとこ。」

大学に入ってから私服も見慣れてるはずだが、
なんかドキドキした。とりあえずミニスカに黒タイツは反則です☆

壱「じゃ、まあ昼飯からいく?」
夏「さんせーw」

俺達は駅前の街を歩く。
この街は、俺達の地元より全然都会だ。
適当なカフェを見つけて入り、カフェ飯にした。
適当なとか言いながら、俺は前に来たことあったんだけどねw

その後は買い物、ゲーセン、カラオケと、ごくごく一般的な遊び場を回った。
長年に渡る友人関係が功を奏し、二人きりでも普通に喋れた。

夕飯は、夏実のリクエストでお好み焼きになった。なんか、食べたかったらしい。

夏「今日は楽しかったねーw」

焼けたお好み焼きを頬張りながら、夏実は言う。

壱「そうだな、久々に楽しかったw」
夏「将介にも言ってやろうね、すごい楽しかったってw」
壱「そだねwそりゃ言ってやらなきゃw」

満足そうな夏実の表情を見て、俺も安心した。

夏「またさぁ…」
壱「ん?」
夏「二人で来ようねw」
壱「おうw」

夏実に他意はないだろうけど、俺は幸せだった。


91 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 07:11:10 ID:IV+ViCii
今日は随分と投下しましたw
さすがに眠いのでそろそろ寝ます。

今日は講義少ないしバイトもないので、昼間にも来れそうかと思います。
もうほとんど現在まで追いついているようなもんですが、
あとちょっと投下します。

質問等ありましたら、出来る範囲で答えますのでよろしくどうぞw

それでは、おやすみなさいzzz


92 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 07:13:22 ID:CSjjAWDG
お疲れー


93 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 07:46:21 ID:T9Bvkirr
乙カレー
話が進むのは嬉しいが、あんまり無茶すんなよー


94 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 07:58:37 ID:Nt3GCAPv
良い関係だよねぇ。
今が二年だと、進路次第で来年以降は就活→就職で
受験→入学→新生活以上の変化もやって来るんだよね。

変わるのは避けられなくても、壊さずにいられたら良いね。


95 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 09:45:27 ID:iTgEqa81
お疲れ壱太はマジメだな
正直なところ夏実が将介を好きだという事が確定したらどうする?
まだ書き込みをするという事なのでネタバレしそうだったら後で書き込んでくれwww


96 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 14:49:01 ID:EblS/Gu9
今のところマイナスなコメントがめだつが…
意外と夏→壱がないこともないんじゃないかって気がする

幼馴染は鉄板でもあるが逆に近すぎて恋愛感情もてないってことも多々ある
傍から見たら確かに仲良すぎだし、カプールに見えるらしいけどな
というわけで幼馴染だからといってそれがプラスとは限らないってことだw
ソースは俺www

応援してるからマイペースでやってくれw


97 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 16:33:09 ID:YB4IEZjH
壱太が夏実のこと好きという事を二人ともなんとなくでも気付いてたりする?



98 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 18:50:18 ID:NtD9XqD9
>>96に禿げ上がるほど同意
幼馴染≒姉妹みたいのはよくある事だと思う
なっちゃんも「デート」とか言ってるし、ガンバレ



99 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 19:02:45 ID:7Y+yiEF4
こんばんは。
昼間に来るとかいいながら、夜になってしまいましたorz
髪切りにいったら時間がかかったよ。


100 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 19:07:16 ID:NtD9XqD9
おかえり~


101 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 19:09:25 ID:7miBZhhr
幼なじみトライアングル…何か凄いね!
自分はあまりアドバイス出来ないけど…応援してます(`・ω・´)

ふぁいおー!


102 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 19:18:40 ID:7Y+yiEF4
>>92
>>93
ありがとうございます。
今日は午前中何もなかったので、昼間で寝てたから大丈夫ですw


>>94
そうですね、三年になったら、それぞれ忙しくなると思います。
成人式の時に、もう就職してる地元のツレとかに会うって、
急に就活のことが現実味を帯びてきました。


>>95
確定したら? うーん…
そうなってみないとなんとも言えませんが、
それはそれで、三人の友人関係は続けられたら、と思います。


>>96
それは…そうだったらめちゃくちゃ嬉しいんですけどww
でもなんか、夏実からは親友以上に見られてるような気がしないですがorz

将介は、恋愛感情はあり得ない的なことは、高校の頃言ってましたが。
そうは言っても、幼馴染ってお互いに対してだけ妙にツンデレな部分がある気がするし、
ホントのところはわかりませんね。


>>97
うーん、それは多分ないと思いますが…
気付いてたら、将介なら言いそうな気がするし。
まあ俺は鈍いらしいので、わかりませんけどw


>>98
冗談だからデートと言える気もしますw
あれからも何度か二人で出掛けることはありましたが、
はっきり言って、投下したこと以上の進展はありませんorz
なんか俺の中で、友達として仲良すぎて逆に進めない、みたいな感じになってます。
現状に満足、というか、現状を失いたくない、みたいな。
将介のこともありますが。






103 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 19:23:04 ID:7Y+yiEF4
>>100
ただいま~ノ


>>101
トライアングルって思ってるのは俺だけかもしれませんけどね。
応援ありがとうございます。
ふぁいおー! いきます!


104 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 19:38:43 ID:7Y+yiEF4
大学も二年になったが、変わらない日々が続いた。
もちろん、俺達の関係も変わらない。
三人で遊ぶこともあれば、二人で出掛けることもある。
それでも、特に変化はなかった。
ただ、俺の気持ちは日増しに強くなっていったと思う。

大学二度目の夏休みが来たが、俺はバイトを休めず、
お盆の数日間しか里帰りできなかった。
将介と夏実は長期で里帰りしている。
俺はたまにこっちの友達と遊んだりしていたが、
なんとなく寂しい日々を過ごしていた。

そんなある日、部屋でゴロゴロしていると、
突然チャイムが鳴った。ドアを開けると、将介がいた。

将「よう、久しぶり!」
壱「お前、帰ってくるの再来週って言ってなかったけ?」
将「なんかお前がいないとつまんなくてな。暇だし、早めに帰ってきた。」

言いながら将介は、部屋に無遠慮に部屋に上がる。

将「壱、真っ白じゃねぇか。真夏なのにw」
壱「ああ、バイト夜だしなぁ。昼間は外出ることないから。」
将「やっぱ寂しい夏休み送ってたんだなw」
壱「るせーw」

俺は将介に麦茶のコップを渡す。夏は麦茶が一番です!安いしね!

将「本当は夏も帰って来たがってたんだけどさあ。」

夏実の事を言われて、ドキッとした。
メールとかはしてたが、暫くあってないから、余計だ。

将「あいつ、まだ免許とれねぇんだよw 運動神経ないからなぁw」
壱「ああ、そうなんだ。時間かかりそうって?」
将「まあでも、来週末にはなんとか帰りたいって言ってたぜ。」

帰りたいっていうのが、何故か会いたいに感じられて、
俺は妙に嬉しかった。


105 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 19:48:57 ID:7Y+yiEF4
それからは将介と毎日のようにゲームしたり出かけたりしていて、
退屈を感じることはなかった。

ただ、夏実は「来週末」にはやはり帰ってこれず、
ほぼ予定どおりの期間を実家で過ごして、帰ってきた。

夏「やっほー久しぶり!」

俺達は久々に三人で揃った。

壱「夏、少し焼けたんじゃね?」
夏「あー車ってさ、結構焼けるんだよね。いやになるよ」

夏実は顔をしかめながら、自分の腕を睨みつけた。

将「お前が何度も落ちるからだろw」
夏「うるさいなぁ。もう二度とあんなとこ行かないよ」
壱「普通、二度行かないだろw」
将「わかんねえよ? 夏ならドジって取り消しとかありそうだしw」
夏「無いよ! ホントうるさいなぁバカ将介っ」

久しぶりに会っても変わらない光景に、俺はなんか、ホっとした。


106 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 20:03:05 ID:7Y+yiEF4
後期の講義が始り、また大学とバイトの日々になった。

そんなある日、俺は将介とKと三人で、学内のカフェで
四限目までの時間を潰していた。
Kとは将介と共に何度か遊んでいた。
いいやつだが、多少軽いのがたまにキズだ。

K「あー、いい女歩いてねーかなー。」

そのときも、そんな話ばかりしていた。

K「壱太はいいよなぁ、女の多い学部で。俺らんとこは少ねーもん」
将「まあ確かに野郎が多いわなw」
壱「別に女が多くたって、何もないから一緒だよw」
K「えー、でもこないだ、文学部のコと楽しそうに喋ってたじゃん。」

ホントに目敏いな、コイツ。

将「お、マジ?」
壱「ただの同じ学科のコだよ。何もないって。」

俺は夏実や将介のおかげで、女子ともある程度は普通に喋れるようになっていたから、
学内で普通に話すくらいの友達はいた。
もちろん、学外まで一緒に遊びにいくような仲のコはいない。

K「それでも、出会いの確率は全然高いだろ。いいよなぁ。」
壱「そんなことないってw」


107 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 20:14:12 ID:7Y+yiEF4
K「そういえばさ、お前らとよく一緒にいる夏実ちゃん?あれ可愛いよな。」

Kが急に夏実のことを言い出して、俺はびっくりした。

K「お前ら地元の同級生ってだけで、付き合ってるんじゃないんだろ?」
将「ああ。」
壱「うん。」
K「じゃあ、俺いってもいいかな?w」

ああ、悪い予感が的中した。
そんなことを言い出しそうな雰囲気だったんだ。

将「いーよ別にw」

将介は全然余裕だった。

K「壱太は?」
壱「まあ、…本人の決める事だから」

駄目だと言えない自分の馬鹿!情けなかった。

将「でもまあ、お前じゃあ無理だと思うぜw」
K「え、なんでよ?」
将「お前みたいな軽薄なのは、タイプじゃねーから、アイツ。」

俺は思わず、将介の方を見た。
そういえば、夏実の好きなタイプなんて聞いた事もなかった。
ジョジョではナランチャが好き、くらいしか知らない。
ちなみに俺はブチャラティ、将介はミスタが好きだ。
俺らは皆、五部が好き☆ そんなことはどうでもいいが。

K「そんなん、いってみないとわかんねーだろ?
将「ま、そりゃそうだ。チャレンジしてみなw」

あくまで普段どおりの将介からは、本心は分からなかった。


108 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 20:28:27 ID:7Y+yiEF4
その後、夏実からKのことは聞いたこともないし、
Kも何も言わなかったから、あれは、その場だけのKの冗談だったのかもしれない。

何事もなく時は過ぎ、
クリスマスはベタにケンタッキーのチキンを将介んちで三人で食べ、
正月には里帰りした。今年は、成人式だ。

久しぶりに会う地元の同級生たちは、ぐんと大人っぽくなったやつ、
全然変わってないやつ、妙に生活感の出たやつと、いろいろだった。

俺は着慣れないスーツに着られている感じで落ち着かず、会場で将介を探していた。

「わー夏実可愛いーw」

そんな声が聞こえたので振り返ると、振袖を着た夏実が、女友達たちと一緒にいた。

夏「ありがとw 友もすごいキレイだよw」
友1「でも夏実、なんか垢抜けたよねー」
友2「あたしも県外いくんだったーw」

夏実の艶姿は、確かに可愛くて、よく似合っていた。
俺は遠目から見ているだけで、なんとなく近づけなかった。

将「よ、壱! …どうした?」
壱「あ、何でもないよ。寒いから中入ろうぜ。」

俺はやっと来た将介を伴って、会場へと入っていった。


109 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 20:32:21 ID:7Y+yiEF4
過去話は以上です。

長らくのお付き合い、ありがとうございました。
これで、大体の状況はわかっていただけると思います。

スレ立てにまで思い立ったのは、成人式からです。
普段観ない姿に、余計やられたというか、なんというか///


110 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 20:34:14 ID:zY2+VWGg
やられたわけですねww


111 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 20:38:28 ID:7Y+yiEF4
>>110
……ですww



112 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 20:43:36 ID:7Y+yiEF4
将介が、パスタ作りすぎたっていうんで、ちょっと食ってきますノ


113 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 20:51:43 ID:YB4IEZjH
とりあえず好きなタイプを聞いてみそ


114 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 20:54:27 ID:NtD9XqD9
壱が動いたら二人はどうなるかが不安ってところかな?

ぶっちゃけちゃうとこればっかりは壱が動いた結果次第としか言えない
壱が動いて二人の仲が親密になるかもだし、将が素直に応援してくれるかもしれない
経験から言えば男の友情は好きな人かぶっても失われないよ
問題は夏が将を好きだった場合なんだが、そこらへんの空気はどうなんだ?


115 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 21:57:33 ID:BhDja0Em
今頃パスタ地獄であろうw


ペペロンチーノかな?


116 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/23 22:56:56 ID:af8loakX
初めは壱太フィルターもあって夏実と将介が想い合ってるように感じた
が、大学編読んでると、壱太も結構チャンスありそうな気はするぜ(`・ω・´)
三人の関係が壊れるのが怖いって言ってるけどさ
壱太が告白して、上手くいってもそうでなくても大丈夫そうな気がするよ
三人ともそれぞれに信頼し合ってるみたいだしね

むしろ、第三者の介入のほうが面倒じゃない?
Kも夏実のこと可愛いって言ってたんだし、他にも狙ってる奴いるかもしれん
今は壱太や将介との絡みがあって他の連中も手を出しにくいだろうけど、今後はどうだ?
そのへんの危機感が薄いような気がするなー


117 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/23 23:55:36 ID:7Y+yiEF4
ただいまノ

食べ過ぎました…いまだに腹いっぱいw


118 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 00:04:03 ID:NXpjW37T
(・ω・)っ【大正漢方胃腸薬】



119 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 00:04:31 ID:EkxdvgmH
つ【ビリーズブートキャンプ】


120 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 00:20:08 ID:9Je2ZTj5
>>113
ああ、そうですね。
それは聞いてみよう。
明日休みだから会おうかな。さっきも居たけどw


>>114
たしかに俺が動かないと、何にも変わらないままだと思います。
いや変わらないどころか、ジリ貧かな。
夏実が将介を好きかどうか…正直、全然わからないですorz
表面上は、接し方は俺と変わんないんだけどなぁ。


>>115
インスタントのミートソースです。
ヤツの料理スキルの無さは、やばいです。
一袋500gの乾麺を、全部で一食分と勘違いして、大量のパスタが生まれました(><)


>>116
チャンスありそうですかね?
俺自身も、可能性がゼロではないと思う……思いたいですw

第三者…。確かに今までは、将介との仲ばかり考えていましたが、
他にも夏実を好きになるやつや、逆に夏実が誰かを好きになることもあり得ますもんね。
夏実の学部の男は、全然知らんし。


121 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 00:22:31 ID:9Je2ZTj5
>>118
ありがとう、いただきます^^


>>119
Oh! どんどん筋肉がついてきたぞ~w




122 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 00:25:57 ID:9Je2ZTj5
夏実に、明日遊べるかメールしてみますノ


123 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 00:26:50 ID:EkxdvgmH
VICTORYYYYYY!
この調子で次は恋愛で勝利を目指すんだ(`・ω・´)

メールの返信が待ち遠しいなw


124 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 00:40:48 ID:9Je2ZTj5
夏『大丈夫だけど、急だねw さっき言えばよかったのに』
壱『今、思いついたからw 今年まだ遊んでないし。』
夏『じゃあ、適当にブラブラするべw 将介は?』

wは、絵文字です。
将介、どうしようかw


125 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 00:46:48 ID:EkxdvgmH
そのへんは壱太のやりたいようにやるといいさw

二人で遊ぶなら、デートって単語をぜひ使ってみてくれ(`・ω・´)


126 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 00:50:20 ID:9Je2ZTj5
結局誘わないのも不自然なので、
将介もメールで誘ってみた。返信待ち。



127 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 01:07:52 ID:9Je2ZTj5
将介は用事があって来れないらしいです。

……なんか、空気読んでるんじゃないかと邪推してみるw ないけどw


128 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 01:09:24 ID:EkxdvgmH
あると思います(`・ω・´)

つーわけでデートですね(・∀・)ニヤニヤ


129 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 01:13:32 ID:9Je2ZTj5
>>128
なんかアマバンのライブ観に行くらしいっす。
多分Kの知り合い関連、かな。

将介が来れない旨は、夏実にメールしました。
「デートだね」…とは言えなかったorz



130 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 01:18:40 ID:EkxdvgmH
(´・ω・`)

じゃあ、ぜひ待ち合わせのときに使ってくれw


131 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 01:21:16 ID:9Je2ZTj5
>>130
自然にデートと言える技がないっす(-_-;)


132 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 01:23:37 ID:EkxdvgmH
ちょっと早めに行く
夏「ごめん、待った?」
壱「全然wそれに、待つ時間もデートのうちって言うしw」

これで万事おk(`・ω・´)


133 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 01:25:39 ID:9Je2ZTj5
>>132
すげえ!
本当に感心しますたw


134 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 01:37:33 ID:EkxdvgmH
まぁ、実践したことない童貞だけどね(´・ω・`)


135 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 01:40:51 ID:9Je2ZTj5
仲魔発見w
魔法使いにはなりたくないようorz


136 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 01:46:13 ID:9Je2ZTj5
では、明日に備えてそろそろ睡眠します。

>>134さん、お付き合いありがとうございましたw
次回レスでまた会えると嬉しいです^^

おやすみなさいzzz


137 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 01:47:27 ID:EkxdvgmH
いない歴=ryの奴見ると応援したくなるんだぜw
俺はいっそ妖精でも目指すわwww

おやすみーノシ


138 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 03:37:27 ID:zwwkvOqe
俺はこれくらいしてほしいな
壱「そういえば夏と仲良くなってからどれくらいか覚えてる?」
夏「高2からじゃない」
壱「長い付き合いだよね」
夏「だね」
壱「いやあ夏もキレイになったよな」
夏「でしょって褒めても何もあげないよ」
壱「いやぁそんな夏とデート出来るなんて光栄だよ」
あとは言わずもがな


139 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 10:55:05 ID:/zu6Hn/F
将介にガチで相談するのがいいと思う


140 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 11:55:06 ID:VgCx21zm
こちら08小隊!

予定より30分以上早く目的地についちまったぜ
ハリキリすぎ☆俺。

もちろんターゲットはまだ現れていないぜ!


141 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 14:10:54 ID:ZZ+N45Dk
どうなってる事やらw


142 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 14:47:49 ID:VgCx21zm
メーデーメーデー!

現在ボーリング場でレーン待ちです。

ファーストミッションは成功しました!
繰り返す!ファーストミッションは成功しました!

しかしながら効果のほどは微妙です(-.-;)


143 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 16:48:01 ID:ZZ+N45Dk
さて

もうボーリング終わったかな?

スコアは?


144 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 16:59:58 ID:UwpXcCIH
スコアは良かったんだよ、
スコアは良かったんだけど…

Kの暗躍が発覚したorz


145 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 17:10:15 ID:PqPyS4OG
kwsk


146 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 17:11:11 ID:thJUy2zC
ほほぅ。暗躍とな?
…アタックしてたとかなら、別に暗躍とは言わんし、何だろう?

はっ! もしや、>>127じゃないけど、今回の二人きりは
空気と可能性読んで、事前に将介誘ってたKの暗躍によるものだったと!?w

…無いか。


147 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 18:26:15 ID:EkxdvgmH
陰で誘ったりしてたのかな

これを機に色々と動きがありそうだね


148 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 19:42:44 ID:QZSIJ9Gg
普通にKが夏にアタックしてたと予想


149 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 20:34:53 ID:KWmTWhjW
アタックどころか夏もその気になってきたと予想


150 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 21:29:15 ID:eocECtfR
ちょっとした冒険だな
アタック!


151 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 22:05:49 ID:UcOYRt/B
これは告白した方が良いのでは…?


遅いか?


152 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 22:52:04 ID:665t2xRg
ただいまノシ

ちょっと風呂ってきます。


153 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 22:56:18 ID:thJUy2zC
お帰り&いってら。


154 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 23:30:26 ID:ZZ+N45Dk
風呂か…


|ω・)チラッ


155 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 23:39:48 ID:y+7UdI3w
改めまして、PCからただいまです。

人いるかな?


156 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 23:41:43 ID:QZSIJ9Gg



157 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 23:46:27 ID:UcOYRt/B
|ω・)チラッ



|∀・)ノ


158 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 23:47:09 ID:PqPyS4OG
ノシ


159 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 23:50:35 ID:y+7UdI3w
おお、さすが週末、
結構いらっしゃいますね。

とりあえず、本日の報告でも…まとめます。


160 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/24 23:52:21 ID:6aDYRhDq
おつかれ。テンションの低いな


161 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/24 23:57:14 ID:y+7UdI3w
待ち合わせの時間は12時半だったが、
俺は>>132のミッションを遂行するため、
12時前には現場に到着していた。
今日はあまりにも寒かったので、外で待ち合わせるのはやめて、
例のカフェで落ち合うことにした。
早く着きすぎてヒマなので、ココを覗いたりしてたw
>>138はハードル高すぎて無理です(><)


162 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 00:04:30 ID:XThTXOEe
やがて、12時20分頃、夏実が店に入ってきた。
黒のニットキャスケットをかぶり、首にはマフラー。
短めのPコートにショートパンツ、ブーツと、いつになくボーイッシュな出で立ちだった。
ま、黒タイツは装備してるんですけどね☆

夏「よ、待たせたなw」

俺の席まで来ると、軽く片手を上げて、夏実は言った。

壱「いや、それも醍醐味だから」
夏「醍醐味?なんの?」
壱「デートのw」

おお言った。しっかり言ったぞ。

夏「じゃ、もっと遅くきて、醍醐味を味あわせてあげればよかったねw」

こうかはいまいちだ☆


163 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 00:22:06 ID:XThTXOEe
コートを脱いで席につく夏実。

夏「まだ何も頼んでないの?」
壱「ああコーヒーだけ。」

昼飯はここで食べる予定だった。
それにしても…

壱「なんか今日はめずらしくボーイッシュだなw」

コートの下はボーダーのニットで、より男の子っぽい感じだった。
胸もないから余計にボーイッシュだよね、とは口が裂けても言えません。

夏「寒いからねw 壱だって、その帽子にマフラーしてたら遠目に見たら女の子っぽいよ、細っこいしw」
壱「るせーw」

俺がかぶってたのも、ニットではないが、キャスケットだ。
クリスマスの時に三人でクジでプレゼント交換したとき、将介のが当った。
将介いわく「どっちに当ってもいけるデザインだからw」だそうだ。
ちなみに俺の用意したマフラーは、今、夏実が装備している。
夏実が用意したのは、アロマキャンドルだが、将介が使ってるかどうかは怪しいw


164 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 00:28:13 ID:XThTXOEe
メシを食い終わった後も、暫く雑談していた。

夏「なんか、こうやって喋るのも久しぶりな気がするねw」
壱「昨日、将介んちで喋ったじゃんかw」
夏「まあそうなんだけど、あいつ騒がしいしw」

確かに二人で出掛けるのは、久しぶりだった。
というか、成人式以来、妙に意識して気恥ずかしかった部分がある。
今日、誘うメールを出したのも、ほとんどこのスレでの勢いのおかげだ。

壱「ま、たまにはいいだろw」
夏「だねw」

気付けば一時間以上喋ってたので、俺達は店を出ることにした。


165 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 00:33:38 ID:XThTXOEe
夏「さ、寒い…寒い寒い!!」
壱「てか寒すぎるだろこれ。」

外に出ると、寒風すさまじかった。
今日の寒さは異常だったよね。

夏「駄目だ、どっか入ろうどっか!」
壱「そうだな、屋内賛成!どこにする?カラオケ?ボウリングとか?」
夏「カラオケはこの前行ったし、ボウリングにしよう!」
壱「決定!」

こんなに早く行き先が決まったのは初めてじゃないだろうか。

俺達はウインドウショッピングもそこそこに、
ボウリング場へと移動した。


166 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 00:37:13 ID:XThTXOEe
>>154
キャッ 覗かれてた(*ノ▽ノ)


>>160
低くはないですよ、お酒も入ってるし。
少しつかれたけど。


167 :sage:09/01/25 00:44:34 ID:4afFC3+W
>>160
だから>>138の案くらい夏にアピールをすればいいんじゃないか?



168 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 00:55:39 ID:XThTXOEe
ボウリングでは俺のスコアはいつも120前後くらいだが、
今日は妙にボールさばきが冴えわたり、
1ゲーム目154、2ゲーム目159を叩き出した。

夏「すごい、なにそれ調子よすぎw」

ゲームを終えた後、ボウリング場でカップコーヒーを飲みながら、
俺達は駄弁っていた。
夏実はいつもどおり、100ちょいだった。

夏「これなら、将介にも勝てるんじゃないの?」

将介のスコアは大体150~160位だ。今日のスコアなら、運が良ければ勝てる。

壱「いやいや、今日はたまたまだ。次には絶対戻ってるってw」

謙遜ではなく、本当にそう思った。今日は偶然の出来だ。

夏「ちぇ、たまにはアイツの鼻を明かしてやりたいのに」
壱「俺が勝っても夏が勝たなきゃ意味ないんじゃないの?w」
夏「や、この際誰でもいーの。連勝で調子に乗ってるのがムカつくw」

確かに、そんなにボウリングに行ってるわけではないにしろ、
俺達は将介に一度も勝った事がない。

夏「今日みたいな時に限って、いないんだからなぁ。将介、なんの用事だっけ?」
壱「ああ、なんかライブ観に行くって言ってた。」
夏「あー、K君の知り合いのか。」


169 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 01:06:38 ID:XThTXOEe
俺は、夏実がライブを知っていたことよりも、
夏実からKの名前が出た事の方に驚いた。

Kもそろそろ名前付けます。
K=軽山圭一でw 適当。

壱「なんで知ってんの?」
夏「あたしも誘われたもん、ライブ観にいこうって。」
壱「誰に?」
夏「軽山君に。」

俺は、何がなんだかわからなくなって頭の中はパニック状態だったが、
表面上は平静を保つように努めた。

壱「そんなに仲良かったっけ?」
夏「別に仲良いわけじゃないけど。何度か学食で一緒になったじゃん?」
壱「ああ。」
夏「で、メルアド聞かれて、将介の友達だから断るのも悪いし、教えたら二日にいっぺんくらい送ってくるようになっちゃって。」
壱「それいつから?」
夏「11月のおわり。」

全然気付かなかった。夏実も軽山もそんなそぶり少しも見せなかったのに。
俺は動揺した。


170 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 01:14:57 ID:XThTXOEe
夏「でも結構困ってんの。」
壱「なんで?」
夏「軽山君、学食とかであたしが同じ学部の友達とご飯食べてても、平気で話しかけてくるんだもん。メールとかもめんどくさいし。」
壱「そうなんだw」

俺はちょっと、ざまあとか思ってしまったw

夏「あーいうの苦手なタイプなんだよね。だから、ライブも『用事がある』って断っちゃったwそんときは何もなかったのに。」
壱「そんなに嫌なら、俺達に言えば良かったのに。」
夏「え?」

ここで夏実の周りの空気が明らかに変わったのを、俺は忘れない。

夏「【許可】を出したのは壱と将介じゃなかったけ?」

あ、あの…顔はにっこりなのに目が笑ってないんですけど(・・;)


171 :sage:09/01/25 01:23:18 ID:4afFC3+W
壱のアピールが足りなすぎるのはもう間違いがないなw



172 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 01:24:10 ID:XThTXOEe
壱「夏さん、怒ってます?」
夏「いいえ別にっ。ただ、自分で許可出しておいて、どうしてそういうことが言えるのかなぁと。」
壱「い、いや、俺は許可出したわけじゃなく、本人の意思に委ねると…」
夏「それをなんとか止めといてくれるのが親友ってもんでしょ!!」

ああ、ついに怒った。本格的に。

夏「大体、ああいうのがまとわりついたら嫌だってわかんないわけ!?」
壱「い、いや…」
夏「あたしの好き嫌いもわかんないって!?」
壱「決してそういうわけでは…」
夏「おかげで今あたしがどれだけめんどくさい目にあってると思ってんの!!」

あ、そこですか、お怒りの部分。

壱「まことにもって申し訳ありませんm(__;)mこの度のこと、いかに埋め合わせすればいいでしょうか??」
夏「ミスド三つ!!」
壱「心得た!!」

あー、この程度の代償で済んで良かった。っていうか、ミスド三つで済むんですね。
まあ夏実は、これだけ吐き出せてすっきりしたのかもしれない。


173 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 01:35:05 ID:XThTXOEe
俺達は早速ミスドに行き、夏実にポンデリングを与えた。
夏実の部屋にはポンデライオンのソフビがあるくらい、ポンデ好きだ。

俺は今日何杯目かわからないコーヒーを飲みながら、目の前の席で夏実が食べる様を眺めていた。

夏「うまー!ライオン最高!!w」

とりあえず機嫌は直ったようだ。良かった良かった。

夏「で、次どうする?」
壱「うーん、こんなに寒いとあんまり歩くのもいやだしなぁ。」
夏「今日寒すぎだよね。雪降るんじゃない?」
壱「降るかもなぁ。おおやだやだ。ゲーセンかカラオケだな。」
夏「じゃーカラオケがいー!あたしあんまりゲーセン得意じゃないから。」
壱「ま、そうだなw」
夏「壱がどうしてもっていうなら、プリクラだけ撮りに行ってあげてもいーけどw」
壱「それw 移動寒いだけっすよw」
夏「はん、可愛くないやつww」

次の目的地はカラオケに決定した。


174 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 01:36:33 ID:XThTXOEe
>>171
アピール不足ですか…うーむ。


175 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 01:40:17 ID:4afFC3+W
>>174
壱が夏実のことを好きなのは少しでも伝わってんのか?


176 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 01:40:51 ID:UsFjyher
つーか普通に壱<>夏ルートありじゃね?
夏も考えてる事一緒だったりしてな
今のいい関係が悪いほうに変わるのが
怖いからそのまんまみたいな


177 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 01:48:10 ID:XThTXOEe
カラオケでは交代で歌いあっていたので、特にこれといった会話もなく。
たっぷし二時間歌って、部屋を出た。

夏「二人だとどんどん歌えるからいーよねーw」
壱「まあそうだけど…俺はちょっと疲れたよ」
夏「あらま、いい若いもんがたかだか二時間のカラオケでなに言ってんだかw」

その頃にはすっかり日も暮れて、街に夜がやってきていた。

壱「あー、さすがに暗くなるの早いな。メシどうする?」
夏「もち、食べる!」
壱「ですよねw なんか食いたいもんある?」
夏「あら、ヤケに素直じゃんwあたしが決めていーの?」
壱「今日は夏様には逆らいませんw」
夏「じゃー、居酒屋がいーな。」

夏実が居酒屋なんて言い出すのは珍しかった。
というか、二人で飲みにいくなんて初めてじゃなかろうか。

壱「いいけど…珍しいなw」
夏「今夜は呑みたい気分なのw なんてww」
壱「はいはいw コドモのクセにw」
夏「チビで悪かったなぁ!!」

俺達は若い客や学生の多い大衆居酒屋にいくことにした。ぶっちゃけチェーン店ですw


178 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 01:54:22 ID:MBK+YnZ+
今夜は帰りたくない抱いて壱太まで読んだ


179 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:03:22 ID:XThTXOEe
二人用の小さなBOX席に着くと、店員が御簾を下ろしてくれた。
周りは騒がしいが、なんだか外界と遮断されたみたいで、落ち着く。

壱「とりあえず生!」
夏「スプモーニw」

ドリンクの注文を聞くと、店員はそそくさと去っていった。

壱「スプモーニ気にいったん?」
夏「うんw」

それは去年、夏実と将介が俺のバイトしている店に来てくれたときに
勧めたカクテルだった。

夏「これこれ、こういうのがあたしの好みだってのよwお酒はわかるのに、人はわかんないかなぁ…」

スプモーニを飲みながら、夏実はちょっと愚痴るように言った。
あれ、ぶり返すんですねその話(^^;
だがこれは逆にミッション2をこなすチャンス!

壱「今まで好みの話なんてしたことねーしw 夏はどんなのが好みのタイプさ?」

おおスマートだ。ミッション2成功!
と、思われたが…

夏「wなんか今日、壱、変だよ?w」
壱「そ、そうかな?」
夏「んー、昨日からかな。急に遊びに行こうなんて言い出すし。いつもなら、何日か前に決めるのに。前の日に言い出すなんて、まるで将介みたいw」
壱「たまにはそんなときもあるさ。」
夏「今日待ち合わせたときもなんかおかしなこと言ってたしw 好みのタイプとか似合わないセリフww」
壱「た、たまにはそんなときもある、さ。」

俺は見透かされてるんだろうか??


180 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:07:59 ID:XThTXOEe
>>175
全然そんな気がしなかったんですが、ひょっとしたらちょっとは伝わってんのかなー、と今日思いました。


>>176
それなら凄い喜ばしいww
けど、うーん、その実感はないですorz


>>178
そんなことは全然なかったんだぜ!orz


181 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:16:42 ID:XThTXOEe
壱「ま、まあそれはそれとして、好みのタイプってどんなよ?」

俺は珍しく食い下がった。

夏「好み、ねぇ…うーん、なんか考えたことなかったけど…」
壱「(ゴクリ)」
夏「一言で言えば、楽な人かな。」
壱「楽?」
夏「そう、ラクな人。一緒にいて、自分を着飾ったり偽ったりしなくていい人。」
壱「自然体でいられる相手ってこと?」
夏「そうそうそれそれww いい言葉出したじゃんw」

俺は瞬間的に将介のことが思い浮かんだ。
っていうか、他にいねーだろ。
子供の頃から常に一緒にいて、気兼ねするなんてことは今更あり得ないはずだ。

同時に、俺は自分が「自然体になれる相手」の位置にどれだけ近づいているかも考えた。
そりゃあまあ、他の友達よりは近しい自負はある。
でもきっと、将介と比べれば雲泥の差だ。
それは、二人が歩んできた歴史との差でもあるし、
何より、俺自身が自然体でいられないからだ。夏実を好きな自分を、俺は曝け出せていない。


182 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 02:17:04 ID:NM59cDAu
なんかいいカンジだな
壱太は夏実をもっともちあげろ、かわいいとかキレイとかwww


183 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 02:25:05 ID:4afFC3+W
>>180
楽な人というのは壱太にも思いっきり当てはまりそうだなw



184 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:26:21 ID:XThTXOEe
そんなことを話してるうちにテーブルには料理が運ばれ、
夏実は目の前の料理に集中しだした。
合わせて俺も食べたが、正直味なんて覚えちゃいない。
食事しながらしたはずの会話も、殆どうろ覚えだった。

夏「くはーw食った食ったww」

夏実が最後のデザートを食べきってそんなことを言ったとき、
俺はようやく食事が終わったことに気がついた。

夏「どしたの? やっぱアイス頼めば良かった?」
壱「あ、いや、大丈夫だよw」

俺は努めて明るく言うと、勢い立ち上がった。

壱「さ、そろそろ帰ろうか。」
夏「wwそんなに慌てなくてもww」
壱「いやいや急がないと終電なくなるぜ?」
夏「え?マジ??」

ホントはまだまだ余裕があった。
だが、俺はそのままその店に居続けることが居心地悪くてたまらなかったのだ。

壱「行こう。」
夏「うん」

夏実も素直に立ち上がった。


185 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 02:31:56 ID:4afFC3+W
>>184の流れは
>>178に繋がる√では・・・


186 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:37:16 ID:XThTXOEe
俺は、夏実をマンションまで送っていった。
帰りの道中は、なんてことはない雑談をしていた。
学校のこと、今日のボウリングのこと、将介のこと。
考えてみれば、俺達の会話に「将介」が出てこないことなんて、無かった。


夏「ありがとう、送ってもらって悪いねww」
壱「いやいや、当然のことですw」

夏実のマンションの下。周りはもう、静かなもんだ。

壱「風邪ひくから、もう入りなよ。」
夏「うん、壱も早く帰りなよww寄り道すんじゃねーぞw」
壱「しねーよw」

俺は駅からここまで乗ってきたチャリに、再び跨った。

夏「今日は楽しかったよ。なんか変な壱が見られてw」
壱「るせーw」
夏「じゃ、またねw」
壱「ああ、また月曜に!」

手を振って夏実は、マンションへと入って行く。
その姿が奥へ消えるのを確認して、俺はチャリを漕ぎ出した。


187 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:39:35 ID:XThTXOEe
以上、本日の報告でした。
毎度毎度長くてすみません(^-^;


188 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 02:44:22 ID:NM59cDAu
壱太は将介に勝てないと思う心に革命を起こせ


189 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 02:44:26 ID:eJUqqM2m
おつー


190 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:47:02 ID:XThTXOEe
軽山の暗躍は、暗躍ってほどでもなかったですねw
大袈裟に言ってすみませんw


>>182
持ち上げるねぇ…また変だと言われそう(^-^;


>>183
うーん、どうなんですかねぇ。
俺は思いっきり将介のことが思い浮かびましたけど。
多分、夏実のいう「楽」って、お互いに自然体な状態だと思うんですよ。
少なくとも俺は自然体ではいられないからなぁ(^^;


>>185
だけどそんなことは全然起こらなかったんだぜ!orz




191 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 02:50:48 ID:XThTXOEe
>>188
心にレボリューション!
どうやったら起こせるんだろう??
今が当たり前になり過ぎてて、見当がつかない…


>>189
読んでくださってる皆さんも、おつーですw


192 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 02:51:27 ID:dRld/5Rw
デートで疲れているだろうに細かい報告ご苦労様。
今は複雑な気持ちだと思うけど好きな人が近くに
いるって事は恵まれているし無責任な意見かもしれないけど付き合うチャンスも十分あると思うよ。


193 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 03:04:50 ID:XThTXOEe
>>192
自分が恵まれている、とは思います。
世の中には片思いの相手に話しかけることすらままならない方もたくさんいるのに。
それにくらべたら俺は幸せ者です。


194 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 03:06:36 ID:NM59cDAu
もういっその事、告白しちゃえよ。



195 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 03:06:49 ID:jzJQQ1IP
>>190

報告おつー。
夏実が鋭いのか、今まで壱がそういう話を避けてきたのか(アピール不足含め)っていう印象受けたな。

>壱「今まで好みの話なんてしたことねーしw 夏はどんなのが好みのタイプさ?」

>夏「wなんか今日、壱、変だよ?w」

このくだりは>>176が云うようにぼかそうとしてるって捉えることもできるし…

夏実はかわすのがうまいタイプなのかな?
仮にそういうタイプだとして、さっきのくだりがぼかそうとしているのなら結構厳しいよな。
外堀を埋めるようなアプローチをしても実は埋まっていなかった、みたいなことになるかも。

と無駄にネガティブ思考してみた。

デート全体では割といい感じだと思われます。


196 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 03:16:50 ID:XThTXOEe
>>194
ブレイブが足りない俺はチキンorz


>>195
正直、避けてきた部分はあります。
なんかこう、決定的な一撃を聞いてしまうんじゃないかと…。
まあなんとか決定的とまではいきませんでしたが(^-^;
こんだけつっこんで聞けたのも、このスレのおかげです。

かわすのがうまい…って思ったことはないですねぇ。
割とストレートにポンポンっと言うタイプですから。多少天然だしw
まあ女心は正確にはわかりませんが。
でも上記のくだりのところは、「こいつ今日何か変だな」って直に思って言ったような言葉と受け取りましたが。


197 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 03:26:41 ID:UsFjyher
壱はネガティブすぎるかもなぁ
将に対して一方的に気後れしてるみたい
悪いほうへ取ったらなんでもそう取れてしまうもんだよ

仮に夏>壱フラグがあったとしたら
今回のデート最後はNGだぞ、意中の相手に対して
早く帰りたいをアピールするなんざ一番やってはダメ
向こうからしてみればせっかく二人っきりなのに
帰りをせかされたらどう取ると思う?
壱からデート誘ったんだからまさかそう思われないと思ってるなら甘いな
ネガティブになんかいくらでも考えれるって一番身にしみてるだろ



198 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 03:31:01 ID:4afFC3+W
4年以上も友達及び親友及び戦友及び微乳でもある夏美だからこそ
いつもと違う行動こそが煮え切らない関係に風穴を開ける鍵かと思われるw
まあどんどんデートに誘っちゃいなよw


199 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 03:37:48 ID:UsFjyher
報告見る限り将介はさわやか系イケメン
壱太は女顔のかわいい系なんだろ?
男の立場から考えたらかわいいなんて言われても
ち~っとも嬉しく無い、カッコイイ系って
思われたいしカッコイイってのに憧れる、その気持ちはわかる
しかし女性視点だとカワイイ系ってのは
カッコイイ系と同じくらい需要あるんだぞ
夏実がどっちが好みかはわからんけど
この分だと過去に意中の相手の事なんて聞いたことも無さそうだから
判断もしにくいしなぁ


200 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 03:39:15 ID:jzJQQ1IP
>>196

そっか。的外れなこと言ってしまったかな。
また報告よろしくー。


201 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 03:42:02 ID:XThTXOEe
>>197
気後れというか、今現在の俺があるのって、将介によるところがでかいですから。
どっかで、あいつを押しのけてまでいけない自分がいるのかもしれません。

NGですか、すみませんorz
あまりにも寒すぎて、外に立たせてるのが可哀想に思えたっす。
まだまだ地力が足りないなぁ。


>>198
いつもと違うっていうのは、今日は感じ取ってたみたいです。
どういう意味で違うのかはわかりませんが(^-^; 「変」ってだけか??
まあでも、その繰り返ししかないですよね。
微乳w



202 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 03:50:43 ID:XThTXOEe
>>199
最近は可愛いとか女顔とかからかわれてもあんまり腹立たなくなりました。
夏実と将介の二人に限ってですがw
いやまあ、この際かっこいい系でなくても、かわいい系でも、なんでもいいんですけどね。恋がうまくいけばw

ジョジョのナランチャが好きなのは「可愛いから」だと言ってましたが、
マンガのキャラでは当てにならんしなぁ…「チョッパーが好きw」と同レベルだし。


>>200
いやいやとんでもないっす。
俺の方が外れてるかもだし。
これからもアドバイスお願いします!


203 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 03:56:31 ID:UsFjyher
>197
ちょwwwNGの場所ちょっと違うwww
店で帰りせかしたようなのでって事。
夏実が天然ってより壱太が天然なんじゃないかと思うwww

正直遠まわしなアピールに気づいてもらおうなんて
手遅れなとこまで来てるんじゃないかなぁ
普通意中の相手と特別仲良くなるとか一緒に居る時間増やすとか
狙うんだろうけどすでに十分仲がいいんだもん、
二人きりで会う時間作るってのがすでに特別な事じゃなくなってるでしょ
ハッキリ告白しなきゃ向こうには壱太の気持ちはわからんだろうね。



204 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:00:42 ID:4afFC3+W
>>203親友なのに恋愛話はまるでしてなさそうだしなw


205 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:03:16 ID:XThTXOEe
>>203
あ、そっちでしたか(^-^;
あのときはもうなんかいっぱいいっぱいで…他のこと考える余裕もゼロでしたorz
俺、天然かなぁ…そんなことはないよ、きっと。うん。

アピール手遅れっすかwwやばい(-_-;)
確かに現状で「友人」としてこれ以上仲良くなるって、何があるんだろうって気はしますが…。
そこをなんとかちょっとずつ恋愛シフトに変えていく…って駄目?無理ですかね(^^;?



206 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:07:44 ID:XThTXOEe
>>204
あ、それは確かに…
今回初めて、それっぽい話だったんですよ、「好みのタイプ」レベルで!(^-^;
全然恋愛話してこなかった…ある意味三人の仲のタブー?みたいな。

将介にしたって、ヤツが告白されたときに昔の彼女の話聞いただけだしなぁ。



207 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:08:40 ID:3JbUd0dK
>>205
恋愛方向にシフトしていくにしても、最初は強い一押しが
必要なんだよね。
ある程度進むと後は慣性の法則で大した力いらないんだけどw


208 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:10:18 ID:XThTXOEe
>>207
強い一押しってどんなのですか??



209 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:10:23 ID:UsFjyher
>197 間違い>201ダターヨorz

まぁ手順としては将介に相談が最初にする事かもな
親友でもあり夏実を紹介してくれたのもそうだし
何も言わず話進めたら友人としては不義理なんじゃないかな
将介の真意も気になるだろうしね
上でも誰かレスしてたけど幼馴染ってのは
人によっては恋愛対象にならないケースもある
女性として意識するより前に家族に近く感じちゃうとね
壱太は将介<>夏実ルートを考えちゃうんだろうけど
こればっかりは聞いてみないとホントわかんないんだよね
以前将介は「恋愛対象じゃない」って言ってたのもホントに本音なのかもよ


210 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:15:58 ID:3JbUd0dK
>>208
夏実にただの友達から恋愛を意識させる「何かの行動」だよ。
それが何なのかは人によって違うから壱太が考えないといけない。


211 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:17:15 ID:XThTXOEe
>>209
仮に、夏実に告白するような時がくれば、
必ずそれより前に、将介には言おうと思っています。
それくらいの義理は通したい、あいつには。

でも、恋愛相談となると…うーん。
「恋愛対象じゃない」ってあいつが言ってたのは、その時点で全然ウソではないと思うんですよ。
でもなんか、本人も気付いてない気持ちとかって、ありそうじゃないですか?
相談がそのスイッチになりそうで……考えすぎかな。


212 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:18:57 ID:XThTXOEe
>>210
おぅ、それはそうか。そうですよね、人それぞれ。
把握。



213 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:25:57 ID:UsFjyher
>「恋愛シフトに変えていく」
無理では無いだろうが現実問題そんなテクあるのかな???
厳しいようだが難しいんじゃないかと思う
具体的には今回のデートだともっと一緒に居たいをアピールできたはず
なのにしてないどころか逆www
プリクラにしたって女性から誘われてるのに断るってどうよwww
そこはガブリヨリで食いつかないとw
「壱太は夏実が好き」コレを言葉に出さずに相手に感じてもらえるように
気おつけていかないと、とりあえず現状報告見る限り
向こうが天然ならなおさら難しいかと思われ

それとなく様子見ながらって思ってるみたいだけど
モタモタしてるうちに全然知らないとこから男が沸いてきて
食われちまう可能性だってあるんだぞw
夏実かわいいんだろ?狙ってる奴、圭一以外にも居そうだしな。
もう十分仲良いんだから告るのに必要な下準備って
もう終わってるように思うんだがねぇ

そいじゃ寝るわ~また報告楽しみにしてるよ~


214 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:35:17 ID:4afFC3+W
>>211 壱太は告白する前提で行動を起こしていった方がいいと思うよw
今回のデートも正直多々チャンスをフイにしてるカンがいなめない。
仮に夏美が誰を好きでも壱太が夏美を好きなのもかわらないだろ?


215 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:36:22 ID:XThTXOEe
>>213
ス、スキル不足…俺orz
経験値ゼロだった…当たり前だけど。

そんなやつがいろいろ考えるより、
真っ向勝負しかないってことでしょうか。

とりあえず>>213さん、おやすみなさい。またお願いします。


216 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:39:31 ID:XThTXOEe
>>214
やっぱり告白ありきでって意見が多いですね…

誰の気持ちがどうだろうと、自分の気持ち。そうですよね!
なんかブレイブが上がってきた気がする<(`^´)>


217 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:47:47 ID:3JbUd0dK
俺も告白してからが始まりだと思う。
多分、夏実は戸惑って答えは保留ってことにされると想定される。
勝負はそこからだ。


218 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:48:42 ID:KPKoOYQF
スレ立ててまで相談しに来るぐらいだから当然告白ぐらいはするのは当たり前だろ


219 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:52:18 ID:XThTXOEe
>>217
保留してもらえるだけでもすごい前進。
そこからか…



220 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:53:21 ID:UsFjyher
寝る前にもう一言だけ~
このスレ最初からもう一度名無しの意見全部読んでみな
最初は幼馴染相手に厳しい戦いだってちらほら見るけど
報告進んで三人の関係少しなりとも見えてきたら
もうそんなレスよりとっとと告っちまえよって変わってきてるから
つまりもうそんくらい関係はイイ方向に来てるし
ゴク最近の報告見る限り勝算無しってわけじゃないからだろう。


221 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 04:55:58 ID:KPKoOYQF
直接告白をした後に返事を保留させておいて夏実の好きなところを手紙に書いてしたためて渡したら。親友ならではの効果適な技だぞ
えっ振られたら必ず破棄するようにしとけよ


222 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 04:56:32 ID:XThTXOEe
よしわかったもうわかった
当って砕けてやる 砕けなかったらもうけもの

来週、またデートに誘って、
そのデートでの告白を目指します!

将介には、デートの日が決まった段階で伝えます!
もういくとこまでいったる!!<(`^´)>


223 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 05:01:00 ID:XThTXOEe
>>218
やります!やるっきゃないっす!!


>>220
その言葉が励みになります!すぐ読み直します!


>>221
後の事は考えられないっす!もし保留になったら考えます!



224 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 05:12:59 ID:WfXAX4EC
がんばれー俺は寝る


225 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 05:28:40 ID:XThTXOEe
皆さんのレスを頭から全部読んできました。

ブレイブが100を突破しました!

デートの当日にも、もう一度読み直したいと思います。

やってみるさ!


226 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 05:30:40 ID:XThTXOEe
さて明日…というか、今日は休みですが、
夜はバイトなのでもう寝ます。
今日はたくさんの方のお付き合い、どうもありがとうございました!

おやすみなさいzzz


227 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 06:58:06 ID:CfgOwi56
思うんだ。



5:30に寝て大丈夫かとw

連絡有っても知らないよ~(・∀・)ニヨニヨ


228 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 10:56:52 ID:7yd7gWI/
告白の前にやるべきことがあるんじゃないの?

将介には何も言わなくていいのか


229 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 11:09:29 ID:tVX5HJ5c
>>228
6個前の書き込みも読まんのか


230 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 11:31:41 ID:i+MjHwfs
>>228
>>211>>222 らしーですよ。


個人的には、もう少し早目の段階で将介に持ちかけた方が良い気もするけど。

夏実を好きなこと。将介も好きなこと。三人の関係を大事に思ってること。
気持ちは膨らんで煮詰まってきてるけど、告白することで関係が壊れるのを恐れてること。
夏実と将介の絆に対する複雑な気持ちと、将介に対するコンプレックス、「気付いてない気持ち」の心配。etc

スレで書いたようなこと、全部まとめて将介にぶっちゃけて、腹を割って話し
その後、夏実にも告白兼ねてぶっちゃけて、後は、また三人で関係を微調整してけば良いんじゃないかな。

壱が懸念してるスイッチなんて、敢えて押す、いやむしろ作ってでも押す位のイキオイでさw
妙に問題を避けた結果、関係が安定したした後になって不発弾の如く発動されるより、
この機会に表面化させられるならしといた方が良くないかな。


231 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 15:48:02 ID:0hcp4QvR
おはようございますノ

今朝は変なテンションで締めてすみませんw

ああ、よく寝た~
まあ二時くらいには起きてたんですが、
将介と電話したり夏実とメールしたり朝ご飯食べたりしてました。


232 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 15:58:22 ID:0hcp4QvR
>>224
がんがります!


>>227
まあメールはありましたが急を要するものではなかったのでヨシかと。
ちなみに起きたのは、将介の電話のせいですw


>>228
もちろん、将介には言います。
それでどっちに転んだとしても。将介に言わないでいくのはあり得ないっす。


>>229
フォローありがとうございますw


>>230
そうですかね。話す事柄・時期については、ちょっと考えてみます。

スイッチに関しては、もう望むところな勢いでいきます。
>>214さんのいうとおり、誰が夏実を好きでも、夏実が誰を好きでも、
俺が夏実を好きなことには変わりがないので。





233 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 16:53:55 ID:7Y91s62F
デートはどこに誘うつもりなんだ?


234 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 16:57:13 ID:0hcp4QvR
>>233
デートの場所ですか?なにも考えてなかった…
夏実の予定次第ですが、最短で次の週末のデートを目指しているので、
屋外は寒いので避けたいところですがw



235 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 16:59:00 ID:0hcp4QvR
あ、ちなみにさっきの夏実とのメールは
昨日のことの雑談で、まだデートには誘ってません。
今回は、直接自分の口で誘おうかと思っているので、
学校で、になると思います。


236 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 17:13:16 ID:i+MjHwfs
>>234
二人、というか三人の関係の親密度考えると、
デートはどこでも適当に回って、告白自体は
壱か夏実の部屋のどっちかに戻ってするのが一番“自然体”で居られるんじゃない?

関係の変化を望むなら、ムードとか演出として、ソレっぽい場所で意識させるのも良いかもしれないけど
そういう“着飾った”ような関係でなく、日常的に馴染んだ関係の延長として、て方が望みに近そうに思う。


237 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 17:19:47 ID:0hcp4QvR
>>236
あー、そうかも。
なんか告白してるロケーションがあんまり思い浮かばないので、
自分の部屋とか、デート終わって送っていったときとかの方がいいのかな。
ムード演出とか、力加減が微妙で失敗しそうだし(^^;


238 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 17:31:27 ID:MBK+YnZ+
昔の思い出話をした後にとかよさそうだな。


239 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 17:36:50 ID:0hcp4QvR
>>238
今回、過去話を書き出したおかげで、
だいぶ昔のこと思い出してますからねぇw


240 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 17:42:51 ID:i+MjHwfs
>>237
ん~、仮に力入れ過ぎて失敗しても、それはそれで、喜んだり面白がってくれそうな気はするけどね。
後の弄りネタ的な意味でもw

私の勝手なイメージとしては、昼間は昨日のデートみたいな感じで楽しんで
晩御飯の時にどっちかの部屋に食材買って戻って料理して一緒に食べて
食事中か、その後のちょっとくつろいだ時間なんかの雑談として、
好きな人の話とか思い出を振り返ったりで前振りとしといて、好きだって気持ちを伝える感じ?

「付き合う」という関係の変化を求めるかは、壱の希望次第だけど。


241 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 17:53:29 ID:0hcp4QvR
どっちかの部屋で料理とか、二人だけではしたことないなぁ…
誰かんちで食べるときは、必ず将介もいたし。
なんか外食に誘うのより照れそうです。

もちろん、つきあえたら一番いいですけど、
とりあえずは気持ちを伝えることを目標にしてます。


242 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 18:04:11 ID:tGwt3vvT
ムードとか前振りは別に考えなくてもいいんじゃないか?に一票

壱太の気持ちをハッキリ夏に伝えることができれば、
どこで何をするかはそれ程重要ではないと思う

なによりそんな器用なこと壱太に要求するにはハードルが…w


243 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 18:15:27 ID:0hcp4QvR
>>242
うっ…そのとおりorz
いろいろ考えてもそれを失敗せずに行動するスキルがないことは、
最早皆さんにも明白ッ(^-^;

もう、普通にその日を楽しんだ後、ド・ストレートに言うのが一番でしょうか。



244 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 18:23:49 ID:tGwt3vvT
>>243
ハードルもそうだけど、そもそも夏みたいな子は直球ストレートでいった方が
うまくいく確率が高いように思うんだよね~
だからそれでいいと思うよ?


245 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 18:23:53 ID:i+MjHwfs
>>242
正直、あれこれ言って想像して面白がってる面はあるw

実際はさ、将介に相談した時に、向こうの出方がどうなるか次第だけど
それこそ、一番近くで夏実と壱太を見てきた人間としてのより適切で具体的なアドバイスや
示し合わせての仕込みを考えたりも出来るかもしれないじゃない?

将介も居るいつもの3人でのくつろぎタイムに、ふと思い出したように
「ああ、そうそう。こないだ将介にも話したんだけどさ…俺、ずっと前から夏実のこと好きだったんだよね。」
と、爆弾?投下して夏実の反応見るのも面白そうかな、とか悪趣味なことまで考えたりしてる私の脳よりは。


246 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 18:27:47 ID:tGwt3vvT
>>245
やべぇ…すげぇ見たい、その光景
考えるだけでニヤニヤが止まらなくなってくるwww


247 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 18:43:44 ID:0hcp4QvR
>>244
あれは確かに直球じゃないと通じないようなキャラではありますw
直球じゃないと、伝わってるのか伝わってないのかわからなさそう。

>>245
将介と一緒にいるときは……無理だーっww
さすがに友達の前でというのは、恥ずかしすぎる。
言われたほうも、冗談としかとってくれなさそうだしw


>>246
その光景は、俺だけ赤面してて、流されそうな想像しか出来ないっすorz

告白は二人だけのときにしたいなあ、と思う俺は未経験者ゆえ?


248 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 18:49:54 ID:0hcp4QvR
ではそろそろバイトに行ってきますノ


249 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 18:54:48 ID:tGwt3vvT
いってらノ


250 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 18:59:25 ID:i+MjHwfs
>>247
言う方が照れたり恥ずかしがるようじゃ、ボツだぬ。
二人きりの時に、ってのは、ま、割と標準的な感覚では?

自分の時も、「ああ、そうそう。伝えときたいことがあったんだ。以下略」て感じだったけど
二人きり(正確には、一匹がどっかその辺で走り回ってたけど。)だったし。


251 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 23:30:45 ID:0hcp4QvR
ただいまですノ


252 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 23:32:01 ID:GcYEO8LD
オカエリ(・ω・)ノシ



253 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 23:32:28 ID:NpQaNK5t
おかえりんこ


254 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 23:45:04 ID:0hcp4QvR
>>252 >>253
ただいまですノシ


>>250
なにか、海岸の風景が思い浮かびましたw




255 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/25 23:53:21 ID:LZskF52h
何か報告ある?



256 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/25 23:57:11 ID:0hcp4QvR
>>255
今はバイト行ってただけですからw
あるとしたら昼間の将介との電話と、夏実とのメールぐらいでしょうか。
大したものではないけど。


257 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 00:14:31 ID:xobBeVSl
昨日は一日中遊んでいたし、
その後も朝までスレにいたので、
日曜の昼間はがっつりと寝ていた。
そりゃもう、がっつりと。よだれたらすくらい、がっつりと。

起きたのは昼の二時頃。
起こしたのは、携帯の着信音だった。

壱「もしもし」
将「うわ、ひでえ声w」

電話主は将介だった。


258 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 00:20:36 ID:xobBeVSl
壱「おはよー。今何時?」
将「二時だよ。寝すぎだろw 昨日はよっぽど疲れたんだな」

ああそうか、将介も昨日俺と夏実が遊びにいったのを知ってたんだ。
徐々に頭が覚醒してくる。

壱「まあいろいろ行ったしな。ボウリング、159だしたぜw」
将「ほほう。なかなかw まあ俺には敵わんがなww」
壱「偉そうにw そっちはどうだった?」
将「ああ、思ったより面白かったwああいうジャンルもたまにはいいなぁ。」

ロカビリーのライブだったそうだ。

将「そういえば、軽山のやつ、夏実も誘ってたんだって?」


259 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 00:28:00 ID:xobBeVSl
一瞬ギクっとする俺。

壱「ああ、らしいな。軽山、なんか言ってた?」
将「いや、残念がってたw あいつホントにいってたんだなww」
壱「断った理由とか、言ってない?」
将「お前らが遊びに行ってたとは、言ってねぇよw 大体、夏が断ったのはそれ以前の問題だしww」

ああ、ホっとしました。

将「まあそんなわけだから、軽山の前では、口裏あわせとけよ?」
壱「遊びに行ってないって?」
将「そうじゃなくてw、先に遊びにいくことが決まってた、でいいじゃん。」
壱「ああそうか。」
将「ライブ自体は楽しかったから、今度お前もいこうぜ。」
壱「あー、そうだな。」

そんなことを話して、電話は切れた。
わざわざ口裏合わせのために電話してくれたみたいだ。


260 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 00:33:42 ID:s4h1QUhd
やっぱ将介はいいやつだな。
実際に壱太が夏実の事を好きなのを気付いてるんじゃないかwww


261 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 00:36:46 ID:xobBeVSl
携帯を切ると、メールが着てるのに気付いた。
受信時間は12:30。眠ってて気付かなかったようだ。

送信元は、夏実だった。

夏『やほー、昨日は楽しかったね。最後らへんなんかテンション落ちてたけど、ちゃんと帰れた?』

こりゃいかん。
俺は慌てて返信した。

壱『今起きたw ちゃんと帰ったよ。テンションは普通だw』

送ると、五分もしないうちに返信がきた。

夏『寝すぎw まあ元気そうなのでよしw 今日はバイト?』
壱『ああ、でもいつもより遅い時間からだから、楽だw』
夏『そうか。まあしっかり働けw』
壱『ラジャ 夏サマのミスド買うために頑張りますw』
夏『大変良い心がけであるww』

wは絵文字です…って前にも言ったっけ?w


262 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 00:42:10 ID:muj2UHmt
どのスレ主の報告も携帯メールのwは絵文字だと脳内変換してる


263 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 00:42:11 ID:xobBeVSl
こんな感じでした…まあ、普通の日常ですw


>>260
将介はホントいいやつです。そこそこモテるのもわかる。
でも彼女は作らないんだよなぁ……。

ヤツが俺の気持ちに気付いてるかどうかは、謎ですね。


264 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 00:43:53 ID:xobBeVSl
>>262
ナイス脳内変換!
顔文字で再現しようかと思ったんですが、
どうもイメージが違ってしまうので。
いっそwに統一w


265 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 00:47:25 ID:1X3YUk2D
>>259
てか、この口裏合わせって、主に夏実の為のフォローだよね。
「軽山と遊びたくないから、用事があることにして断った」後に「壱太と遊ぶ約束を入れた」より、
「(壱太と遊ぶ先約)用事があったから、断った」の方が、角立たないでしょ。

絶対に夏実の好みじゃないと知ってて、「ま、行くのは自由だし好きにすれば?」とニヤニヤ余裕綽々で
虫除けの役目を敢えて怠ってる将介こそ、ミスドの刑に処されるべきな気がするんだw


266 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 00:49:53 ID:xobBeVSl
>>265
まあ確かに直接ライブの話を聞いてない俺は、ばれても何も痛くないので、
夏実へのフォローですねw

将介は、そのうちミスド以上の目にあうと思うんだ、絶対w


267 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 01:00:39 ID:xobBeVSl
さて、明日早いので今日はもう寝ます。
お付き合いありがとうございました。

おやすみなさいzzz


268 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 01:03:23 ID:ig1+7SzE
本人の自由だよといいながら軽山の暗躍にビクついた壱太はやっぱりミスドの刑だな



269 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 01:20:27 ID:8ir74SxH
軽山サンはモテないの?


270 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 01:27:15 ID:6mu51WgI
今北。
すぐ寝るけど。

恋愛感情の有無はともかく、好感度は普通に高いと思うな。


あいつのほうがカッコイイ、だとか、
あいつのほうが性格がいい、だとか、
そういうのは個人相手にはほとんど関係ないから。
幼馴染とかの古くからの知り合いでは特に。


俺も女の幼馴染がいるけど、恋愛だとか考えたことないな。
利用して女友達増やそうとかしたことはあるけど。


271 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 07:53:20 ID:NzT6G+wI
某K氏ですね、わかります


272 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 09:23:20 ID:ZrdlH4zi
>>271
俺も同じこと考えたw


273 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 17:40:03 ID:AnNBfu++
壱太です
外なので携帯からです

>>268
そこはやっぱり甘んじて受けますw


>>269
全然モテないことはないです。
一年のときは彼女いたらしいし。
ただ夏のタイプではなかったようですw


>>270
好感度はたしかにあると思います。
しかしこの説得力…
…あなたはもしや伝説の…!?


>>271
>>272
俺も同じこと考えたw



274 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/26 17:45:19 ID:VFGKUHTq
ではバイト行ってきますノシ


275 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 18:56:37 ID:6mu51WgI
>>270だけど、某K氏が分からない俺は新参。
上のほうに書いてあるのじゃないよな・・・


276 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 19:17:26 ID:1X3YUk2D
>>275
以前に、彼女も女友達も居ないKくんが、
女友達を作るところから始めようと思う ってことで
交流の絶えてた女の幼馴染二人をとっかかりにして…という話があったのさ。

多分、上の人達が思い浮かべたのはソレじゃないかな。


277 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 19:25:54 ID:6mu51WgI
>276
…それって今俺まとめ読んでるじゃないか。
気づけよorz

けど俺は年齢=(ry なんだぜ。
頑張ってはいるんだけどな。多分…


278 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 20:40:58 ID:ig1+7SzE
やっぱり某K氏は幼馴染みというスレタイに敏感なんだなww



279 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/26 20:51:39 ID:6mu51WgI
なんだか勘違いされるとアレだから、別人だと明言しておこう。
そして俺は幼馴染とはそういう関係を持つ気はないとも。


話題逸れたな…
壱太待ち。


280 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 00:40:09 ID:uETnlOEN
ただいま帰りましたノ


281 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 00:52:01 ID:uETnlOEN
>>279
別の方だったのですね。
失礼しましたm(_ _;)m


282 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 01:44:04 ID:9gxFtEYl
今日は報告なしだったのかな?
と言いつつ寝落ち。


283 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 02:00:25 ID:uETnlOEN
>>282
今日は講義が詰まってて、
夏実にも将介にも会う機会がなく。

火曜日は三人とも二限目が入ってるので、
予定がなければ大体三人で学食行ってるので、
明日は、ちょっとは報告できるかな。

三限目は将介だけ授業があるから、
そこで夏実と二人になったときにでも、デートに誘うつもりですw



284 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 02:38:08 ID:uETnlOEN
人もいなさそうだし、
明日も早いのでもう寝ますね。

決戦前夜、というわけでもないのに、
誘うだけでちょっと緊張してきたw
考えてみれば、結果的に二人で遊んだってことはあっても、
最初から「二人だけでいこう」って誘うのは、初めてかもしんないな。
いかん、意識しすぎるとw
さっさと眠ろう。

それでは、おやすみなさいzzz


285 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 04:27:57 ID:A5AyB/1H
壱太はほどよい興奮の状態でゲームを楽しんでいた
熱しすぎず冷めすぎず・・・
こういう時いいプレイがは出来るものだ


286 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 06:05:36 ID:9gxFtEYl
そういえば壱太って、将介が彼女作らない理由って聞いたんだっけ?
2人のときでいいから一応聞いてみ。


287 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 09:36:57 ID:FFfq3Xtp
もしかして将介は壱太のことが好きだったり…


288 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 10:04:05 ID:JeEFcUSI
将介も軽山だと余裕かましてが
壱太が参戦してくるとなると
さすがに焦りだすかもなwww


289 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 15:05:51 ID:x4X7pZoj
壱太です
まだ学校です

……夏実と喧嘩しましたorz
今までちょっとした喧嘩はありましたが、まともな喧嘩は初めてです…

よりによってこのタイミングとは…最悪です。

気分落ちすぎ…

帰宅後、また来ます


290 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 15:15:59 ID:avpDe1xV
喧嘩か気落ちするのも仕方ないね。
どういう理由かはわからないけど、この先もっと色んな事が
起こるかもしれないからもっと壱太君は自分を奮い立たせて欲しい。
応援してます。


291 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 15:46:11 ID:zy127zYy
何が原因で喧嘩を?


292 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 15:52:00 ID:9gxFtEYl
雨降って地固まってほしいところだな。


293 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 22:29:26 ID:6PqKhapD
将介に泣きついてると予想


294 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 22:45:51 ID:Js7S275f
ただいまですノ



295 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 22:47:14 ID:Js7S275f
ちょっとバイトを早上がりさせてもらいました…
全然集中できなかったもので。


人、いますか?


296 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 22:47:47 ID:Gvl+BWdC
いるよんw

>>293
アッー!


297 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 22:47:54 ID:6PqKhapD
さあいこーか!


298 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 22:52:55 ID:Js7S275f
>>296
287のようなことを……(-_-;)
しかし、今回そういうネタも無関係でもない。
もちろん、俺も将介もノーマルですが。


>>297
だいぶ落ち着いたのでまとめられそう…かな。
いってみます。


299 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 22:53:26 ID:vthv6ENo
いるようないないような


300 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 22:54:48 ID:9gxFtEYl
ちょっと出遅れたけどいる。

wktk


301 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 23:04:52 ID:Js7S275f
朝いつも以上に早起きできたのは、前夜の緊張感と無関係ではあるまい。
俺はなんとなく落ち着かない気分で大学にいき、
一限目、二限目もあまり頭に入らずに過ごしていた。

と、そんな俺を天も見かねたのか、二限目は定時より十五分も早く終わった。

俺は学食に向かいながらメールを打つ。
将介も夏実も、それぞれの講義をうけているはずだ。
火曜日の二限目に授業の重なる俺達は、だいたい毎週いつも学食に集まっていた。
そして早く二限の終わったやつが、学食の席を取る。早めじゃないと、すぐ満席になるからだ。

メールの返事が来ないので、やはり俺が一番のようだ。

俺が学食に入ると、さすがにまだ半分近くの席が空いていた。
すぐに4人掛けのテーブルを見つけると、カバンを置いてメシを買いにいく。
なんか今日はゲンカツギで、カツ丼にした。
カツ丼のトレイを持ち席に戻ると、一人で食事の後のことを考えていた。
将介は三限目があるが、俺と夏実は無い。
だから、将介は先に席を立つことになる。
そのときが、夏実をデートに誘う狙い目であった。
そんなことを考えながら、二人を待ってカツ丼に手を付けずにいると、
突然後方から声をかけられた。

「壱ちゃーんw」


302 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:06:57 ID:9gxFtEYl
これは夏フラグが立ってた予感。


303 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 23:13:14 ID:Js7S275f
振り向くと、そこには二人の女子がいた。
それは文学部で俺と同じ学科のコだった。さっきまで同じ講義を受けていた。

文1「壱ちゃん、ここ空いてる?」

一人が、誰も座ってない椅子を指して言う。

壱「あ、ごめん、先約があるんで。」
文1「えーマジ?ざんねーんw」

大して残念そうでもなく言う。

文1「私たちを差し置いて、先約って誰よー?」
壱「あ、それは…」
文2「あれでしょ、いつも一緒にいる、他の学部のコ。」
文1「あー、例のw」

俺はちょっとドキっとした。
夏実と一緒にいるところが、噂にでものぼってるのだろうか。

壱「例のってなんだよ?」
文1「いつも一緒だから、私たち思ってたのよ。あの人、壱ちゃんの恋人じゃないかって。」

急速に顔が赤くなるのを感じた。


304 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:17:07 ID:vTydmLBK
まだ予測がつかないな。


305 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 23:20:23 ID:Js7S275f
壱「違うよ、恋人じゃねーよw」

今は、まだな(* ̄▽ ̄*)

文2「えー、でもすごい仲良さそうだし?なんかお似合いだしww」
文1「相手のコの背の高さが、壱ちゃんの見上げる視線と黄金比率、みたいなw」

ん?見上げる?

壱「あのー、いったいどなたのことを…」
文2「もーとぼけてばっかりw経済学部のちょっとイケメン風の…」

それは将介だー!!orz

壱「まてい!それはただの友達だ!!ていうか俺はホモじゃない!!」
文2「えー、慌てるところが怪しいww」
壱「ちがうっつーに!!」


306 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:26:03 ID:vthv6ENo
まさかの腐女子ww


307 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:26:29 ID:fdVfT1XP
腐女子自重しろw


308 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 23:27:08 ID:Js7S275f
そうだった。こいつらはこんなヤツらだったorz
俺を「ちゃん」付けで呼ぶのも、俺の女顔をからかってのことだ。
それだけならまだしも、将介まで巻き込んで、アッーなネタにしやがって。
文学好き女子は、そっちの方が好きなヤツが多いのだろうか。

文1「うそうそ冗談だってww壱ちゃんすぐまともにとるからww」
壱「ったくもう…」
文1「じゃ、他の席がなくなる前にアディオス☆」
文2「密会を邪魔しちゃ悪いしねw」
壱「ああ、じゃあね…」

俺はもう反論する気力もなくなっていた。

女子たちが去ってすぐ、まためんどいヤツが来た。

軽「あれー、さっきのコたちは?」

よりによって今日ばっかり…


309 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:28:20 ID:UmcDrdNR
なんとなく話が見えてきたな。


310 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 23:34:33 ID:Js7S275f
軽山はトレイを手に、俺によってくる。

軽「なんで追い払ったんだよ?文学部のコだろ?せっかくカワイかったから一緒にご飯と思ったのに…」

ホントにこいつはドコで見て、ドコから現れるんだよ。

壱「だって、先約があるから。」
軽「あ、そうか。そりゃそうだわな。」

そういいながら、軽山は俺の対面に座った。

壱「おい、だから先約あるって…」
軽「それって将介と夏実ちゃんだろ?じゃあ席ひとつ余るじゃんw」
壱「ああ…まあ…」

なんというずうずうしさ。
しかし、軽山は今まで何度か将介についてきて学食で一緒にメシ食ったし、
無下に追い払うのもおかしい。
まあどのみち、こいつも三限目は将介と一緒だ。それまでは我慢しよう。


311 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:36:57 ID:6PqKhapD
恋に煮つまり相談板にスレを立てた壱太。
ウジウジしながらも夏実に告白をついに決意
しかし大学内でホモ疑惑をかけられた壱太にヤツの影が迫る。
次回 軽山襲来
この次もサービスサービス


312 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 23:44:17 ID:Js7S275f
壱「そういえば将介は?」
軽「ああ、さっきまで同じ講義だったんだけどな。どこいったかなー?」

俺はピンときた。将介は、夏実のために軽山を巻きにかかったのだろう。
すまん将介、お前の努力を俺は無にしたorz

将「あれ、なんでお前ら…」

とんかつ定食を手に現れた将介は、言葉も出ないようだった。

軽「学食来たら、偶然、壱太みつけちゃってさww」

俺は軽山に見えない角度で、将介に軽く頭を下げた。
将介は溜め息を吐きながら、軽山の隣に座る。

夏実「ごめん、授業が長引いて…!?」
軽「やっほー夏実ちゃんw」

今度は、俺と将介二人で夏実に謝った。
俺は、隣に座った夏実の「何でコイツがココに」オーラに耐えながら、食事をしなければならなかった。


313 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:51:17 ID:9gxFtEYl
読めてきた・・・


314 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/27 23:53:27 ID:Js7S275f
それでも、食事自体はなごやかに進んだ。
軽山は本来は面白くていいヤツだ。ただ、夏実がめんどくさがってるだけだ。
それプラス、若干空気が読めないところがあるのがタマにキズ。

軽「そうだ、夏実ちゃん今度合コンやろうよ!ウチの男どもと、夏実ちゃんの学部の女子でさ!」

食事も終盤、軽山は突然そんなことを言い出した。
それに対する夏実の扱いは冷たいものだった。

夏「あたしパス。合コン好きくないもん。」
軽「そこをなんとかwなんなら、友達紹介してくれるだけでもいいから。」

おいおい、お前は夏実狙いじゃなかったのかよ。いや、それならそれでイイんだけど。

夏「無責任に紹介できないからw」
軽「うわ、責任もたないといけないような相手か、俺は!?」
将「まあなw」
軽「お前に聞いてねーよww」
夏「そんなに言うんなら、壱に紹介してもらえばいいんじゃない?文学部のが女子多いでしょ。」

あ、こっちに投げた。


315 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:57:18 ID:vTydmLBK
ミスド何個食べさせれば夏実は許してくれるのかなぁ


316 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/27 23:57:48 ID:vthv6ENo
何やら、ケンカの原因が脈ありな予感もしてきたのですが…


317 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:04:13 ID:SQONB/nM
軽「そうか、そうだよな!」

軽山の視線が俺に移る。
そんな熱い視線を投げかけられても困る。

壱「いや、俺は紹介とか出来るほど親しい子いないし…」
軽「そんなことねーだろ?さっきだって女の子二人と仲良く喋ってたじゃん」

げ。なんとなく嫌な予感がした。

将「ほーぅw」
夏「へーぇww」
壱「いやあれはたまたま…」
軽「たまたまってことねーだろ、壱ちゃーんとか呼ばれてたじゃん。」

なんでそんなに目ざとい。そして耳ざとい。

夏「なぁにw壱ってば、同じ学科のコに壱ちゃんって呼ばれてんの?」
壱「いや、それはあいつらが童顔の俺をからかってるだけで…」
将「あいつらってw 親しそうだなww」

何故乗っかる将介!?
俺はだんだんイライラしてきた。

夏「あたしも壱ちゃんって呼んじゃおうかなー。」
壱「やめろよ。」
夏「いいじゃんカワイイじゃん壱ちゃんw」
壱「…やめろって。」
夏「壱ちゃん壱ちゃんカワイイいっちゃーーんww」

壱「やめろって言うとろーが!!!」


318 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:17:16 ID:objdbU7Q
!Σ( ̄□ ̄;イチガキレタノカ…


319 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:21:01 ID:SQONB/nM
多分、普段なら流せるレベルの話だ。

でも、今回は、
デートに誘うというミッションを遂行しなければという焦り、
直前に女子に女顔をアッーな話題でからかわれてた事、
軽山の発言が夏実に、いらぬ誤解を与えるのではないかと気が気でなかった事、
そして、昔、謝ってくれたのと同じ内容でもう一度夏実にからかわれた事。
その他もろもろが全部混ざってしまって、
かなりオーバーヒート寸前だったんだろうと思う。

俺は思った以上に大きな声を出した自分に驚いた。
が、もっと驚いたのは言われた側だろう。
夏実はその大きな目を、更に真ん丸くしていたが、やがて、

夏「なによ!そんな大きな声出さなくたっていいじゃん!!」

怒りに変わったようだ。
だが、その時には俺もまだ冷静じゃなかった。

壱「やめろってのに、いつまでもうるせーからだよ。」
夏「じゃあなに?同じ学部のコはよくて、あたしはダメっての!?そんなの差別じゃん!!」
壱「そういう意味じゃねぇよ!!」
夏「じゃあどういう意味よ!? だいたい壱が…」

将「ストーーーップ!!」

更に言いかけた夏実を、将介が立ち上がって止めた。

将「ここは皆の食堂だ。大声で騒ぐのは、いただけないぜ。食堂だけにw」
軽「うめぇww」

ウケたのは軽山だけだった。
見ると、俺達は周りのテーブルからちょっと注目を浴びていた。

夏「~~ッ、わかったわよっ!!」

夏実は立ち上がると、自分のカバンを引っつかんで、学食の出口へズンズンと歩いていった。


320 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:22:57 ID:NQCu5HOY
正直イラつく気持ちはわかる。
俺も読んでてイラついた。


321 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:24:31 ID:SQONB/nM

軽「夏実ちゃん!」

立ち上がろうとした軽山の肩を将介がおさえる。

将「お前が行くとややこしくなるから、ここにいろ。俺のカツ残りあげるから、トレイ片しといてくれ。」

そう言ってカバンを抱えると、

将「壱太、らしくねぇぞ」

一言残して夏実を追いかけていった。

軽「なんだよ、なんだってんだ?俺が悪いのかよ。」

ブツブツいいながらカツを食う軽山と一緒にいる気にもなれず、
俺は自分のトレイと夏実のトレイを片付けて、
学食を後にした。


322 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:27:30 ID:SQONB/nM
で、三限目は講義がなかったから学内をウロウロして頭を冷やし、
ここに書き込みしたあと四限目を受けて、
バイトに行って帰ってきて今にいたる、です。

正直、どうかしていたorz


323 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:28:11 ID:3jUfUX2w
仲直りから始めないとな。
メールはどう?


324 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:29:34 ID:SQONB/nM
メールは帰ってきません。
電話も出ません。orz


325 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:30:42 ID:ucITj6Ks
面と向かってごめんなさい、だな
とはいえ、夏実のほうも反省すべき点はある
お互いに謝りあわないとねw


326 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:33:12 ID:yrZpwqad
>>324
何やってるんだよ。さっさと夏実の家に謝りに行くべきだったのに。


327 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:33:25 ID:J1QTnyU6
俺も、壱の気持ちは分からなくもない…

が、その現場の状況じゃ、夏実タソ側からは表面上のことだけしか把握できまい?
おまいさんが怒鳴りたくなった気持ちの細部までは、その時の彼女には到底分からなかっただろう
それに、壱としては、感情的に怒鳴るよりもずっと妥当な対応があった筈
テンパッてたからといって、大衆の前で怒鳴ってしまったことはやはり良くない

まあ、ここはピンチだったりするが、ピンチは意外とチャンスにもなり得る
悪いことをした、と壱が思うなら、俺は率直に夏実の前へ行き
「昨日はゴメン!」
と、まずは思い切り頭を下げてみてはどうだろうか
相手の怒りをまずはバッサリ断ち切ってしまった方が良いと思うんだ

その場は怒ったとはいえ、元来夏実はおまいさんのことを嫌ってはいない筈
その相手に全力で謝られたら、とりあえず話を聞く気にくらいはなってくれるだろう

で、相手が落ち着いてくれたら、おまいさんの本音の部分を彼女に話して、理解を求める
どうして思わず怒鳴ってしまったのか、って部分をね

あくまで個人的な意見なので、まあ参考程度に


328 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:35:50 ID:J1QTnyU6
ちなみにどんなメール送ったの?
あと、電話に出てくれないのなら、留守電に全力で謝罪メッセージとかどう?
とにかく、相手にしてもらえなきゃ何ともしようがないしな~


329 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:40:26 ID:NQCu5HOY
必ず伝えないといけないこと。
1.昨日は怒鳴ってしまったことに対する謝罪。

2.自分が悪いけど「壱ちゃん」と呼ばれるのは本当に嫌だ。

3.文学部の女に言われて我慢できるのは大して親しくないから。
  夏実に言われるのは本当に耐えられない。


330 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:44:05 ID:SQONB/nM
>>325 >>326
そうですね、今なら面と向ってあやまれるんですが、
俺も結構、さっきまで心情バラバラで、会いにいくパワーがなかったのですorz


>>327
それはもう、怒鳴った時点で悪いのは俺の方だと判っております。
思ってた以上にガキだった自分にハラが立つ。
とりあえず、会えたら謝りたいですが。


>>328
『さっきは怒鳴ってごめん』みたいなのを。
そんなにたくさん文章書いてないです。
電話はずっとコール音で、留守電にならん(-_-;)


331 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:45:52 ID:yrZpwqad
>>330
まだ夏実起きてそうだったら、今から家に行ってこいよ。


332 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:46:13 ID:Bs/nUxdX
コール音だけなら、着信拒否されてるかもしれんな。
とりあえずは明日朝イチに謝ることや。


333 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:47:48 ID:NQCu5HOY
>>332
着信拒否されてるなら通話中じゃないか?
俺、されたことあるからわかるけど^^


334 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:48:49 ID:SQONB/nM
>>329
それが、自分のなかでも微妙なんですが、

1は、まさしくそのとおりなのですが、
2は、必ずしもそうでもないんですよ。
呼び方自体は問題でなく、別にチャン付けでもいいんですが、
その呼び方に含まれるニュアンスってことです。うーん、字では説明しにくい。

3は、今改めてハッとしましたが、それはある。
大して親しくないヤツに女男扱いされるのはいいけど、
多分、夏実には「男」として見られたいんだと。
言い方というより、見方ですね。


335 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:49:51 ID:J1QTnyU6
>>330
ちょっと姑息かもしれないが、将介に頼むというのも手かな
将介に現状を報告し「とにかく謝りたいんだが、相手してくれない…」と言ってみる
将介から一言言って貰えば、或いは…という気はするが

あと、会いに行くのは個人的には反対だな…
相手が起きてる起きてないの問題じゃなくて
この時間に押しかけるのは失礼だし非常識だ
行くなら日中に行くべきだったが、今から行くのはやめた方が良いと俺は思う


336 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:51:08 ID:SQONB/nM
>>331
夏実は早寝なので、今は行けないっす。


>>332 >>333
多分、着信拒否にはなってないと思います。


337 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:53:21 ID:J1QTnyU6
>>336
早寝って知ってるんなら、着信鳴らすこと自体結構失礼だなwwwwwww

まあ、それならもうマナーモードにして寝てる可能性大だし
向こうの家が分かってるなら、朝に早起きして待ち伏せが手っ取り早いかもね
職務質問されないよう気をつけないといかんが…w


338 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:54:50 ID:SQONB/nM
>>335
姑息というか、逆に将介の方からなんとか仲直りしろと言ってきそう。
会ってもらえなかったら、こちらからお願いして将介の協力を得ることにします。
その時には、もう自分の気持ちを将介に言わないわけにはいかんな。


339 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:57:07 ID:P5qG22LX
このままだと謝罪中に告白しそうだな。
なぜなら壱太が怒ったのは夏実が大好きだから意外しか理由がない。



340 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:57:31 ID:3jUfUX2w
謝るならやっぱり面と向かってじゃないとな。
協力はこっちからは言わないほうがいいと思う。


341 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 00:57:44 ID:SQONB/nM
>>337
電話してたのは、23時前ですよ。
今はかけてないです。



342 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:58:19 ID:yrZpwqad
>>338
なるべく自分だけで解決した方がいいな。
明日の朝会いに行った方がいいね。


343 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 00:59:26 ID:J1QTnyU6
>>338
というか、将介的にも、壱の今日の取り乱しようは
「らしくない」って映ってしまったワケだしな

いっそ、この機会に率直に打ち明けてしまうのもいいかもよ?
「俺は夏実のこと好きだ。その夏実にああいう呼ばれ方されるのは、耐えられなかった」
ってな具合にさ


344 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:00:21 ID:SQONB/nM
>>339
その勢いってのも悪くはないんですが、
出来たらちゃんと仲直りしたあと、改めて告白が理想です。


>>340
こっちから言わない方がいいですか?


345 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:02:15 ID:J1QTnyU6
まあ、他の名無しさんも言ってるように
将介が助け舟を出してきたら助けて貰う&本当のことを打ち明ける、でいいんじゃね?

まずは自分でなんとかする方向が、やっぱり男らしいといえば男らしいw


346 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:03:57 ID:SQONB/nM
>>342
自力解決の意見が多いですね。
もちろん、それが出来たらそれが一番かと。
とりあえず、朝は行ってみます。


>>343
今回の件で将介と何かしら話すときは、気持ちを打ち明けるしかないと思います。
それ以外での説明が思いつかんし。


347 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:05:18 ID:SQONB/nM
メールきた


348 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:06:17 ID:J1QTnyU6
>>347
ガンガレw
できたら電話、もっと言うなら明日朝イチで会う約束を取り付ける…かな?


349 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:06:24 ID:3jUfUX2w
こっちから協力求めるのは長期戦に入ったときでいい。
相手からのときもそっちのほうがいいかも。

でも未解決なら今日の昼は将介と食べてみたらどうか?
気持ちを言うどうこうより、将介とはこの件について話したほうがいいと思う。
こっちはメールでも可かな。


350 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:06:27 ID:biV1sNSa
まず壱太は何て謝るつもりなんだ?


351 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:06:28 ID:Bs/nUxdX

kwsk!


352 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:07:54 ID:SQONB/nM
将介でした。

将『元気か? アイツは頑固だから、中々自分からは頭下げないぜw
  まあ俺も悪かったから、全面的に力貸すから言ってくれ。』


353 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:08:39 ID:3jUfUX2w
返信は、
「協力はまだいい。自分で頑張る」
みたいな内容がいいかと。

個人的には。


354 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:10:43 ID:SQONB/nM
将介はやはり上手でした。

壱『助かる。でもとりあえず自分で謝ってみるよ。ダメなときは相談に乗ってくれぃ』

将『相手は手強いぞw 二対一でも逃げるのがやっとだぞw』

人造人間かいw


355 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:12:23 ID:ucITj6Ks
それでも、1人で立ち向かわなきゃいけないときってのがあるんだよな(`・ω・´)


356 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:12:56 ID:3jUfUX2w
>>355
まさに今。


357 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:14:25 ID:SQONB/nM
>>345 >>349
そうですね、朝の時点で解決できなさそうなら、
協力はともかく、将介と一度話し合ってみます。


>>350
最初はやはり、怒鳴ってごめん、から。


358 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:14:29 ID:J1QTnyU6
>>354
とりあえず、朝一で謝りに行って
それでも取り合ってもらえなかったら、将介に頼むって感じで


まあ、夏実に話を聞いてもらえたとして
どうしてあんなに怒鳴ったのか、問われた時、どう答えるかも大事だな~


359 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:14:59 ID:P5qG22LX
将介にもちゃんと謝れよ。
今回の件は壱太が悪い。



360 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:19:15 ID:ucITj6Ks
>>359
いや、夏実も悪いし壱太も悪い
正直、どっちもどっちだと思うんだがね
それでも自分から謝る事に意義がある、俺はそう思う


361 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:21:02 ID:SQONB/nM
>>355 >>356
「男には、負けるとわかっていても戦わなくてはならないときがある」
ちょっと違うか。勝ち負けじゃないし。


>>358
怒鳴った理由は、ああうん…これ難しいかもです。
ちゃんと考えてみます。


>>359
はい、やつにも迷惑かけました。
迷惑という意味では、軽山にも謝らなくては。


362 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:23:05 ID:SQONB/nM
>>360
理由はともかく、行った行動としては、
俺が一番悪いと思います。ので、自分から謝ります。


363 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:25:05 ID:J1QTnyU6
>>362
怒鳴った理由の説明
それはつまるところ、「なんであんなに怒鳴ったの?」と問われた時
自分の想いを告白するか、しないか、ってことなんじゃないかな
それによって、どう答えるかは大きく分かれるだろうしね


364 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 01:25:49 ID:SQONB/nM
はい、皆様の意見も参考に、
まずは『朝一で謝る』ことになったので、
今日はもう寝ることにします。

相談に乗ってくれてありがとうございました。

おやすみなさいzzz


365 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:26:33 ID:ucITj6Ks
おやすみ

明日はいい報告が聞けると信じてるよ(`・ω・´)


366 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:29:31 ID:RlnFoHT4
軽山には謝るどころか釘刺した方がいいと思うんだけどなぁ
引っ掻き回すだけ引っ掻き回してまるで自覚ないし
夏実にしつこくしてるのとかは止めさせた方がいい思うぞ
どうせそういう軽い奴ははっきり言わないと
面倒事増やすばっかりだし


367 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:34:08 ID:SQmzCGTr
怒る理由を言うってことは告白するのとほぼ同義と捉えていいんだよな?
ある意味岐路だよな。
どっちに転ぶかわからん。


368 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:35:52 ID:jNSp0U4u
夏実に言わせりゃ腐女子ごときが壱ちゃん扱いしているのに
親友の私がなぜ怒鳴らないといけないの!!!って思ってそうだしな
まあ理由は壱太が夏実の事が好きで男としてみられたいだからな。どのみち謝罪理由話してる最中にほぼ告白ニュアンスになるよな。
逆に壱太のチャンスに思えて来たよ。


369 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:39:32 ID:J1QTnyU6
どうなんだろねー

親しい人間から「壱ちゃん」呼ばわりされるのはイヤだ、って言うのと
(将介や夏実のような『親友』からそう呼ばれるのはイヤだ、ってニュアンス)

夏実から「壱ちゃん」呼ばわりされるのはイヤだ、って言うのと
(『好きな人』からそう呼ばれるのはイヤだ、っていうニュアンス)

どっちでも、説明としては納得してはもらえると思う
まあ前者なら、また暫く現状維持になるかなーって感じだが
正直、そこまでして現状維持する意味は俺にはワカランので
ここは良いキッカケと思って告白する方に一票w


370 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 01:51:23 ID:P5qG22LX
実際に今回の件で告白の成功率に変動はほぼないとみてるよ俺は。
良く悪くも友達としての関係は良好だしな


371 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 02:52:42 ID:NQCu5HOY
軽山は放って置くのが一番いい。
多分謝ったら
「おわびに合コンの面子そろえてねw」
って話出されるかもしれない。
壱太の性格だとそこで突っぱねることできなそう
だからトラブル要素は放っておけ。


372 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 05:21:45 ID:3jUfUX2w
良くも悪くも進展するだろうな。
壱太みたいな状況ではなかなか進展しづらい。

軽山はちゃんと押さえとかないと面倒になりそうだぞ。
多分、合コン→夏実狙い→あわよくば付いて来る夏実の友達もキープってのを狙ってる。
将介に頼むのはコイツへの釘刺しが先だと思う。


373 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 07:18:57 ID:Ov28L82T
今回のケンカはある意味告白チャンスでもあるけど
無理にそこまで持っていく必要もない、とも思う。
まあ流れ次第だよね


374 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 07:42:53 ID:DiMp8Yy9
おはようございます壱太ですノシ

ちょっと直謝りかましてくるっ

というわけで、朝一からスネークしてきます。



375 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 08:07:41 ID:SQmzCGTr
>>374

おはよう。健闘を祈る


376 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 08:08:17 ID:DiMp8Yy9
目標の家付近につきました。

恐ろしく寒いです。


377 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 08:13:40 ID:SQmzCGTr
実況かww

余裕があるなら少し上の方のレスを読んどくと良い


378 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 08:23:50 ID:8tVQsXd8
つ【ダンボール】


379 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 08:29:35 ID:Ov28L82T
ちょw実況かよwww


380 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 09:01:48 ID:1FB/o8sD
もうまにあわんのに
なんで出てこない!?


381 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 09:03:09 ID:SQmzCGTr
>>380

将介に聞いてみたら?


382 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 09:04:33 ID:Ov28L82T
実はもう出かけてる、とか


383 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 10:11:55 ID:372kJlPf
待つことが必要なときもある。


384 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 10:13:40 ID:jNSp0U4u
そんなときはがむしゃらにピンポンを押せ


385 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 12:39:22 ID:oqu2zN2A
そしてダッシュw


386 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 12:44:09 ID:Es/AUXni
タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!
留置所で出会う二人、そして・・・

夏「どうして、壱が・・・」

壱「>>343」

次回 静止した鉄格子の中で
この次もサービスサービスぅ


387 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 15:29:49 ID:2NslIloD
思い切ってチャイムも鳴らしてみましたが、結局、会えませんでしたorz

夏美は、学校には来ているようです。なので、俺が来るより先に出たか、一限目だけ休んだか、のどっちかだと思います。
多分、後者かと。


俺の一限?当然間に合わなかったのでサボりました(^-^;


388 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 16:27:55 ID:3jUfUX2w
バレただろ・・・

なんとか接触を持てないものか。


389 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 17:35:50 ID:DiMp8Yy9
すれ違いで壱の部屋の前で待ってた、とかだったら笑うw


390 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 19:56:19 ID:S0Ib8rvH
ちょっと将介んちで二人で飯食うことになったので行ってきます。

で、ちょっと話し合ってきます。

帰ってきて元気があったら戻ってきます。


391 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 20:19:05 ID:aEWEemc/
>>390
行ってらっしゃい。
……そして、今更気がついたけど、携帯のID被ってたのね。
てことは、壱も同じ携帯会社か。


392 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 22:19:10 ID:vm3VhTuT
今頃二人は……


393 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 23:06:12 ID:GCiinRVZ
アッー!


394 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 23:14:04 ID:3jUfUX2w
殴り合いに進展しないことを祈るか。


395 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 23:23:16 ID:3QDeNFvF
ただいま帰りましたノ

サバンナ面白かった。コラボやばかったw


396 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/28 23:24:30 ID:ucITj6Ks
お帰り

何だその平和な感じw
とりあえず報告にわかちこ・・・じゃない、wktkしとくぜ


397 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 23:36:26 ID:3QDeNFvF
>>366
悪気がないのが軽山の一番の問題点なんですよね(^^ゞ


>>367
まあ必ずしも夏実に理由を聞かれるとは限りませんが。
将介は聞かなかったし。


>>368 >>369
チャンスとかキッカケとか思える余裕はまだないです。
なんか結構精神的にクルよ、避けられるのって。


>>370
だといいのですが。
もっとも、少しでも成功率があったらの話ですけど(^-^;


>>371 >>372
軽山も悪いやつではないんですけどね。
交換条件的に合コンをもとめてくるようなことはないと思います。
その前に、条件なしにお願いしてくるタイプw


>>373
とりあえずは、告白以前に仲直りを目指します。


398 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 23:40:19 ID:3QDeNFvF
>>388
部屋にいたんなら、俺が来ていたのはばれてると思います。
チャイムも鳴らしたし、電話も鳴らしたし。


>>389
そんなことはなかったんだぜ。


>>391
あ。IDで携帯会社わかるんですね。
やほー。です。







399 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 23:42:33 ID:3QDeNFvF
>>392 >>393
そんなことも決してなかったんだぜ!


>>394
もちろん、そんなことにもなりえません。


>>396
将介とTV観てから帰りましたw


400 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 23:43:44 ID:3QDeNFvF
では、朝の報告からちょっとだけ。


401 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 23:49:47 ID:3QDeNFvF
朝、夏実が家を出るのは早くても8時半だろうと予測して、
早めに家を出た。
今日は昨日までよりだいぶマシだが、
寒さが身に刺さる。ついでに心も寒い。

8時すぎには夏実のマンションの近辺につく。
そのとき、ココのレスを確認。気合いが入るぜ!
しかし、このまま待っていてはただの変質者。
しかも恐ろしく寒い。
ので、近くのコンビニに移動した。
立ち読みするふりでヤンジャンを手に取りながら、
夏実のマンションの入り口を見つめた。
……これも充分、変質者な気がする。


402 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/28 23:55:28 ID:3QDeNFvF
8時半…出てこない
8時45分…出てこない
9時…出てこない!?

これは俺も夏実も確実に遅刻だぞ??
まさか寝坊しているのか? 体調でも悪いのか?

俺は心配になって携帯を鳴らしてみたが、やはりコール音だけで出る気配がない。
このままでは埒があかん!
俺はマンション前までいくと、テンキーで夏実の部屋番を押し、
チャイムを鳴らしてみた。

………無反応orz

ためしにもう一度鳴らしてみたが、無反応だった。

これはもしかしてかなり早くに家を出て学校に向ったのか?
そう思った俺は、チャリを走らせ大学へと急いだ。


403 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/29 00:12:37 ID:nzWoOnPJ
俺はやはり一限目には間に合わず、
遅刻で講義を受けるのもなんか億劫だったので、
学内をぶらぶらして時間を潰した。
この時間、夏実の講義は自分の学部棟で行われてるはずだ。
それを確認しにいくことは、さすがにできなかった。

二限目は普通に出席した。
そして、一人学食に向う。もしかしたら夏実に会えるかも。
しかし、夏実は居なかった。
かわりに、将介には会った。

将「よ、おはようww 一夜明けて、気分はどうだ??」
壱「最悪だよ。」

俺達は昼食のトレイを手に、テーブルにつく。

将「昨日のこの時間は激しかったなぁw」
壱「悪かったよ。」

俺は頭を下げた。

将「気にすんな、俺は別になんもないしw お前落ち込みすぎだ」
壱「そりゃ、落ち込むだろ」

夏実に、口も利いてもらえないような喧嘩をしたのは初めてだ。
そりゃへこむさ。


404 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/29 00:17:43 ID:nzWoOnPJ
俺は、夏実に電話にも出てもらえないことを、将介に話した。

将「ふーん…あいつも頑固なとこあるからなぁ。」
壱「どうすりゃいいか見当もつかないっす。」
将「ほっときゃそのうち機嫌も治ると思うけど。」
壱「そのうちって…」

そのうちを待ってられるほど、今の俺は余裕は無かった。
そんな俺の様子を見かねたのだろう。

将「壱、お前今日バイト休みだろ?俺んち来いよ。」
壱「あ?なんだよいきなり。」
将「酒でも飲みながら対策練ろうぜwついでに愚痴も聞いてやるよ。」

将介は笑っていった。
俺は、その言葉に甘えることにした。


405 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/29 00:20:12 ID:nzWoOnPJ
学校編はこんなところです。
ちなみに夏実が大学に来ていたことは、
学食で見かけた夏実の友人に、将介が聞いてくれました。


406 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/29 00:31:31 ID:nzWoOnPJ
で、将介んち編なんですが、
ちょっと濃かったのでまとめるのに時間と体力が必要なため、
明日に回したいと思います、すみません。

今日はあんまり寝れなかったので既に眠たいのです…

それでは、また明日。
おやすみなさいzzz


407 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 00:35:12 ID:afa+VO/Q
乙。
明日は仲直りできるといいな。


408 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 00:36:44 ID:FrYyXlSJ
なんか壱太が100%悪いみたいな雰囲気になってるけど
そもそも壱太が嫌がってるのに夏実が言い続けたのが原因
なのにな。
夏実はその辺自分でなんとも思ってないのかね。
壱太としては自分が全部悪いと思ってるかもしれないけど、
傍観者からするとその辺が結構不愉快に思う。


409 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 00:50:12 ID:GfVlgTlp
非は両方にあるんだから、あまり熱くならずに生温かく見守ろうぜ?


410 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 00:55:06 ID:FzzACKnm
まぁ、どっちに転がるか分からんからなぁ…
仲が悪くなる方に転がった時は一緒に悩むとしようや


411 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 01:03:20 ID:i3JpXnMs
確かに夏実が言い続けたのが駄目押しになってるけど、
元々、「誘わなければ“ならない”」とか、妙に構え過ぎて余裕なくしてるせいだからじゃない?

100%ではないけど、60%くらいは壱の分で、残りの40%を
女友達らと、軽山と、ノっかった将介と、普段の調子で弄ってた夏実で分担て感じ?

ただ、「相手にも非があったんだから」と、そっちに意識向けるより、
己の非を省みる方に意識向ける方が好ましいし、共感するかな。


412 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 09:17:46 ID:FrYyXlSJ
>>411
まさにそのとおりだから、夏実が電話でなかったり
居留守使ったりする資格はないんだよね。
すぐにお互いが謝るべきなのに、あなたのいう己の非を省みる方
に意識が向いてるとは思えない行動を夏実が取ってるのが
第三者から見るとそれってどうなのよって思ってしまうんですよ。


413 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 10:43:54 ID:FOYyw+Gr
えーと…
スレ主だってもう次の行動については自分なりに色々考え、動き出してもいるんだし
夏実の責任割合をここでこれ以上話し合うことが、何レ主の役に立つとも思えないし
そろそろ不毛な議論になってる感じだから、いい加減にこの話題は終了しないか…?

まあ各々思うところはあるだろうけどさ
あんまり自分の好きな奴についてあーだこーだ言われるのも、しんどいもんだと思うしなw


414 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 11:41:01 ID:TjKoAboE
誰が悪いなどと話題になる程たいしたケンカじゃないしなww
壱太にしてもかわいいキャラが嫌だなんて贅沢な話しだし(笑)
それより将介との熱い話しの方が気になるなw
ウホっ適な意味でwww



415 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 12:38:24 ID:feqLFvO8
めんどくさそうな女だな


416 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/29 17:50:46 ID:C672himX
>>413
同意だ。

それに、意地っ張りだったり
素直になれないとこあったり、
なかなか捕まらなかったり、
それくらいの方が追いかけ甲斐があるってもんじゃない?w


417 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 00:03:24 ID:2XLjXDxD
>>408
悪いと思ってるけど素直になれないんじゃないの?

tkこの話終了だったね


418 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 00:46:02 ID:GgKPz03R
チラッ(・_|


419 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 00:47:17 ID:MTWSnG5D
さてどうするかね壱太よ。
俺は報告待ってるぜ。


420 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 00:48:04 ID:1QtMzVH3
む、どうなった?


421 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 00:48:29 ID:ky6JLNIo
報告ですね、わかります


422 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 00:58:31 ID:GgKPz03R
こんばんはです。
遅くなりましたすみません。バイトが長引きました。


423 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 01:06:24 ID:e+WuFWpu
さあいこーか


424 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 01:07:36 ID:GgKPz03R
>>407
いまだ現状維持、です。


>>408 >>412
まあ言われる事はわかるし、普通はフィフティフィフティかもしれませんが、
そこに様々な感情が加わると、理性だけでは片付けられないんですよね。
意地とか恋愛感情とか惚れた弱みとかw


>>410
そのときは、よろしくお願いします(。-人-。)


>>415
逆に考えるんだ、
ツンデレだと考えるんだ!




425 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 01:08:44 ID:GgKPz03R
お待たせしました、
まずは昨夜の将介んち編からです。


426 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 01:09:11 ID:1QtMzVH3
いや、まだデレてないからww


427 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 01:14:29 ID:GgKPz03R
大学が終わったあと、一度家に帰り、
約束していた8時に、将介の部屋へ向った。

将「よう、待ってたぜw」

将介は別段いつもとかわりなく、にこやかだ。
部屋に入ると、ホットカーペットの上の座卓には、
コンビニで買ったと思われる品々が並べられていた。
例のパスタ事件以来、自炊は完全に諦めたようだ。

将「まあ座れよ、乾杯しようぜ。」
壱「おう。」

ベットを背に座る将介の対面に座ると、缶ビールを受け取り、開けた。
将介はラガー派だ。たまにはラガーもうまい。


428 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 01:15:23 ID:GgKPz03R
>>426
そうですが、ものは考えようというやつです。
永遠にツンは困る(^-^;


429 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 01:23:27 ID:GgKPz03R
将「まあ、今回は大変だなw」
壱「笑い事じゃねえよ。」

将介はあくまで気楽な物言いだった。

将「いや、お前は深刻にとりすぎだって。」
壱「そうかなぁ?」
将「そうさ。お前普段、あんな声上げて怒ること無いだろ?」
壱「まあな。」
将「だから、急に怒られて、夏はびっくりしたんだよ。びっくりしすぎて逆ギレしちまったから、今はどうしていいかわかんなくなってるだけだって。」

まあ将介の言う事もあるかな、とは思った。
さすがに幼馴染のことは、よくわかっているだろうし。
だが俺はなんとなくそれだけでないような、もやもやした気分だった。

将「だから、ほっときゃそのうち向こうから何か言ってくると思うぜ。」
壱「そのうちって、いつだ?」
将「そりゃわかんねえよw俺は夏じゃないし、お前でもねーもんw すぐかもしれんし、暫く続くかもしれんし。」
壱「それは困る。」


430 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 01:26:30 ID:MTWSnG5D
どっちが悪いってのは賢い考え方じゃないんだぜ。
非は互いにあるはずだから自分のそれを見つけることが先決。
謝るとか仲直りってのはそれからするもんだ。


431 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 01:31:19 ID:GgKPz03R
将介は、初めて困惑した表情を見せた。

将「どうしたんだよ? そんなに焦って。今までにない喧嘩だからか?」
壱「それもある」
将「大丈夫だって、俺なんて喧嘩しょっちゅうしてるけど、知らん間に元に戻ってるぜ?」
壱「そういうんじゃなくて、ハッキリ仲直りしたいんだよ。」
将「?」

将介は、俺があんなに怒った理由を聞いてこなかった。
考えてみれば、こいつはそういうやつだ。詮索なんてしない。俺より懐がデカいんだ。
だから、無理に言う必要もなかったかもしれない。
しかし…怒った理由を語るとは別に、
俺は前に進むために、そしてある種・将介との決着をつけるために、
ここで言うことを選んだ。

壱「ずっと避けられるのは辛いんだ。」
壱「…だって俺は、夏のことが好きだから。」


432 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 02:03:58 ID:dKVGMdG5
あれ?イッチー寝ちまったか?


433 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 02:18:06 ID:GgKPz03R
ちょっとPC調子わるいです


434 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 02:19:30 ID:tItZkRSH
ものすごい焦らしかと思ったぜ。


435 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 02:26:07 ID:GgKPz03R
いけそうです。
つづき。


436 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 02:38:12 ID:GgKPz03R
将「マジ?」
壱「ああ。」
将「それは恋愛的な意味で?」
壱「もちろん」
将「へ~ぇマジかw」

初め驚いた顔をした将介だが、すぐにニヨニヨしだした。

壱「なに笑ってんだよ。」
将「いや~、人の恋バナって興味深いだろ?w」
壱「恋バナって……はぁ。」

この緊張感のギャップに、疲れが増す。

壱「……気付かなかったのか?」
将「おう。なんかお前、分かり難いんだもん。」
壱「そんなに分かり難いか?」

このスレにも将介が俺の気持ちに気付いているのでは?
という説もあったが、実際は気付かなかったようだ。

将「いや、高校の頃、ちょっとはそうかなーと思ったことはあるんだよ。」
壱「どっちだよw」
将「でも、俺がお前の立場だったら間違いなく俺に相談するだろうし。立場的に。」
壱「……あー。」
将「だから、やっぱ違うかなーと思った。」

なるほど、それはそうか。
夏実と知り合ったきっかけは将介なんだから、相談するのは当然、と思って普通か。

確かにそうなんだけど、俺には言えなかった事情がある。

壱「それはさぁ、」
将「おう。」
壱「お前も、夏を好きなんじゃないかと思ったからだよ。」


437 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 02:47:19 ID:GgKPz03R
将「俺が?ないないw」

将介は笑って言った。

将「前にも言ったことあると思うけど、俺はアイツに恋愛感情は持てねぇって。」
壱「……。」
将「案外、幼馴染ってそんなもんだぜ? 赤ん坊の頃から知ってるんだし、まあ兄妹みたいなもんかな。」
壱「……ホントにそうか?」

わざわざ穿るようなマネは、器の小さいやつのやることだろう。
だけど俺は、この際、全部ハッキリさせておきたかった。

将「なんだよw 俺がウソつく意味ないだろ?」
壱「じゃあなんで、お前は彼女つくらないんだよ。」
将「へ?」
壱「お前、結構モテるじゃん。その気になれば彼女くらいできるだろ。」
将「う~ん…」
壱「それはやっぱり、どっかで夏のことが気になってんじゃないのか?」
将「ナイナイ、それはナイ」
壱「じゃあなんでだよ?」

……我ながら、ひどい問い詰めだった。


438 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 02:53:48 ID:GgKPz03R
壱「俺に気を使って、身を引くとかならやめろよ。」
将「違う違う、そんなんじゃないってw」
壱「じゃあなんで?」

ちょっとの間、将介は腕組みをしながら眉間に皺を寄せていたが、
やがて決意を固めたように口を開いた。

将「えーい、わかったよ、言ってやる。誰にも言うなよ?」
壱「わかった。」
将「……好きな女が、いるんだよ。」

今度は俺が驚く番だった。

壱「マジ?大学のやつ?」
将「いや。」
壱「じゃあ高校のときの同級生?」
将「いや。」
壱「じゃ、何してる人だよ。」
将「……働いてる。」

なんと、社会人!?

将「夏の、姉ちゃんだよ」


439 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 02:56:50 ID:Out8g3pt
報告中に申し訳ないが壱太に一つ質問
夏実がなんで壱太と同学科の子の真似したか理解できるか?


440 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 03:02:16 ID:YmZgs38y
>>439
頼むからそういうのは報告後にしてくれよー


441 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 03:07:35 ID:Out8g3pt
>>440
報告中断して答えろとは言ってないだろ
そもそも掲示板なんだからすぐに答える必要もない
報告後にレスくれれば十分だし、気に入らなけりゃスルーすればいいことだ


442 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:08:12 ID:GgKPz03R
夏実のお姉さん…春実さんは、写真でしか見た事がない。
年が三つ上で、俺達が高一の頃には県外の専門学校に行っていたから
俺は会う機会がなかった。
写真や写メで見た感じでは、夏実に似てはいるが、
カワイイ系というよりキレイ系の方だった。
今は、専門学校卒業後、美容師として学校のあった県で働いているはずだ。

壱「マジか!すごい驚いた。今日一で驚いた。いつから?」
将「憶えてねぇ。物心ついたときには好きだった。」
壱「お~お。」

俺は何故か、感心してしまった。

将「中二のとき、告白した。」
壱「おおスゲッ」
将「でも、ダメだった。相手は高校生だもんな。ガキは相手にされなくて当たり前だw」
壱「……。」
将「忘れようとして、他のコと付き合ってみたけど、ダメだった。もう刷り込みみたいなもんさ。いつまでたっても、春姉のことが頭から離れねぇんだ。」

その苦しい気持ちは、なんとなく分かるような気がした。
ただ、その期間の長さは俺とは比べようもないほどだが。

将「だから俺は、オトナの男を目指してんだよ。イケてるオトナになって、そん時、春姉が一人でいたら、もう一度アタックしてみるさw」
壱「はぁ…すごいな。」

こいつは前々から人間が出来てる方だとは思っていたが、
必死に成長しようとしていたのかもしれない。

将「スゴかねぇよw ま、俺の事はそんなわけだから安心していいぜw」


443 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 03:12:23 ID:YmZgs38y
>>441
お前の質問のせいで壱太が報告を中断する可能性があろうだろうが
報告終了後に質問すれば済む話じゃないか


444 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 03:20:25 ID:Out8g3pt
>>443
誰かさんと違って壱太はここがチャットではなく、掲示板だと分かってるらしい


445 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:20:37 ID:GgKPz03R
壱「それって、夏は知ってんのか?」
将「さぁ…言ったことはねぇから、知らないかも。」
壱「ふーん。」

将「なんだお前、夏の気持ちの方も心配してんのか?」
壱「そりゃまあするだろ。」
将「アイツが俺の事をってか? ナイってw」
壱「聞いたわけじゃねぇなら、言い切れないだろ。」
将「う~~~ん、そりゃまあそうかw」

将介は既に緊張感のない顔にもどっていた。

壱「お前以外の誰かを好きな可能性もあるし。」
将「そりゃそうだw」
壱「……ニヤニヤするなよ。」
将「いや、悪い。お前のマジメな悩みも分かる。でもよ、相手がどうかなんて、こっちが告白するしか気持ちを知る方法はねぇぞ?」

それは、そうだ。
それに、相手が誰が好きだろうが、こっちの気持ちには変わりはないんだ。

将「あ、告白したくて悩んでるわけ?」
壱「そうじゃない。…いやそれもあるけど……」
将「どっちw」
壱「今は、とりあえずすぐにでも仲直りしたいんだよ。告白の事を考えるのは、その後だ。」
将「ふーん、回りくどい気もするけど、…まあ仕方ない、親友のためだ。一肌脱ぐか。」


446 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:27:32 ID:GgKPz03R
将「お前、金曜バイト休みだろ?」
壱「ああ。」
将「じゃあ、金曜日に夏をココに呼ぶから、お前も来い。」
壱「夏、来るかな?」
将「俺が仲介するってんなら、来るだろw で、直接話し合って仲直りしろ。」

まあ、将介んちなら、夏実も来るだろうと思う。
俺はこの案に乗ることにした。

壱「すまない、助かる。」
将「気にすんなw いつまでも喧嘩されてる方が困るww」

将介は照れたように頭を掻いた。


447 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:28:46 ID:GgKPz03R
以上、将介んち編でした。
途中、中断が長くてすみませんm(_ _;)m

決戦は金曜日!!


448 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:34:34 ID:GgKPz03R
>>439
なんで真似したか…う~~む?
そのときは面白半分に見えましたが。


>>443
気を使ってもらって、ありがとうございます(^∇^)ノ



レスは、俺は報告中でも前でも後でもいつでもいいですよ。
レスもらえれば嬉しいもんです。だから、皆仲良くやりましょうw



449 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:42:44 ID:GgKPz03R
今、気付いたんだけど、
将介のやつ、幼馴染は恋愛対象に見れないとかいって、
春実さんもあいつにとっては幼馴染ですよねw

まあ、同い年と年上では違うか。


450 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 03:43:37 ID:YmZgs38y
>>448
スレ汚してすまんね。
明日仲直りできたら、そのときまたは近いうちに告白する予定?

あと、夏実が「壱ちゃん」って言った理由なんて本人にしか分からんだろうね。
面白半分、嫉妬半分じゃないかと想像しているけど。


451 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:49:06 ID:GgKPz03R
>>450
そうですね、仲直りできたら、
予定どおりデートに誘って、告白といきたいところです。

嫉妬ねぇ…あるのかな?


452 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 03:55:30 ID:Out8g3pt
>>448
ふむ・・・
壱太は夏実に、女の子のように扱われることが嫌だと伝えてるけど、
それはどういうニュアンスで伝わってる?
夏実が冗談のネタにする程度なのか、ジョークのネタにするのを
不謹慎と思うくらいなのかってことなんだけど


453 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 03:57:48 ID:YmZgs38y
>>449
そういうことだろうね。

>>451
嫉妬は多少はあるんじゃないかなぁ?
例え恋愛感情が無かったとしても、自分が親しくしていた人が別の人と
仲良くしているのを知ったら、やっぱり妬けるものだと思う。


454 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 03:59:11 ID:GgKPz03R
>>452
そこまで激しく怒ったことはないし、
冗談的になら将介とかにも言われることはあるから、
ネタにする程度、ですかね。俺も別に普段は「やめろよw」くらいだし。


455 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 04:00:22 ID:7ADNQAAz
嫉妬って言うと、言葉が強く感じるなら、同じ意味合いだけど、やきもち、とか
別に男女の仲に限った話でなく、子供なんかでもあるじゃない。
自分が一番仲良くしてると思ってた相手が、他のヤツとも妙に親しげにしてみえると、
ちょっと面白くなかったり、張り合いたくなったり、そういう行動することが。

対象が親でも似たようなのはあるかな?
兄弟が産まれて、それまで自分に構ってくれてた親が、下の子に構いがちになったりした時
上の子が下の子にやきもち焼いたり、わがまま言って困らせたり
そうやって構われることで自分への愛情を確認しようとするのとかさ。


456 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 04:01:09 ID:GgKPz03R
>>453
うーむ、親友としての、っていうのならあるのかも。


457 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 04:03:45 ID:GgKPz03R
>>455
ああ、なるほど。
そういう感情は自分に置き換えて見るとわかるなぁ。

どうせなら恋愛感情でのやきもちのがいいんですがw


458 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 04:06:30 ID:YmZgs38y
>>457
「例え」恋愛感情から来るものではなかったとしても、恋愛感情が芽生える
可能性は大ありだと思うよ。


459 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 04:07:32 ID:Out8g3pt
>>454
夏実は冗談のネタにしたことあるの?


460 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 04:10:26 ID:GgKPz03R
>>458
ありますか?
めばえ、がんばります!


>>459
普通に「(女みたいで)カワイイ☆」とかは。




461 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 04:27:14 ID:7ADNQAAz
壱が振り返ってた話の中にある、意識し始めた切っ掛け?になった時のように
傷付けた、と感じられたら、真摯に謝ることが出来る人だと思う。

でも、その後の壱が、二人との関わりの中、確かに自分を認めてくれる人が居ることで
コンプレックスではあれど、以前と違い、ネタとして笑えるだけの余裕が出てきてからは
傷付けるのでなく、凹ませたり弄るネタとして、
そして本人の受け取り方次第だけど、それもチャームポイントになりえるんだと染み込むように、
イタズラ心とプラスの感情篭めて言ってそうだと感じる。

自分が、そういう感じの人にされたのを重ねての意見だけど。


462 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 04:37:21 ID:GgKPz03R
>>491
多分、その通りだと思います。

それだけに、急に怒鳴られてショックだったんじゃないかと。
ゆえに、反省しております。


463 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 04:41:08 ID:GgKPz03R
あ、
>>461
でした、すみません間違いましたorz



464 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 04:44:55 ID:Out8g3pt
>>460
なるほど
ID:YmZgs38yの言う嫉妬って線もあると思うが、別の可能性として
俺の考えも書いておくよ

俺はあの場に軽山がいたことが一番の原因じゃないかと思ってる
夏実は軽山にメアドを知られたことを嫌がってたよな?
彼女にとって、あの場面の状況は↓みたいな状況じゃないかと思うんだよ

・嫌な奴に話しかけられてイライラした経験を数日前にしていた
・「自分たちの空間」である昼食の場にその軽山がいた
・軽山と関わるのも嫌なことを壱太は知っていた

壱太は言われたんだろ?
「それ(あのときはメアドの件だけど)をなんとか止めといてくれるのが親友ってもんでしょ!!」って
夏実は壱太に対して、少なくとも親友と言うくらいには心を開いてるわけだ
そして、嫌な奴に対してどうして欲しいかもちゃんと言葉にしてる

そういう経緯があった上で、自分たちの空間に軽山がいたわけだ
夏実にしたら、壱太が軽山があの場にいることを認めたことに対して、裏切りを感じたんじゃないかな
(客観的に見てとか、壱太側から見て、ということじゃない)
彼女がそう感じたなら、悪意をもって「壱ちゃん」と言っただろうし、それにキレた壱太に対して
「じゃああんたの裏切りは何なんだよ!!!」と思ってるかもしれない

夏実が感じたかもしれない裏切りは、実際は裏切りと言えるものじゃないと思う
ただの友達だったり、知人だったりしたら、これは「気が利かない奴」で終わると思うし、
次から使えねーなと考えるだけだろう
でも、心から信頼している人ならしてくれるはず、と思っていて、なおかつちゃんと言葉で伝えたことを
信頼している人がしてくれなかったなら、「裏切り」と言えるほどのショックを伴った行為になるもんだよ


465 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 07:54:45 ID:2Vz0yv50
>>464
俺もどちらかというとこっちの印象だったな


466 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 08:15:58 ID:UIBu6a0i
>>438
>>439
>>440
見苦しすぎワロタ

確かに壱太ちゃんて呼ばれて愛想良くしてるのは
嫌じゃなかったのかよ、とかもう平気になったのかってノリで
からかわれてもしょうがないけどな
ただ夏美は実際にその場面を見たわけではないし

>夏「あたしも壱ちゃんって呼んじゃおうかなー。」
>壱「やめろよ。」
>夏「いいじゃんカワイイじゃん壱ちゃんw」
>壱「…やめろって。」
>夏「壱ちゃん壱ちゃんカワイイいっちゃーーんww」

これはかなり一方的に夏実が悪いだろ
どんな流れであっても目の前で嫌がってる相手にしつこくするのは
怒ってくださいって言ってるようなもんだしな
軽山がいた事に裏切りを感じたとしても
その軽山の発言にのせられて壱太をからかってる時点でもうね

壱太は下手に出すぎ、友達にしても恋人にしても片方が図に乗るのは良くない
二人とも将介の友達なんだからどうせすぐ元通りになるのに

それよりも将介、夏実から壱太が気になる程度の相談は受けてそうだな
あまりに面白がりすぎだろw


467 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 08:55:09 ID:qpv/gRbT
どっちが悪いとか片方が図に乗るのは良くないとか…

恋愛とか関係なく自分に悪いところがあったと思ったら、それについて謝るのは人として当然
そもそも責任の所在を明確にしなきゃならないレベルのケンカでもないだろ

それに夏実がいつ図に乗ったよ?
壱太側の情報しかないから多少は仕方ないが感情移入しすぎ


468 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 09:15:14 ID:aZYP+DJy
>>467
夏実にも悪いところがある以上謝るのは人として当然ですよね。
なんで夏実は自分が一方的な被害者のような態度とってるの?
おかしくない?

みたいな感じでループするからこの話やめようよw


469 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 09:38:23 ID:O+QDk+sZ
夏実の反応が出てくる前にあれこれ言ってもしょーがねーだろw
ケンカして話がしづらくなるなんて良くある事だw
仲直りする、もしくは言い分を聞くために必要な機会は作れたんだから
そこで仲直り出来なかったらどうしたら良いかを考えるべきじゃねーの?w

あと、軽山について今後どうするか考えないといけないよな。
放っておけば繰り返す事になる。
報告で受けた印象からして、単純に関わるなと言ってもたぶん無駄だろうし…
こっちこそ喧嘩する気で行かないとダメかもしれんね


470 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 09:54:06 ID:7BWx6XpJ
壱太です。携帯からです。

PCの調子が悪くて、なんとかしようとしているうちに寝落ちしてましたorz

またPCからかきこめるようになってから、レスします。すみません(-.-;)


あと、白熱の議論をしてもらえるのは嬉しいですが、
報告した内容のほうにも触れてもらえるともっと嬉しいかな~、なんて(^^;


471 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 09:55:24 ID:Ir62fTvg
夏実は頑固なだけで悪いコじゃない仲直りするきっかけを逃しまくっただけだろ
あと空気を読めないとこはあるが軽山ってそんな悪くないと思うぞ。
将介や壱太にちゃんと了解を得てから行動起こしてるわけだし
どっちにしろ夏実の眼中に軽山はないから問題ない。



472 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 10:01:40 ID:MTWSnG5D
仲直りについてはあまり言うことないからな。
ちゃんとやれよ。

にしても将介がガチで兄貴フラグ立ってたとは意外だ・・・


473 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 10:06:50 ID:57za8DrN
そうか~、上手く行けば、将介は兄貴か。
「お義兄さんと呼ばせて下さい!」と言ってやれwww

まあ、上手く行ったら、だけどなw

それはそうと、夏実ちゃんと話すことがまず先決。
機会を作ってもらうんだ。頑張れよ。


474 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 10:18:33 ID:XavBXV56
話してくれるようになればあとは二人のことだからすぐに元通りだろう。
がんばれ壱太。


475 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 12:09:09 ID:x6y7RJPA
将介が夏実の事を好きかどうかしつこく聞いた気持ちはわかるな。
とりあえず将介に夏実を好きな事を伝えてスッキリしたろ?
相談して正解だったな
現状こんなカンジか?
壱太→夏実
将介→春実
夏実→不明?
軽山→(まず空気嫁!可愛ければry)
腐女子→BL希望



476 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 12:17:28 ID:MTWSnG5D
>>475
そんなかんじだな。
軽山は一応夏実狙いじゃなかったっけ?


477 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 12:55:02 ID:Ir62fTvg
>>476
軽山は夏実にコンパしよとか言ってるから敢えて外した。
しかし軽山という名前も相まって軽山の評価を下げているな・・・壱太、オソロシイコwww


478 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 13:00:39 ID:wiLIreHg
壱太よ夏実の好きなところを教えてくれ。(いくつでも)



479 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 15:08:55 ID:GgKPz03R
チラッ(・_|


480 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 15:14:42 ID:GgKPz03R
ただいまですノ
バームクーヘンうまうま。


481 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 15:21:42 ID:GgKPz03R
>>464
細かいとこまで推考ありがとうございますノ
軽山に関しては、夏実は「裏切り」とまでは思ってないんじゃないかなーとは思います。
一度メルアドを知られた以上、軽山は将介の友人だし、
俺にはどうしようもないってわかってるから、ミスド三つで済ませてくれたんだと思うし。
それに、軽山をめんどくさがってはいるけど、別に人間的に嫌悪してはないです。
そこまで嫌がってたら、将介も俺もなんとかしようとするっす。

まあこれも推測の域になってくるんで、実際の夏実の気持ちはわかりませんが。


482 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 15:27:50 ID:GgKPz03R
>>466
図にのるときは俺にも将介にもあるんで、なんともw
まあ、高校からの友達同士なんて、調子に乗ったり乗られたり、かなーと思います。
それだけに、今回喧嘩が長引いているのは、将介もちょっと不思議そうな感じでした。


>>467
>>468
結局、夏実に話を聞かない限り、終わらない話ですよね。
俺は俺自身の悪かったところを謝ろうと思ってます。


483 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 15:39:04 ID:GgKPz03R
>>469
>>471
将介も、夏実はどう言い出していいかわからなくなってるだけって言ってますしね。
いつもは割とすぐ素直に謝るタイプなので、余計わからなくなってるのかも。

軽山、ねぇ。あいつもどこまで本気なのか。
仮に「俺も夏実が好きだからやめてくれ」って言ったら、案外すぐ引きそうですが。
まあ471さんの言うとおり、悪いやつでは全然ないんですよ。


>>472
ちゃんとやろうと思います。ふぁいおー!
将介の好きな人に関しては、ホントに意外でした。
俺、春実さんは会ったことないから、完全に意識外だったもんなぁ。


>>473
げ、兄さんか。あいつが兄さんか…うーむw
でも話を聞く感じ、将介は俺以上に大変そうです。メールはしてるって言ってたけど。

話す機会を作ってもらったことは、ホントに大感謝。
将介にはいつも世話になりっぱなしだなぁ。今度はこっちからも応援してやろう。


>>474
多分、そんなにこじれずに仲直りできるとは思うんですけどね。
油断は禁物なので、気合いいれていきます!


484 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 15:43:38 ID:GgKPz03R
>>475
まとめありがとうございますw
将介に言ったことは、本当にすっきりしました。
これで、告白の結果がどうなろうと、少なくとも将介とは今までどおりで
いられるってことが確認できて、安心感がすごいあります。


>>476
>>477
そうそう、軽山は本気で夏実狙いではないような感じなんですよね。

名前は軽音の「軽」から来てるんですが、想像以上にキャラとマッチングw
いや、評価を下げる気はないんですけどねw


485 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 15:46:31 ID:GgKPz03R
>>478
夏実の好きなところ……あらためて問われると……全部?w

なんかもう、どこが好きというか、
常に近くに居てくれないと落ち着かないような感じなんですよ。
なので、ここ数日は、自分が自分じゃないような、身体の一部が足りんような、
なんか空虚な感じなんです。


486 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 17:57:05 ID:GgKPz03R
さて、そろそろ出撃準備でもしようか。


487 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 17:59:53 ID:XavBXV56
>>486
がんばれ壱太!


488 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/30 18:34:03 ID:GgKPz03R
いってきますノ

>>487
頑張ります(* ̄▽ ̄*)ノ"


489 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 21:20:05 ID:x98ugF0G
イテラ~(・ω・)ノシ


バームクーヘン……( ゚д゚)クイタカッタノニ


490 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 21:55:48 ID:MTWSnG5D
>>485で壱がマジなのは分かった。
ここが好きっていちいち言うぐらいならそこまで本気じゃないんだよ。
大抵は時間とともに変わっていってしまうものだからな。

どうせだからバウムクーヘン置いていきますね。

つ◎


491 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/30 22:34:57 ID:96IJpxpK
では俺はドーナツ

っ◎


492 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 00:34:23 ID:g3omI4jY
50円払っておきますね。

つ◎


今日は壱遅いな。
話し合いが長引いていると見るべきか。


493 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 00:49:51 ID:tFCLEGsw
今日は来ないだろう。
きっと3人で飲んでるだろう。
明日の報告はきっと盛り上るぞwww


494 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 06:10:26 ID:PuBZoSAc
二日酔いだなw


495 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/31 09:34:06 ID:FrdCkFn4
おはようございます壱太です。
昨夜は来れなくてごめんなさい。
報告は今日の夜します。


496 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 09:46:41 ID:g3omI4jY
了解。期待してるぜ。

何時からの予定だ?


497 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 10:30:03 ID:BSrDcJLX
まってるよん


498 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 10:32:40 ID:Vc1CC9UA
*   *
  ∧_∧  *
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ *
 と__)__) *


499 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 11:31:49 ID:YBAjaNPX
|∀・)ワクワクチラチラw


500 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 11:45:47 ID:WsXwAQGC
最近PC不調とか言ってたっけ
報告するときは
一度メモ帳に書き溜めて
保存してから投下するようにね


501 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/01/31 12:59:05 ID:c51BmtdO
壱太です、ちょっとバタバタしててすみません。

インフルエンザで欠員が出て、急にバイト入ることになったので、夜は早くても11時過ぎると思います。

夕方ちょっと来れるかもしれませんが、報告は半端になりそうなので夜にします。


502 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 13:30:30 ID:g3omI4jY
深夜になっても明日になっても構わないよ。
バイト頑張れ。

こういうの見てて思うんだけど、まとめるのは気持ちの整理にもなっていいと思うんだ。


503 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 15:37:32 ID:fpuAcZCt
ムリスルナヨー(・ω・)ノシ


504 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/01/31 22:12:30 ID:hwcM4wWt
インフル流行ってるみたいだなぁ・・・
壱太も気をつけなよ!


505 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:02:13 ID:IbtgShto
チラッ(・_|


506 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 01:05:25 ID:V2pFzir3
みつけた!!


507 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 01:08:10 ID:F2GcPm6u
|´・ω・`)>(・_・ ) ズリズリ


508 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:08:25 ID:IbtgShto
大変遅くなりましたすみません(-人-)

>>500
その案、採用しました!


>>502
ですね、いろいろ1から考えられて、整理になります。


>>503 >>504
健康体です、今のところw


>>506
ミツカタ!


509 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 01:09:12 ID:V2pFzir3
今日報告できそう?


510 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:09:42 ID:IbtgShto
>>507
アアッヒキズリダサレルー(/▽゜\)

こんな遅い時間になりましたが、
皆さんいらっしゃいますでしょうか?


511 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:10:25 ID:IbtgShto
>>509
今日こそはします。長くなりそうです。


512 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 01:11:19 ID:rQoo/fcB
wktk


513 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 01:17:16 ID:/JSHAGQo
wktk


514 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:18:01 ID:IbtgShto
wktkありがとう。

いきまする


515 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 01:20:41 ID:TuyCzMt7
wktk


516 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 01:22:20 ID:V2pFzir3
wktk



517 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:27:24 ID:IbtgShto
金曜日の七時。
それが約束の時間だったが、
六時半頃には居ても立ってもいられず、俺は家を出た。
外は雨が降っていたので、傘を差して歩き。
歩きでも、将介の家までは五分少々。
なので、もちろん予定時刻の二十分前には着いていた。

将「お、早かったなーw」

将介は緊張気味の俺とは違い、いつもの調子で迎えてくれた。

壱「ああ、なんか落ち着かなくて…」
将「まあ上がれよ。」

俺を部屋に上げて座らせると、将介はお茶を出してくれた。
そして、自分はそそくさとコートを着る。

壱「なんでコート着てんだ?」
将「俺、ちょっと出てくるからw」

将介はそう言うと、靴まで履き出した。

壱「え、ちょっと待てよ!」
将「まあまあ、後は二人で話し合えよ。ココは俺の出る幕じゃないってw 終わったら連絡してくれ。じゃなw」

将介はそれだけ言い残すと、さっさと出て行ってしまった。とんだ仲介役だ。

どうすることもできず、俺はとりあえず約束の時間が来るのを待つことにした。



518 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:36:29 ID:IbtgShto
時計の針が七時を回ってすぐ、チャイムの音が鳴り響いた。
人の家の玄関を開けるのも変な気分だが、
来訪者を放っておくわけにはいかない。
俺は立ち上がり、ドアを開けた。

そこにいたのは、当然、夏実だ。
夏実はいつも下ろしている肩までの髪を、めずらしくポニーテールにしていた。
パンツはジーンズだ。完全に雨天仕様なのだろう。

壱「いらっしゃい。」
夏「…なんで壱がいるの?」

将介のやつ、俺が来ることも言ってなかったのか!?
なんて適当な仲介役だ。いや、もはや仲介役ですらない。

壱「ま、ともかく上がれよ。」
夏「……うん。」

嫌がるかと思ったが、夏実は素直に部屋に上がった。
そして、座卓を挟んで俺の対面に座る。二日前、俺が座った場所だ。
すでに用意されていた茶碗に、お茶を注ぐ。

夏「ありがと。」

夏実は一見普通のようだが、やはりどこか堅かった。


519 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 01:45:02 ID:IbtgShto
夏「…将介は?」
壱「あ、ああ、ちょっと出てくるって。」
夏「ふぅん。」

なんだ、この重い空気は。
こんなままじゃあ会話なんてできるもんか。
いやいや、そもそもただ単にお喋りしにきたわけじゃないんだ。
俺は、ちゃんと謝らなくちゃならない。

壱「夏。」
夏「なに?」
壱「このあいだはごめん。ホントにごめん。」

俺は、自分の正直な気持ちを言ったつもりだ。
そして、頭を下げた。そのまま夏実の言葉を待つ。
てっきり、罵倒されるか許してくれるか、どっちかだと思っていた。
ところが、夏実の応えは予想外のものだった。

夏「……どうして壱が謝るの?」
壱「え?」
夏「悪いのはあたしだもん。あたしが壱に悪いこと言ったから。なのに、どうして謝るの?」
壱「いや、それは…俺が怒鳴ってしまったから…それで夏実を怒らせて…」
夏「別に怒ってないよ。」

???
俺の頭の中は、?マークでいっぱいだった。



520 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 02:01:27 ID:IbtgShto
夏「……壱はそれで、あたしが怒ってると思ってたの?」
壱「いや、まあ…現に、あの時怒ってたし…」
夏「確かにあの時はカーッとなって言い返しちゃったけど…ごめんなさい。」
壱「いや、それは…俺は、気にしてないから…俺の方こそごめん。」
夏「だから、怒ってないってば。」

夏実は怒ってないというが、なんとなくいつもの夏実ではないのは間違いない。
それに。

壱「……じゃあ、怒ってないっていうなら、なんで電話に出てくれなかったんだ?一昨日も、その前も、結構かけたぞ俺。」

そうなんだ。それの理由がわからない。

夏「それは……」

夏実はちょっと俯いて、

夏「……あたしがまたおかしなこと口走っちゃって、壱に嫌な想いをさせるかもしれないから。」

搾り出すように言った。

壱「おかしなこと?」
夏「壱を怒らせたときと同じだよ。またあんな…あんなのいやだ……」

俺をからかったときの事を言っているのはわかった。
だが、それはそこまで気にするようなことには思えない、よくある事ではなかったか。

壱「そんなこと、別に…今までだって普通にあったじゃん?」
夏「違うんだよ!言ってることは一緒でも、気持ちが違うの!それが分かったから、壱はあんなに怒ったんだよ!!」

そうだ。俺は何故、いつも以上にあんなに怒ったのか。怒鳴るほどに。
それはきっと、夏実のからかう言葉のニュアンスが、いつもと違ったからなのだ。
俺は自分がテンパッていたことばかりに気を取られ、そのせいだと思っていた。
でも実際は、夏実の言い方によったのかもしれない。
そしてそれを、夏実の方がわかっていたのだ。


521 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 02:16:49 ID:IbtgShto
壱「でも、それなら…それに気をつければ、同じことにはならないんじゃないか?」
夏「分かってるよ。でも、頭で分かっていても、自分が何言うか分からないんだってば!」

夏実はほとんど泣きそうな顔で、声を上げた。
俺には、その夏実の嘆きが、わからない。

夏「そんな自分がいやなんだよ。…壱にも、嫌われちゃうよ…」
壱「なに言ってんだ、そんなわけあるか。」
夏「そんなわけあるって。いつもいつも嫌事言われたら、壱だっていつか…」
壱「だから、なんでそうなるんだよ?」
夏「壱には分からないよ! もういいよ!!」

夏実は急に立ち上がると、玄関へと歩き出す。
俺は慌てて追いかけて、夏実の腕をつかんだ。

壱「待てよ! 俺には何がなんだか…」
夏「離してよッ あたしは怒ってないって言ってるんだから、それでいいでしょ!」
壱「よくねぇよ!」

いつのまにか、また喧嘩腰になってしまっていた。

夏「いいの!あたしのことは放っておいて!!」
壱「放っておけるか!お前の言う事が、わかりたいんだよ!」
夏「壱にはきっと、わからないよ!それでいいじゃん!!」
壱「ああ、今のままじゃ分からないよ! だけど、それを分かりたいんだってば!!」
夏「なんでよっ」
壱「なんでって……」

壱「……夏実のことが、好きだからだよ!」

………あれ? これって俺、告白しちゃったんじゃね??


522 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:20:16 ID:xcQmdBts
ごくり・・・


523 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:21:20 ID:V2pFzir3
眠い…
これは上手く行ったに1ジンバブエドル


524 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:24:28 ID:eNeyD7aB
>>523
1ジンバブエドルってただの紙切れじゃないかwwww


525 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:28:24 ID:M68MDhpt
さっきまでのペースなら、そろそろ次の投下が来てもいい頃だと思うんだけど…


526 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:29:00 ID:1XnvVHMJ
夏実かわいいな
思った通りイイ娘じゃまいかwww


527 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 02:31:34 ID:IbtgShto
俺は自分の言葉に驚いてしまったが、
目の前で、もっと驚いて言葉を失っている夏実を見ると、
逆に冷静になれた。

勢いで言ってしまったが、言った以上、ここで決めるしかない。

壱「……高校の頃から、ずっと好きだった。」
壱「いや、最近になって、もっと好きになった。」
壱「いつも夏のことを考えてた。それこそ、四六時中。」
壱「…でも、言い出せなかった。それを言うと、今の関係も壊れそうで怖かった。」
壱「今のままでもいいんじゃないか…そうも思った。」
壱「でも、ダメだ。今回のことがあって、よく分かった。」
壱「俺は、夏にもっと近づきたい。誰よりも、一番に夏のことが分かりたい。」
壱「だって俺が一番、夏実の事が、好きだから。」

……言いきった。
はっきり言って、文章にしてるほど流暢には言えてない。
たどたどしくて、上擦ったりもしていた。
でも、言いきった。
俺は身体の奥からぶるぶると震えが来ながらも、同時に、満足感も得ていた。

そして、夏実の顔を、ジッと見る。
と、瞬間、夏実の大きな瞳が潤んだかと思うと、あっという間に大粒の涙がこぼれ出した。


528 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:32:50 ID:V2pFzir3
続きハリーアップ!!
明日6時起きなんだwww


529 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 02:39:10 ID:IbtgShto
俺は告白した後のことをいろいろ想像はしていた。
はっきり断られるパターン、友達でいましょパターン、万が一にもOKパターン。
しかし、泣き出すパターンは想定外だった。
俺は、動揺した。

壱「あ、あの、なんかごめん…急にこんなこと言い出して…」

夏実は、手で顔を覆って、泣いている。

壱「夏を泣かせる…や、困らせるつもりは無かったんだ。ごめん。嫌だったら…」
夏「違うの!」

夏実は泣き声だったが、必死に声を上げて、俺の言葉を遮った。

壱「え?」
夏「違うの…そうじゃなくて……」

混乱した中から、言葉を探している感じだった。

夏「……告白してもらえるなんて、思ってもいなかったから。」


530 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:40:56 ID:V2pFzir3
まだ続くかwww
だがそれがい(ry


531 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:41:38 ID:BcfkF6kA
スレ終了の予告?


532 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:44:31 ID:rQoo/fcB
>>531
まぁそう焦らなくても


533 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:44:55 ID:QD5lk1jf
米を控えてたが壱太は焦らしの意味をよくわかってんなwww


534 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 02:47:16 ID:IbtgShto
夏実は手の甲で涙を拭いながら、ゆっくりと、でもしっかりと喋りだした。

夏「……あたし、この間のことで、自分が嫌になってた。」
夏「あたし自身でも信じられないくらいイライラして、壱にヤなこと言った自分。」
夏「なんでそんなにイライラしたか、それはすぐわかった。でもそれと一緒に、驚いた。」
夏「…あたし、自分がそんなに激しく嫉妬するタイプだなんて、思ってなかったから…。」

あれ?それって…
さすがにドン鈍の俺でも意味はわかる。

夏「あたしも、壱が好き。いーや、あたしの方が好きだね、壱よりもっとw」

夏実はそう言って、泣きながら笑った。


535 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:47:20 ID:N9zVRkgj
いやいやこっからがノロケ報告になって
住人を虐殺してくれるんでしょ
まだプロローグですよ


536 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:49:54 ID:rQoo/fcB
>>534
おおおおおおおおおおおおおおおおおおお


537 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:50:38 ID:UJWLj/rw
いやぁああああああああああああ


538 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:53:26 ID:56rJViLj
想いがブレなかった結果だな
壱太、素晴らしい展開だよ。おめでとう


539 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:54:56 ID:V2pFzir3
ブラボー!!


540 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 02:59:17 ID:IbtgShto
多分、その時俺は、今までしたことのない表情をしていたはずだ。
驚き、喜び、照れ? そのヘンが入り混じったような、
もう一回やれと言われても、もう出来ないくらいの表情をしていたはずだ。
でも、なんか、言葉は出なかった。なんと言っていいかわからなかった。

夏「なにその顔w」
壱「いや……盆と正月と誕生日とクリスマスとゴールデンウィークがいっぺんに来たような、顔かな。」

俺は大真面目にそんなことを言ってしまった。

夏「なにそれw なんかよくわからないけど、つまりは嬉しいってことねw」
壱「そりゃもう!」

そのときになって漸く俺は、我が身に湧く喜びを感じはじめていた。

夏「……あたしってさぁ、多分めんどくさいよ?」
壱「ほほぅ?」
夏「今までよりもっとヤキモチやくだろうし。わがまま言うかも。」
壱「ほほぅ。」
夏「……それでも、いーの?」
壱「望むところだぁー!!」

俺は両手を挙げて、近所迷惑もかえりみず、叫んだ。

夏「ちょっと、それルフィだしww」

夏実がちゃんとネタを理解してつっこんでくれる女で良かったと思う。


541 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 02:59:55 ID:95ddlQ7G
         ..◇・。..☆*。
   ゜゜・*:..。.。★◎@ ○☆。..:*・゜
 ゜゜・*:..。.。◇@☆*・゜★。。.:*・☆*・。..:*・゜
。..:○★◎☆。∂∇。★◎*・゜゜。◎★
   ◎☆◇☆。*・.。..☆◎。.:☆◇*.....。
  ゜゜・*:..。.*・☆◎。__☆◎*・。..:*・゜ ゜
        \       /
          \    /
     . ∧_∧\ /
      ( ・∀・) ∞
      / つ つ△
    ~(   ノ
       しし'

おめでとう~~~~~~!!!


542 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:07:55 ID:rQoo/fcB
おめでとぉおおおお!


543 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:10:24 ID:eNeyD7aB
すげえええええ!!!
おめでとうーーー!!!
我が事のようにどぎまぎしてたから何かすげー嬉しいww


544 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:14:21 ID:V2pFzir3
もう終り?


545 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 03:15:05 ID:IbtgShto
とりあえず玄関前で突っ立って話しているのもなんなので、
俺達はホットカーペットの上に移動した。

夏「ところでさぁ。」
壱「うん?」
夏「高校の頃からって、具体的にいつから好きだったの?w」

女の子はどうしてそういう恥ずかしいところを追求したがるんだろう。

壱「いや、いつだったかなぁー。」
夏「なに今更すっとぼけてw でもまあ、ひとつだけ言えるとしたら…」
壱「何?」
夏「絶対あたしの方が先だってことだねw」

夏実はなぜか勝ち誇ったように言った。

壱「絶対ってなんで言い切れるのさ??」
夏「さぁ? さすがにそれは恥ずかしくてw言えないw」
壱「いつ頃からってこと?」
夏「だから言えないってw もう、今度将介にでも聞いてみてよ。」

ああ将介に……ん、将介?

壱「ちょっと待って、将介って、夏が俺のこと好きってしってんの?」
夏「え、うん、まあ一応…」

夏実は照れながら言った。うん、照れた顔も可愛いぞ。
いや、そうじゃなくて。

壱「あいつ、俺が夏のこと好きなのも知ってんだぜ!?」
夏「え…なにそれ!?そんなこと一言も言ってなかったよ??」
壱「だって、その上で今日、ココを提供してくれてんのに…」

俺達は顔を見合わせると、携帯をとって将介に電話をかけた。


546 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:16:09 ID:xcQmdBts
将介wwwww策士wwwww


547 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:18:13 ID:M68MDhpt
「おかけになった電話は、現在、電波の届かない地域か電源が入っていない為、(以下略」


548 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:19:36 ID:UJWLj/rw
          ,      /〃ハヾ  / ∧∨〃、ヾ} l| :}ミ;l\
        /〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.
          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄  
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__        
↑将介


549 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:20:35 ID:UJWLj/rw
AAミスったけど気にしないwwww


550 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 03:29:11 ID:IbtgShto
将『やあ、壱か。うまくいったかね?』
壱「ああ、おかげさまで…///」
将『そっか、良かったな! それにしても早いじゃんか、もういいのか?クリーニング代だしてくれるならベット使ってもいいけどw』
壱「使うか! ってかお前、早く帰ってこい!!いろいろ聞きたい事がある。」
将『えー、もうちょっと待ってくれよ、もうすぐマミー編読み終わるから』

どうやら将介はマンガ喫茶でたけしを読んでいたようだ。

夏「ちょっと代わって。」

夏実は俺から携帯をひったくると、

夏「いいから帰ってきな!」

一言だけで、通話を切った。

壱「……迫力ありますね。」
夏「あ、あらそう?w」

夏実はいいながら立ち上がると、洗面所に向った。

壱「どったの?」
夏「化粧落とす。将介に泣いたと思われるのもシャクだから。」

なんかそれを聞きながら、これからもあんまり変わらないのかなーwなんて思ったりした。

暫くすると、将介は大きなビニール袋を手に、帰ってきた。

将「こんがっちゅれーしょん!!」
壱「好きだな、それw」
将「いやー、ホントにハラハラしたぜ。まあ良かった良かった。」
夏「良かったじゃないでしょ!」

夏実が将介を引っ張って、カーペットに座らせた。

将「なんだよ、おい。」
夏「聞きたいことがあるの。」


551 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:36:02 ID:M68MDhpt
流石、兄妹に近い幼馴染、容赦も遠慮もありゃしねぇw


552 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 03:45:41 ID:IbtgShto
夏「あんた、両方の気持ちを知っていたって本当?」
将「ああ、まあ。」
夏「だったらなんでもっと早く言ってくれなかったのよ!!」

夏実のそういう気持ちも分かる。

将「まあまて。誤解があるようだから先に言っておくが、俺が壱太の気持ちを知ったのはつい二、三日前だぜ?さすがに高校の頃に知ってたら、どっちかにもう言ってるw」
壱「それにしたって、そんときに教えてくれれば、俺はこんだけ緊張したり悩んだりせずにすんだじゃねぇか。」
将「まあ、それはそうだがな。」
夏「そこはあたしに言ってくれればよかったけど。」
壱「いやそれもどうかと…」

将「待て待て、仮に俺がどっちかに予め、両思いだよ~と伝えていたとしよう。そんなガチな告白して面白いか?」
壱「いや、面白いとか面白くないとかじゃ…」
将「違うんだよ。お前ら知り合ってもう四年近くだろ? その間、思い合ってたのは三年くらいか??そんなに長い事両思いなのに、お互い告白できなかったんだ。」
夏「まあ…」
壱「それは…うん。」
将「せっかく三年以上も引き伸ばしてきたんだから、最後は俺みたいな第三者が教えてやるより、それぞれで分かり合った方が、よりロ~マンティックってもんじゃないか。だろ?」

まあ、将介の言う事もわかる。わかるのはわかるんだが…

夏「なんか納得がいかない!」
将「まあwそう言うだろうと思ってwwお詫びに食料を買い込んで参りましたから。」

将介がビニール袋からピザを取り出す。

将「腹減っただろ?皆で食おうぜ。」
夏「許す!」
壱「早っw」
夏「ま、結果オーライだし、ね☆」

そうなんだ。結果が良かったので、もう将介を責める必要もない。
俺達はピザを頬張りながら、いつものように喋りあった。


553 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 03:48:02 ID:IbtgShto
以上、うっかり告白編☆でした。

お祝いのレスをくれた方々、
ありがとう、ありがとう!!


554 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:49:16 ID:BEG46kdK
壱太、本当におめでとう!!!
こんな感動的な告白ができるって羨ましい限り。


555 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 03:51:35 ID:IbtgShto
>>554
ありがとうございますw
感動的というか、勢いですよねww


実はこの後、うっかりお泊り編★もあるにはあったのですが…
スレ的には終わるほうがいいのかな??


556 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:55:40 ID:1XnvVHMJ
バカいえ何のためにお前をやる気にさせたとおもってんだwww
焦らすなよ


557 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:56:55 ID:M68MDhpt
このスレだけでもまだ半分近く残しといて何を言うのかw
別にコトに及んでなくたって良いから、というか、むしろ、及んでたら詳しくしなくてもいいというか
余力と時間が許すなら、語って頂こーかw

3人仲良く夜通し遊んでて、気が付いたら添い寝してましたとかでもいーからw


558 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 03:57:22 ID:IbtgShto
>>556
ではちょびっとだけ。


559 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:58:26 ID:BEG46kdK
ちょびっとと言わずにお願いします!!


560 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:58:36 ID:eNeyD7aB
>>555
k w s k


それにしても将介もいい奴だなぁ。
なんか読後感が爽やかな青春小説って感じw


561 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 03:59:51 ID:QD5lk1jf
勢い余って3Pになってもいいから


562 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 04:06:22 ID:M68MDhpt
将介と夏実の両方を、壱太が頂いちゃうんですね。


563 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:06:38 ID:IbtgShto
ピザも食い終わり、時計を見れば結構な夜になっていた。

夏「そろそろ帰ろうかな。」
壱「ああ、送るよ」
将「送りオオカミw」
夏「古い!」

将介のニヤリングを背に、俺達は外に出た。
雨はまだ、止んではいなかった。

壱「夏、チャリで来たん?」
夏「うん。壱は歩き?」
壱「近いからw じゃあ、まずは俺のチャリ取りに行こうぜ。」

俺んちは夏実の家へ帰る方向なので、ちょうどいい。

壱「チャリ、押すよ。」
夏「じゃあ、あたしが傘持つw」

お、これは…
いきなり初級イベント「相合傘」じゃないですか!
かみさま、雨を降らせてくれてありがとう。

くっついてくる夏実にちょっとドキドキしながらも、俺は自転車を押していた。

まあ俺の家も近いので、速攻でイベント終了だったのですが。

夏「着いたね。」
壱「そだな。」
夏「……雨、強くなってきたね。」
壱「…そだな。」
夏「…………。」
壱「……雨宿りしていく?」
夏「うん♪」

かみさま、雨を降らせてくれてありがとぉぉぉぉ!!


564 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 04:10:36 ID:KdJV+DsX
壱太が夏実の下半身に雨を降らせたまで読んだ


565 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:15:38 ID:IbtgShto
家に入ると、さっそくコタツをつける。
やっぱ冬はコタツだぜ! ホットカーペットよりコタツだね!!

壱「なんか飲む?」
夏「スプモーニ!」
壱「ごめん、グレープフルーツジュース切らしてっから。」
夏「じゃあカンパリオレンジ。」
壱「ラジャ。」

俺は台所でカンパリオレンジとジントニを作って、コタツの上に持ってきた。

夏「家でカクテル飲めるのっていーよねw」
壱「まあ、出来る種類は少ないけどねw」
夏「なんかいつもより濃くなぁーい?w」
壱「気のせいです、マジで。」

ホントに普通に作ったんだよ、ウソじゃないよ。

夏「あ、今何時だっけ??」
壱「11時。」
夏「あ~あ、二十世紀少年終わってるじゃん。ショックー。」
壱「フフフ、そんなこともあろうかと、録画済みじゃよww」
夏「マジ!?最高!壱最高ww」
壱「もっと褒めてくれw」
夏「ねー、今から観よう?」
壱「おう、そうしよう。」

二十世紀少年を観る事になったよ!


566 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:23:11 ID:IbtgShto
夏「ユキジかわいーw」
壱「ああ、っぽいなぁ。」

壱「子供ユキジかわいいw」
夏「壱にそんな趣味が…」
壱「そういう意味じゃないです!」

夏「うーん、これは皆あやしく見えるね。」
壱「ってか夏、マンガ読んでたじゃんw」
夏「それはそうだけど、一時忘れて楽しむのよw」

壱「オッチョかっけーww」
夏「あー、ハマリ役だよねww」

壱「子供カンナかわいいw」
夏「壱、やっぱり…」
壱「違うというのに!」

夏「あー、そいつアジトに呼んじゃダメェェ!!」
壱「一時忘れて楽しむんじゃなかったの?」
夏「それはそうだけど、今のは魂の叫びなの!」
壱「まあ、気持ちはわかる。」
夏「でしょ?」

夏「あー面白かった!」
壱「俺、DVD借りて第一章観よう」
夏「壱、まだ観てなかったんだっけ?」
壱「ああ。DVD観たら、映画いこうぜ。」
夏「そだね!」


567 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 04:25:00 ID:EaRzFXzp
(・∀・)ニヤニヤ


568 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:35:40 ID:IbtgShto
その後も暫くダベッていたが、夏実はいつの間にか凄く眠そうな顔をしていた。
無理もない、いつもなら12時前に寝るのに、今日はもう二時だ。

壱「夏、眠たいの?ベット使っていいよ。」
夏「いー…コタツで寝る……」
壱「風邪ひくぜ?」
夏「大丈夫…いつもコタツで…寝てるから……ベットは壱が使いな…」
壱「まあ、いいならいいけど。」

コタツに横になった夏実を置いて、俺は風呂に入った。
風呂から上がると、夏実は完全に寝息をたてていた。

俺はスレを覗こうかとも思ったが、キーを叩く音で夏実を起こしたら可哀想なので、
そのままベットで寝ることにした。


569 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:43:53 ID:IbtgShto
さすがに寝付けないかなあとも思ったが、
案外と早く寝れた。
夏実にしても、今までも将介んちや俺んちで呑んでて寝ることもあったし、
その感覚と一緒なんだろうな、と思った。もっとも、その時は二人きりじゃなかったけど。


朝、部屋が明るくなったので、目が覚めた。
うん、五時間くらいは寝たかな。今日はガッコは休みだし、
ゆっくりできるな……そんなことを寝ぼけながら思っていたら、
左腕がやたらと重いことに気が付いた。

あれ、夏実さん、コタツで寝てたんじゃなかったんですか?
しかも俺のシャツと半パン着てるのはどうしてですか??

俺は慌てて上半身を起こして、シーツを捲ってみたが、異常はない。
ふう、俺はまだホグワーツに入学する権利をなくしちゃいなかったぜw


570 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:53:09 ID:IbtgShto
夏「さ~む~い~」

夏実は寝ぼけながら、布団を自分へと戻す。

壱「いや夏さん、どうして俺の服を着ているんですか?」
夏「ん~? デニムだとゴワゴワして寝にくいから。」
壱「いつのまにベットに来てたんですか?」
夏「コタツ熱くなって切ったら寒くなったとき。」
壱「ああ…なるほど、人間湯たんぽですか俺は。」

夏実はちょっとだけ目が覚めてきたようだ。

夏「いいじゃん、付き合ってんだし、細かい事気にすんなよw」

そう言って起き上がった夏実さんに、
唇を奪われました☆


571 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:55:09 ID:IbtgShto
以上、うっかりお泊り編★でした。
その後は朝飯食べて、家に送ったよ!
夜も遊びに来る予定だったけど、急にバイトが入ってお流れになったよorz


572 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:58:58 ID:IbtgShto
>>560
将介は、やはり只者ではありませんでしたw


>>561 >>562
そんなことにはならないよ★


>>564
そんなことにもなってないよorz


>>567
それは将介と同じ顔だよw


573 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 04:58:59 ID:hdLqMU/5
キスの味をkwsk


574 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 04:59:36 ID:95ddlQ7G
キスキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!





うっ


575 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 04:59:57 ID:IbtgShto
>>573
キスの味……カンパリの苦味w


576 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 05:00:46 ID:IbtgShto
>>574
「うっ」なんだー!?「うっ」ってー!!?


577 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 05:02:57 ID:eNeyD7aB
乙!
付き合うようになっても、これまでの積み重ねがあるから
今までのような関係もちゃんと維持できそうだね。

でもB-52より凄まじい絨毯爆撃も密かに期待してるぜww


578 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 05:03:02 ID:j9KDnxd2
それにしても壱太も夏実は超鈍感だなwww
あえて言わせてもらうよ。
壱ちゃんかわいいよ。


579 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/01 05:06:18 ID:95ddlQ7G
>>576
ふぅ…
壱よ、何をそんなに騒いでるんだ                       さてパンツはこう


まあ、お互い鈍感というか、距離が近いがためのすれ違いだったんだなあw
でも、友達としてお互いの理解も深いだろうし、それはある意味財産だぜ
これからは今までの信頼関係に、ラブラブ成分を乗っけていってくれたまいw


で、式の予定いつ?


580 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 05:08:44 ID:IbtgShto
考えてみれば、スレ立ててから僅か10日とちょい。
こんなに早くこんな結果が出るとは思いませんでした。
これが、スレと住民のパワーか…

皆様には感謝しております。
本当にありがとうございました。

後日談というものには、常々賛否両論がありますよね。
どこまで需要があるものなのかはわかりませんが、
もし喜んでいただけるものならば、ちょびっとすつは投下していこうかとも思っております。


あ、あと忘れていましたが、夏実と喧嘩した翌日、
夏実が朝、家に居なかったのは、同じ学部の友達んちに泊まってたそうです。


581 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 05:11:44 ID:IbtgShto
>>577
当分はキレイな身体のままでいれそうな雰囲気ですがw
まあせっかく付き合えたので、ゆっくりいきます。


>>578
壱太天然説出てます。ふぅ、違うのに。


>>579
近すぎるゆえの…ってのはあるかもしれませんね。
式だなんて気が早いw でもいずれ…



582 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/01 05:12:28 ID:IbtgShto
さて、今日はもう寝ます!

ありがとうございました!

おやすみなさいzzz


---


665 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/03 23:56:29 ID:3jNcd7VZ
日曜夜。
ここでレスしてる途中で将介からメールが来た後、
暫くメールが続いていたが、将介がめんどくさくなったらしく電話がかかってきた。

まあほとんど他愛もない話だったが、
ちょうどスレの話題にもなったので、
【夏実がいつから俺を好きだったのか】
を聞いてみることにした。

将『えー? それ、言っていいんかなぁw』
壱「夏の方が、将介に聞いてくれって言ってたぞ。」
将『あ、ならいいのか。』

そこで初めて知る驚愕の事実が!


666 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 00:08:03 ID:JrJwgN5Q
高校一年の頃、俺がたまに将介と喋る夏実を見かけたように、
逆に夏実も、将介と喋る俺を見かけていたらしい。
その頃は、クラスメイトなんだろうなーぐらいに思っていたが、
やたら顔が可愛い///のと背丈がちっこいので覚えていたそうだ。

将『あいつ、昔から童顔とか女顔とか好きだからw』
壱「そうなの?」
将『初期ラルクのhydeとか、若い時のフミヤ最高wとか言ってたし。あと最近では小池徹平?』

小池徹平ファンは聞いたことがある。
ちなみに俺は上の誰にも似てないぞ。

まあそんな程度だったのが、二年になって同じクラスになると、
自分の幼なじみの将介と俺がやたら仲良かったので、
自分も友達になりたいと思ったそうだ。
で、将介に頼んで、家に連れてきてもらったという。

壱「げ、じゃあお前最初からグルすか?」
将『言い方悪いけどそうなるかwでも、俺にとったらどっちもツレだから、ツレ同士が仲良くなるのはいいかなーと思ったし。』
壱「じゃ、最初に夏実が部屋に居てお前が文句言ってたのも演技?」
将『よく覚えてるなw いや、あれは演技じゃねぇよww』

将介が言うには、最初に俺を部屋につれてきてから、
その後で夏実を呼ぶ予定だったらしい。
でも、夏実が将介の部活終わりを待ちきれず、勝手に部屋に入ってたそうだ。


668 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 00:25:59 ID:JrJwgN5Q
だが、その日俺が緊張してあまり喋れなかったことを、
夏実は自分がいたせいで機嫌を悪くしたのでは?と取ったらしい。
なので、速攻で将介にフォローのメールを入れさせ、
その流れで自分もメルアドゲット!
しかも、マンガを借りる約束をして、次に会う機会も作るという…
あれ、孔明?

将『ま、最初はまだ恋愛感情は無かったんじゃね?』
壱「そーなの?」
将『まあ、可愛い子だからお近づきになりたい、くらいのw なんか、おっさんみたいだなww』
壱「まあなw」
将『でも、その後夏休み中、俺達かなり会っただろ?』
壱「そうだな、週一くらいはな。」
将『そんときの夏を見てたら、だんだん惚れていってるのはわかったw』
壱「マジ??」
将『ああ、わかりやすいぞアイツww』
壱「俺は全然わからんかった。惚れるようなこと無かっただろ??」
将『さあ、今度は外身じゃなくて中身に惹かれたんじゃね?』
壱「中身?」


670 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 00:35:54 ID:JrJwgN5Q
ワタクシ、そんな大した中身はしておりませんが。

将『なんか、お前って毒気が無いんだよ。』
壱「毒気?」
将『そう毒気。お前が、誰かの悪口とか陰口とか叩いてるの、聞いたことねーもん。』

将介は俺を善人みたいに言うが、そんなことはない。
俺だってむかつくヤツはいるし、DQNにハラタツこともある。
ただ、それを口に出す勇気がないだけだ。チキンだから。

将『直接本人に言えないから、他にも言わないってんだろ?』
壱「そんなかっこいいもんでもないけど。」
将『だけど、他のヤツラは違うんだなぁ。本人に言えなくても、他所で陰口叩くやつが大半さ。』
壱「そんなもんかね?」
将『そういうやつと付き合ってると、自分もいつ陰口叩かれてるかわかんないから、気ィ使って、本音で喋れないだろ。』
壱「まあ、そうか。」
将『だけど、お前は絶対言わないってわかってるから、本音で喋れるだろ。だから、お前といるときは楽なんだよw』
壱「褒められてるのかそれw」
将『もちろんw 多分、夏も同じこと思ってんだろ。だから、お前が一番イイんだよww』

確かに、楽な相手がいいとは言っていたが、そういう意味だっけか??


671 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 00:45:58 ID:JrJwgN5Q
将『まあ、俺が直接、好きになったって聞いたのは、』

おお、そこだよそこ。そこが聞きたかったんだ。

将『お前が、初めて夏のことをアダ名で呼んだときだ。』

アダ名で呼んだとき??
夏休み中に「名字はやめよ」って言われて、
でもしばらくどうしていいかわからなくて、
今と違って将介みたく「夏」って呼べなかったし…
……で、二学期になってやっと、女子が言っているアダ名「なっちん」で呼べたんだった。

壱「それが?」
将『顔真っ赤にして俯き加減で「なっちん」って恥ずかしそうに呼んでくれたのが、かわいくて仕方なかったらしいww』

やっぱりそっちなのか///

将『いやもう、その日は興奮して電話してきて、大変だったぞw』
壱「ああ、そうですか」

まあいいや、きっかけはなんであれ。
女顔でよかったと初めて思えたし。


672 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 00:53:28 ID:JrJwgN5Q
将『それからあいつ、更に分かりやすくなったのになぁ』
壱「うーん、そうか?」
将『お前ニブすぎるだろw お前が夏に気が無いから、あえてニブいフリして誤魔化してんのかと思ったくらいだw』
壱「ないない。ありえないそんな勿体無いこと。」
将『だから、ニブすぎなんだってばww』

スレでも散々言われてきたが、長年の友に言われると、結構ヘコむぜ。

壱「そうか…もうちょっと努力するよ」
将『どうやってw』
壱「うーん、努力するという気持ちを持つことが大切?」
将『アハ、変わらなさそうだなw』

将介は散々人の事を笑ったあげく、眠いといって電話切ったよ。何様ですか。


673 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 00:55:48 ID:JrJwgN5Q
以上、「日曜夜・将介と電話編」でした!

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689 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 22:52:20 ID:JrJwgN5Q
まずは、「月曜昼・VS軽山編」 からです。


696 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 23:12:23 ID:JrJwgN5Q
月曜日。
三限目がなかったので、同じ学科の友人と四限までの時間を潰しつつ売店に向っていると、
前方に、こっちに向って歩いてくる将介と軽山が見えた。
と、思った瞬間、軽山がこっちにダッシュしてきたw

壱「げ」
友「あれ、市田の知り合い?」
軽「壱太ぁぁ!!」

友人の質問に答える間もなく、軽山が到着。

壱「や、やぁ。」
軽「お前が夏実ちゃんの彼氏ってほんとか!?」
友「え、市田って彼女できたの!?」

ああ…やめてください立て続けの質問は。

壱「ああ、まあ///」
軽「やっぱマジなのか」
友「えー、何々、どんな子?」
軽「ちっこくて、すげーカワイイコだよ。」
友「マジー!信じられねぇw」
軽「ああ、俺も未だに信じらんねぇw」

初対面のあなた方が、なぜそんなに仲良さげに喋ってらっしゃるのですか?
そんな中、将介が遅れて漸く到着する。

将「おー、壱太、大変だなw」
壱「他人事みたいに言いやがって。」
将「ヒトゴトだもんw」
軽「そんなことより壱太さぁ、俺になんか言わなきゃじゃねー?」

ああ、それはそうだ。

壱「なんか、すまん。」
軽「まったくだぜwやっぱお前も気があったんじゃねぇか。先に言えって話だよw」

人に謝らせておいて、えらい陽気な感じだな。

軽「まあいいや、付き合いだしたんなら仕方ねぇから許してやる。」
壱「どうもw」
軽「…そのかわり、夏実ちゃんの友達に可愛い子がいたら、真っ先に紹介してくれよな!」

やっぱそうくるか。

壱「それは、承諾しかねるw」
軽「なんでだよww」
友「じゃあ俺に紹介してくれよ!」
壱「それは、考えとくw」
友「マジ?期待してるよw」
軽「だから何でだよww」

夏実と俺が付き合ったことで、軽山にはダメージは無かったようだ。
まあ、そんなもんだろうとは思ってたけど。

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703 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 23:25:27 ID:JrJwgN5Q
では、続いて。
「火曜昼・夏実とふーちゃんと昼ごはん編」です!
女子成分配合ですよ、お待たせ!


706 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 23:38:05 ID:JrJwgN5Q
火曜日は大体、「三人で学食デー」なのだが、
今日は将介は午前中休講だそうで、三限まで家でゴロゴロするらしく、
学食に行くのは俺と夏実の二人だけとなった。

思えば先週の火曜、学食で夏実と喧嘩した。
それから急転直下の展開となったわけだが、まだ一週間しか
経ってないんだなぁ…と思うと感慨深い。

今日も先週と同じく俺が先に学食に着き、席に着いて待っていた。
おお、そういえば付き合いだしてから大学で会うのは初めてだな。
なんか、使い慣れた学食も、いつもと違って見えるぞw

そんなことをニヤニヤしながら考えていたら、
夏実はすぐにやって来た。

夏「壱、待ったー?」
壱「いや、待ってねぇよ……?」

トレイを持った夏実の後ろには、フワフワした丈の長い白いコートを着た、
髪の長い女の子が立っていた。

夏「エヘ、ふーちゃんも連れてきたよw」
ふ「壱太君、こんにちは。私、お邪魔じゃないかな?」
壱「とんでもない!さあどうぞ座ってw」

夏実とふーちゃんは、並んで俺の前に座った。


707 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/04 23:48:19 ID:JrJwgN5Q
ふ「壱太君、夏実ちゃんと恋人同士になったんだってねwおめでとうw」

さすがお嬢様、期待を裏切らない予想通りの発言だ。
しかし、「恋人同士」って照れるな///

壱「どうもありがとう。藤本さんこそ、その節は夏がお世話になりまして…」
ふ「私、なんにもしてないよ?ただ夏実ちゃんの話しを聞いていただけw」
壱「いやいや、それがホントに助かりましたと…」
夏「ってか、なんで壱が謝ってんの!?///」

さすがに夏実も、自分のことで御礼を言われるのは恥ずかしいらしい。

壱「それはもちろん、保護者としての監督責任だよ。」
夏「何が保護者!? コドモみたいな顔してw」
壱「なにおう!?」
ふ「仲がいいのねww」

俺達の三流漫才のような小競り合いも、
ふーちゃんにかかってしまえばこんなもんだ。これが藤本クオリティ。


708 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/05 00:00:43 ID:BIB6zWx5
食事が終わった後も、俺達は暫く雑談していた。

夏「そういえばこないだ、ふーちゃん家に泊まったときポトフ習ったんだよね。」
壱「ぽとふ?なにそれ?ゲームかなにか?」
ふ「お料理だよw」
夏「ウインナーとかタマネギとかポテトの入ってる…」
壱「おお、それか!そのポトフなら知っておるw」
夏「ふーちゃんのレシピ、スープ凄く美味しいんだよ!」
ふ「そんなことないよw」

ふーちゃんは謙遜しているが、食いしん坊の夏実が言うからには
相当美味しいのだろう。

壱「へー、いいなぁ。食べてみたいなぁ。」
夏「フフ、食べたい?どーしても食べたい?」

お、食いついてきた。ココは乗っておくべきか。

壱「食べたい!どーしてもポトフ食べたい!!w」
夏「そこまで食べたいっていうなら、作ってあげてもいーけど?w」

あ、ふーちゃんの作じゃないんですね。
とは、さすがに言わないぜ。それくらいの学習能力はつけたぜw

壱「ありがとうございます、恐悦至極でございます!」
夏「うむ、苦しゅうないぞよw」
ふ「面白いww」

ってなわけで、夏実による「ポトフ(ふーちゃん風)」作成が決定しました!
火曜水曜は俺が夜バイトだったので、木曜の夜になったよ。


710 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/05 00:03:59 ID:BIB6zWx5
以上、「夏実とふーちゃんと昼ごはん編」でした!

別にターンなことはない、平和な報告でしたねw

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740 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 02:43:07 ID:NVH9eE4J
学校が終わった後の夕方、
夏実を家で待って、合流したあと近所のスーパーに出かけた。
二人で夕飯の買い物とか、なんかいいですねw

ここでは完全にカゴ持ち役に徹して、
買う物は夏実に任せた。
アイスが半額の日だったから、しろくまも買ったよ。
ちなみに、しろくまはバーよりカップ派。
後は、グレープフルーツジュースだけ俺が選んだ。

夏「スプモーニ用?」
壱「いるだろ?w」
夏「いるいる!」

買い物はあらかじめ買う物が決まっていたので、
割と短時間ですんだ。


741 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 02:50:28 ID:NVH9eE4J
俺んちに帰ると、夏実は早速料理を開始した。
一時間はかかるそうだ。

壱「なんか手伝う?」
夏「料理中にソバに居られると気が散るから、あっちでTVでも見てて。」
壱「ラジャ。」

俺は言われたとおりに、おとなしくTVを見ていた。
キッチンの夏実をチラチラと眺めつつw
エプロンっていいですよね!

やがて、アンビリーバボーが始った頃。

夏「そろそろ出来るよーw」
壱「ん、じゃあ飲み物用意する。」

俺もカクテル作りに台所に向った。
弱火でコトコトいう鍋からは、食欲をそそる匂いが溢れ出していた。

壱「あー、腹減った。」
夏「もう出来るからw グラス持って、あっち行ってなさい。」
壱「はーい。」

そのときだ。
けたたましくなるチャイムの音が!


742 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 02:59:24 ID:NVH9eE4J
夏「あれ、お客さん?あたし、引っ込んどくよ?」

1Kの基本で、玄関とキッチンは繋がってる。

壱「いや、いいよw 大体予想できてるから」

そう言いつつドアを開けると、案の定将介が飛び込んできた。

将「突撃となりのばんごはん!!ww」
夏「ちょっとなんで将介が来るの!?」
将「おいしいごはんがあると聞いてきましたw」
夏「別にアンタに作ったワケじゃないしー。あつかましいッ」

プリプリ言う夏実にかまわず、将介は部屋へと上がる。

将「気にしなーい気にしなーい。」
夏「なにそれ、ホント勝手なんだから!」
壱「ごめん、俺が今日ごはん作ってもらうって言っちゃった。嬉しすぎてw」
夏「あ、そうなの? まあそういうことなら…多めに作ってあるし…」
将「一応多めに作ってくれてる夏さん、最高です!」
夏「明日の朝、壱に食べてもらおうと思ったの!アンタのためじゃない!!」
壱「まあまあw」

怒る夏実を宥めながら、俺達は食事の準備をした。


744 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 03:14:36 ID:NVH9eE4J
こたつのど真ん中に鍋を置いて、俺達は皿を片手にスタンバイした。

壱&将「いただきまーす!」
夏「どぞーw」

長時間いい匂いにさらされていただけに俺の空腹はリミット寸前で、
猛烈に食った。大食漢の将介よりも食った。

壱「うまいww」
夏「でしょーw さすがふーちゃんの特製だよね。」
壱「それはモチロンですが、何より夏さんが作ってくださったことが、美味しさをプラスさせているのです。」
夏「あら、正直者w」
将「りょーりはあいじょーってかw」

大量にあったポトフは、あっという間になくなってしまった。

将「ふはー、食った食った!もう食えんw」
壱「ああ、腹いっぱいだなぁ。満足満足。」
夏「よしよしww」

夏実も満足そうな俺達に機嫌を良くしたようで、
さっさと洗い物を済ませていた。

食後は、いつものダベリタイム。

将「試験調子どーよ?」
壱「俺は、前期に比べたら試験より課題提出の方が多いから、まだ楽かな。」

実は試験期間真っ只中。とは言っても、午前の部はほぼ終わってるから、
後は大してきつくない。

夏「えー、テストより課題の方がめんどくない?」
壱「まあ手間はかかるけど、先にやっちゃったから、今は楽、という意味w」
将「もう課題、出来てんだ?壱太いつも早ぇぇなぁ。」
壱「成績が奨学金に関わってきますのでw」

あと、急にバイトを入れられることがあるから、
課題はなるべく早めにこなすようにしている。

夏「あたしは明日も午後からテストあるよー(--;)」
将「ああ、俺もだ。」

学部の傾向かどうか分からないけど、二人は俺に比べて
課題よりも試験の方が多そうだった。

壱「がんばれ!w」
将「出た、ヒトゴトww」
壱「おかえしだw」


745 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 03:29:37 ID:NVH9eE4J
将「さて、そろそろ邪魔者は帰るかw」

食わず嫌い王が始った頃、将介は急に立ち上がった。

夏「やっと空気読んだのw」
将「ああ、俺は切なさを背に帰るぜ。あの可愛かった幼馴染は、もうオトナの女になっちまったんだなあ…w」
夏「ダマらっしゃい!!」

心配せずともまだなってないですよ。

将「ハハ、ジョークジョークw じゃあ、またなw」
壱「おう!」

将介はさっさと帰っていった。

夏「本気でごはん食べに来ただけね、アイツ…」
壱「まあ、手料理に飢えてるからw」
夏「将介、自炊能力ゼロだもんねww」

将介が帰ってからも、暫くこたつで軽く呑みながら喋っていた。

夏「あ、そういえば頼みがあるんだけどさ。」
壱「なに?」
夏「来週後半から春休みじゃん?その前に試験の打ち上げも兼ねて学科の友達と飲みにいくんだけど、二次会とかで壱の店行ってもいーい?」
壱「ああ、いーけど……珍しいな。」
夏「なにが?」
壱「夏が、学科のツレを連れてくるなんて。」

今まで将介と来た事はあったけど、
女の子同士で来るのは初めてだ。


746 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 03:38:39 ID:NVH9eE4J
夏「あー、それは、まあ…」

夏実はなんだかむず痒そうにしている。

壱「なに?」
夏「今までは、ほら、余計なライバルを増やしたく、ないじゃない?///」

あー、女友達が俺に手を出す可能性を恐れて……ってナイナイ。

壱「ナイナイw もてねーから俺w」
夏「それはそうかもしんないけど、」

あ、そこは否定してくれないんですね。

夏「壱の方が誰かを好きになるかもしれないじゃんw」
壱「それも無い。絶対無い。ありえない。」
夏「今は、分かってるよw だから、連れていってもいいんじゃんww」
壱「ああそうか。」

なるほど、俺の気持ちはちゃんと夏実に伝わっているようだ。
それが、嬉しかった。

壱「ん?でも…」
夏「なに?」
壱「ふーちゃんは前から紹介してくれたよなぁ。」
夏「ああ、ふーちゃんはいいの。だって、好きな人がいるから。」


747 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 03:53:49 ID:NVH9eE4J
なんと!
いつもの鈍い俺では気付かなかったかもしれないが、
出掛けに>>727を確認していたため、ピンときた。

壱「まさか、将介?」
夏「え、すごい、なんで分かるの、壱のクセに!」

夏実は本当に驚いていた。クセには余計だぜ。
>>727さん、あなたが神かw

壱「いや、なんとなくだけど……でも、ふーちゃんも大変だな。だって将介は…」
夏「あー、春ちゃんのことでしょw」
壱「あ、知ってんの?」

将介からは、言ってないって聞いてたのに。

夏「そりゃー、見てればわかるよw アイツ、幼稚園入る前から、いっつも春ちゃんを追いかけてたもんw」

おおー、将介の恋は年季が違うなぁ。

壱「だったら、ふーちゃんかなり厳しいんじゃない?」
夏「んー、でも、春ちゃんはもう社会人三年目だし、将介が卒業するの待ってられないでしょ。結構モテるもん、春ちゃん。」

あ、モテるんだ。まあ、写真ではそんな感じだったなぁ。

夏「将介も一回フラれてるわけだしさ。」
壱「あ、それも知ってるんだ?お姉さんに聞いたの?」
夏「まさか、春ちゃんは言わないよ。見てればわかるw」

幼馴染とはいえ、見てるだけでわかるんだなぁ。
女の人ってやっぱスゲーな。

夏「だから、ふーちゃんにもチャンスあるっしょ。あのコべっぴんさんだもん。」
壱「性格もいいしなぁ。」
夏「そう、それそれw 将介のためにも悪くないと思うけど。」

うーん、どうなのだろうか。
それでもやっぱり、俺は厳しいような気がする。
将介の、春実さんへの気持ちを直に聞いているから。

夏「まあ、あたしからしたら将介も親友だから、無理に押し付けるようなことは言わないけどね。」

俺も、そのスタンスがいいと思った。
成り行きを見守ろう。


748 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 04:06:50 ID:NVH9eE4J
夏「春休みといえば、壱、実家帰るの?」

夏実は話題を変えた。敢えて、かもしれない。

壱「うーん、正月に帰ったしなぁ。バイトもあるし、帰らないかも。」
夏「ふーん、じゃああたしもコッチにいようかなw」

それは嬉しい。いつでも夏実に会えるから。

壱「けど、いいの?春休み長いぜ。実家、心配しない?」
夏「馬鹿、長いからコッチに居たいんだろ。察しろよ。」

男言葉でいいながら、頬は小さい女の子みたいに膨らませてみせた。

壱「ごめん、そういうつもりじゃないんだ。俺も、居てくれた方が嬉しい。」
夏「じゃあ、始めっからそう言えってw」

夏実はちょっと笑った後、少し真面目な顔をして俺をジっと見た。
………何も言わない。
瞳は、ちょっと潤んでるようだ。
鈍い(と言われている)俺も、さすがに空気が変わったのを感じた。

映画やドラマのように目はつぶってなかったが、
夏実がそれを求めているのがわかった。

俺はちょっとコタツから出ると、夏実に近づき、肩を掴んで引き寄せ、
キスをした。


750 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 04:12:44 ID:NVH9eE4J
夏実の唇はちょっと開いていたので、
初べろちゅーになった。

夏「んっ……」

暫くキスを続けていた。

やがて俺が夏実の背に手を回すと、
夏実も俺の首の後ろに両手を回してきた。

その仕草が妙に艶っぽかったので、
俺はテンションがいきなりMAX近くまで上がってしまい、
その場で、夏実を押し倒した。


751 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 04:26:07 ID:NVH9eE4J
夏「きゃッ」

短い悲鳴とともに唇は離れた。
俺は、両肘を床に着き、両手で夏実の肩を掴んだまま、
夏実を見下ろす体勢になった。

顔が近い。
夏実の頬は、真っ赤に染まっていた。

壱「夏実、好きだよ」
夏「うん…んっ」

夏実の返事を聞き終わるのを待たずに、俺は再び唇を奪った。

夏実の両手は、今度は俺の背に回された。
どうも俺はこの「手を回してくる」感覚に弱いらしく、
またしても興奮する。

俺はキスしてる唇を、口から頬へ、そして顎、首へと移動させていく。

夏「~~~~ッ///」

首にキスしたとき、夏実は声にならない息を出し、一瞬だけ体をブルっと震わせた。
俺はもう止まらなくなり、肩に置いていた右手を、夏実の胸の方へ移動させていく…


752 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 04:40:29 ID:NVH9eE4J
夏「…待って待って、ちょっと待って!」

突然、夏実が声をあげたので、俺は動きを止め、夏実の目を見る。

夏「ごめん、今日はちょっと待って…」
壱「あ、ああごめん!」

俺は我に返って、起き上がって座る。
夏実も半身を起こし、傍らに座った。

壱「ごめん、急に…俺、焦りすぎだな」

俺は素直に謝った。

夏「ううん、違うの…その、全然、ヤじゃないんだけど…」

俺が夏実の方を見ると、夏実は恥ずかしそうに俯いた。

夏「明日はまだテストもあるし……それに、その、最初のときは、自分の部屋がいいかなー、って///」
壱「あ、うん、わかった。」

女の子はそういうもんなのかなと思い、納得した。

ちょっとの間があって、夏実はいきなりクスクスと笑い出した。

壱「なに?」
夏「いや…壱でも、Hなこと考えるんだなぁーと思ってw」
壱「そりゃ、男ですから……嫌だった?」
夏「んーん、安心したw」
壱「なんだそりゃww」

俺まで笑ってしまった。

夏「あと、…『夏実』って呼ばれるの、なんだか照れるね。」

そうか、考えてみれば夏実を『夏実』と呼び捨てにしたのは、
今まで告白のときだけだった。

壱「照れくさかったらやめるけど?」
夏「んーー……こーゆう時は、こっちの方がいいかな///」

恥ずかしがりながら言う夏実が可愛くて、
俺はもう一度キスをした。


753 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/06 04:42:30 ID:NVH9eE4J
以上、初べろちゅー編でした。

こ、この報告は、はずかしすぎる///

この後、ちゃんと送って帰りましたよ。

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834 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 12:43:02 ID:tA4Tx6X0
『金曜日夜・バイトの後編』

バイトが終わり、更衣室で着替えていると、

「市田さん。」

と呼ぶ声が。
振り向くと、すでに着替え終わったバイトの後輩(男)がいた。
彼は年齢的にも一年後輩で、私大の一年生だ。
明るめの茶髪で一見チャラっぽく見えるが、
根はしっかりしていて、仕事も出来るので頼りになるコだ。

名前は、茶良(ちゃら)としておく。

茶「おつかれっすww」
壱「おつかれー。」
茶「市田さん、今日これから空いてないっすか?」
壱「まあ帰って寝るだけだけど。」
茶「じゃ、ちょっと飲みにいかねすか?」

俺は時計を確認した。12時半。
翌日は大学は休み。
買い物にいく約束を夏実としていたが、そんなに早い時間でもない。

壱「ちょっとなら、いーよ。」
茶「どうもっす!じゃ、着替え終わったら下で!」

茶良は、そう言うと急ぎ足で出ていった。


836 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 12:54:44 ID:tA4Tx6X0
店の外に出ると、茶良と、もう一人待っていた。
そのコもバイトの同僚で、俺と同い年の女の子だ。
大学は、茶良と一緒だった。
だが茶良とは対照的で、黒髪のショートでキリっとした顔立ちをしている。
背も、俺と変わらないくらい。
彼女は、元名ベースで三上さんにしとく。

三「おつかれー」
壱「あれ、三上さんもいくんだ?」
三「私は市田君も行くって聞いてたけど?」
茶「まあまあw、夜も遅いことだしさっさといきましょうww」

どうやら俺は茶良にダシに使われたようだw
けど、まあ別にいいかという気分になれたのは、最近の幸せな心持ちのせいだろうか。


838 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 13:13:49 ID:tA4Tx6X0
俺達は自分達の働く店から程近いBARに入った。

俺・三上さん・茶良の順番でカウンターに座る。

茶「市田さん、春休みいつからっすか?」
俺「あー、来週だよ。まだテスト期間だし、春休み入っても雑務で暫く学校いかなきゃだけど。」
茶「まだテストやってんすか!?」
俺「うん。そっちはもう終わってんだ?」
三「一月中には終わったよ。私大は入試が早いからね。」

あー、大学によって試験期間結構違うんだなぁ。
今度から気をつけなきゃ、特定的にw

茶「じゃあ、しばらくはこっちいるんすね!」
壱「ってか、ほぼずっとこっちいるよ。金稼ぎたいから、バイト休めないし。」

ちなみに茶良は一人暮らし、三上さんは実家だ。

三「市田君ってよく働くよね。同じ頃にバイト始めたのに、すぐカウンター係になったし。」

バイトに入ると、厨房以外は、まず全員ホール係をおぼえさせられて、
その後、本人の希望やちょっとした適正でホールかカウンター(ドリンク)かレジかに担当が別れる。

壱「バイトに入る日が三上さんより多かったからだよwホールの仕事じゃ、三上さんにはとても敵わないし」

三上さんは基本ホール係で、レジも出来る。
半年前に入った茶良は、まだホールだけだ。


839 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 13:20:59 ID:tA4Tx6X0
茶「じゃあ休み中、どっか遊びいかねすか?」

茶良はちょっと唐突に、そんなことを言った。
多分それを言い出すのが今日のメインだったんだろうなぁ。

三「茶良君もこっちにいるんだ?」
茶「俺も金稼ぎたいからw」

どこまで本音なのかw
しかしまあ、後輩のため、助け舟を出してやるか。

壱「俺は別にかまわないけど、三上さんは?」
三「私も特に予定はないけど…」
茶「じゃあ決まりっすね!!」

茶良の強引さに、将介と通ずるものを感じたよ。

茶「どこいくかは、また三人で決めましょう!」
三「あ、三人で行くんだ?」
茶「イヤすか?」
三「他の人も誘うのかと思ってたから…別に三人でもいいけど。」
茶「じゃ三人でww」

嬉しそうだなぁ、おいw


841 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 13:31:15 ID:tA4Tx6X0
三上さんの携帯が鳴って席を外してる間、
茶良は身を乗り出して俺に近づき、ひそひそ声で話しかけてきた。

茶「市田さん、感謝ですw」
壱「ってかお前、わかりやすいなぁw」
茶「そーすか?自分では自然なつもりっすけど。」
壱「いやまあキャラ的には不自然ではないけど。…いつからなん?」
茶「バイト入った日にいろいろ教えてくれた時からですw」

嬉しそうにいう茶良を見てると、何か弟のようでかわいらしかった。

壱「それなら、最初から二人でどっか行こうって誘えばよかったのにw」
茶「いやいや、それはハードル高いっしょ。三上さんクールな感じだし。同期で一番仲良さそうな市田さんと一緒なら来るかなー、と。」

そこで茶良は、ふと気付いたように止まった。

茶「……あれ…、市田さんも三上さんが好き、とかないですよね??」

あー、その可能性は全然考えてなかったわけだ、コイツ。
お世辞にも賢くはないからなぁ。

壱「心配しなくていいよ、それはないからw それに俺、彼女できたし。」
茶「マジすか!?」

茶良は今日一番でかい声を上げた。 


842 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 13:50:38 ID:tA4Tx6X0
三「何、大きな声だしてw」

三上さんが、携帯片手に戻ってきた。

茶「市田さん、彼女できたんですって!!」

だから声でかいよ。恥ずかしい。

三「え~ホントに?いつから?」
壱「先週の金曜から」
茶「超最近じゃねーすか!まだ一週間のホットなカップルじゃねーすか!!」

言ってることがよくわからんが、驚いてることはわかった。

茶「誰すか? 店に来た事あるすか? 同じ大学の人すか?」
壱「ちょ、質問多すぎw 高校からの同級生だよ。大学も同じ。店にも、二、三度来た事ある。」
三「あー、あのコかw」

それだけで、三上さんにはわかったらしい。
よく覚えてるなぁ、接客業の鏡だぜ。

茶「三上さん知ってんすか? 俺も見た事あります??」
三「茶良君は見た事ないかも。可愛い子だったよw」
茶「マジすかー! いいなぁ。」

こういうのってすごい照れるぜ///
もちろん、悪い気はしないんだぜ。

三「でも、私あのコって…」
壱「うん?」
三「正直、一緒に来てる子の彼女かと思ってたw」

ああ、将介と二人で来てたしなぁ。
そう思うのが普通か。

壱「あいつも俺の親友だよ。今回もだいぶ、お世話になったw」
三「へー、そういうのって、いいねぇ。」
茶「そっすね!俺も親友欲しいっすww」

茶良のテンションが妙に上がってたのは、
ライバルが減ったのと無関係ではないだろうw


843 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 13:54:10 ID:tA4Tx6X0
以上、『金曜日夜・バイトの後編』 でした。
この後、報告に出る機会があるかどうかわからない二人だけど、
今度夏実も店に呑みにくるし、一応。

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851 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 14:55:26 ID:tA4Tx6X0
『土曜昼・お買物編』

金曜夕方、バイト行く前に夏実から電話があった。

夏『明日、ヒマ?』
壱「ヒマです。」
夏『もうすぐふーちゃんの誕生日なんだけどさ、誕生日プレゼント買いに行くから付き合ってよ。」
壱「いいよw ふーちゃん誕生日なんだ。いつ?」
夏『2月14日w』
壱「おおう…」

なんと因果な日に生まれたものか。
おかげで高校の頃は、男子よりも多くチョコをもらえたらしい。
性格と趣味は女の子らしいふーちゃんだが、切れ長の目とシュっとしたスタイルだから、
女子にもモテるんだろうなぁ。

夏『でさ、将介も連れて行って、なんか買わせようと思うんだけど。』
壱「なんか、口出さないとか言ってなかったっけ?w」
夏『基本はそうだけど、誕生日くらいふーちゃんの味方でいーじゃんwそれに、将介からプレゼント渡したら、ふーちゃんもチョコ渡しやすいとだろうし。』
壱「なるほど。そうだな、誕生日だし。」
夏『そうそうw』

俺は中立で行こうと思っているが、
今回ばかりは夏実の案にのることにした。


852 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 15:09:58 ID:tA4Tx6X0
翌日。
10時半に夏実が俺んちに来て、それから将介んちに行く予定だった。

その予定の十五分前には、夏実はもう俺んちに来ていた。
夏実が遅刻することなんてほとんどない。いつも早めに行動している。

壱「将介には伝えてあるの?」
夏「メールはしといた。さっきから電話もしてるんだけど、出ないのよ。」
壱「寝てるのかもw」
夏「とりあえず、行ってみようぜ!」

俺達は家を出ると、歩いて五分の将介んちに着いた。

ピンポーン♪
……反応なし。

ピポピポピポーーーン♪

壱「ちょっと夏さん過激なチャイムw」
夏「こうでもしないとあいつは起きないの!」

やがてゆっくりとドアが開き、寝ぼけ顔の将介が現れた。

将「んあ…お前らか。なんかよう?」
夏「なんか用じゃないだろ! メールしたでしょうが!!」
将「………あー、来た来た。でも折角の休みなんだから、二人でデートしてこいよ。じゃな。」

あっさりドアを閉めようとする将介の腕を、夏実が掴んで止めた。

夏「そういうわけにはいかなくてよ!!」
将「なんでよー。」
夏「アンタには友人の誕生日を祝ってあげようって気持ちはないワケ!?」
将「……そう言われても、俺、藤本さんとはそんなに親しくないしなぁ。」
夏「はぁ!?」

瞬間、夏実の瞳の色が変わった。……恐ろしい。

夏「アンタ、軽山君の件の借り、忘れたわけではないでしょーね!?」
将「う……わかったよ、準備するから、ちょっと待ってくれ。寒いから、部屋にあがって。」
夏「そうさせてもらうぜw」

……俺は言葉を挟む隙がなかったよ(^-^;


855 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 15:18:56 ID:tA4Tx6X0
着替えて歯磨きすませると、将介はようやく目が覚めたようだ。

将「じゃ、いこーぜw」
壱「調子いいなぁ」
夏「お調子者の典型よねw」

俺達は駅までチャリで移動し、電車に乗って街にでる。

将「誕生日プレゼントねぇ……でもお嬢様が、俺の選ぶもんなんか喜ぶかなぁ?」
夏「何言ってんの、ふーちゃんは別にお金持ちのお嬢様じゃなくて、普通の家の子だよ?」
壱「あ、そーなの?」

俺も、ちょっとイイトコの娘さんかと思っていた。

夏「うん。ただ、お爺ちゃんが先生だったとかで、小さい頃からしつけに厳しかったんだって。」
将「あー、そんな感じかも。」
夏「料理も裁縫も得意だし、いろいろ習い事もしてたんじゃない?」
壱「やっぱ普通よりは、お嬢っぽいなw」

そんなことを話してるうちに、街に着いた。


858 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 15:33:23 ID:tA4Tx6X0
適当に店を渡り歩きながら、プレゼントになりそうなものを物色する。

将「これなんてどーだ?」
夏「シザーバックなんてふーちゃんが着けるわけないでしょ!!真面目に考えて!!」
将「そうか?コレ可愛いと思ったんだけど…」
壱「でも、ふーちゃんのキャラじゃないだろww」

将介はハッキリ言って服のセンスはあると思う。
高校時代、服に無頓着で超がつくほどダサダサだった俺が、
曲がりなりにも普通くらいには慣れたのは、
将介が古着屋や街の小さなショップに連れて行ってくれたからだ。
最初は、選ぶのも任せきりだったし。

しかし、今回は女子のもの、しかも今時風のセンスではない
ふーちゃんのものを選ぶとあって、さすがの将介も苦戦していた。

将「考えてみれば、女の子にプレゼントなんて中3以来だしなぁ。」
夏「クリスマスのとき三人で交換してんじゃん。」
将「ww お前は女子のうちに入らねぇよww」
夏「なにおう!?」
壱「まあまあw」

拳を振り上げた夏実を宥める。

壱「じゃあ、中学のときは何買ったんだよ?」
将「なんか、アクセだったと思うけど…参考にならねえよ?中坊の頃なんて金ないから、1000円2000円のものだったし。」
夏「別に、高い物じゃなくていいよ。気持ちの問題だってw」
将「気持ち、ねぇ…。」

将介は頭を抱えていた。


861 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 15:51:46 ID:tA4Tx6X0
そんな感じでいろいろ店を見て回ったがなかなか決まらず、
時計を見れば二時を過ぎていた。

将「腹減った~。俺、朝飯も食ってないし。」
壱「そうだな、じゃ、休憩してご飯にしようぜ。」
夏「賛成w」

俺達はレストランに入ると、
各々好きなものを注文した。
二人が食べている間に、ちょっとスレを覗いたりしたw

将「なかなか決まらねーなー。」
壱「そうだな、こうやって考えると難しいもんだな。」
夏「まあでも、たまには三人で出掛けるのも悪くないんじゃんw」

そういえば、三人で買い物なんて、久しぶりだった。

将「そうだなw折角の休みだしな」
壱「テストはまだ残ってるけどねw」

途端、二人がゲンナリとした顔をする。

将「壱太、いやなこと思いださせるなよ」
夏「壱はもう終わった?」
壱「いや、あと一つ。」
夏「あたしは後二つだよ~。明日は家で勉強デーかな。」
将「俺なんて、まだレポートが残ってるし…出掛けてる場合じゃねぇよなww」
壱「家に居たって、明日まではしない癖にw」
将「よくご存知でw」

食事も済ませ、休憩も充分とった俺達は、
再びプレゼント探しに戻った。



862 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 16:02:27 ID:tA4Tx6X0
夏「これいーなー。あたし、これにしようw」

雑貨屋で物色していた夏実が選んだのは、シルバーの小物だった。
猫が、窓から覗いている。

将「なに、これ?どーすんの?」
夏「これをチェーンで吊るして、光を当てると…」

夏実がその小物を、店にそれ用に用意してあった照明に掲げると、
壁に大きな猫と窓の影が映った。

将「おお、すげぇ!」
壱「キレイだな。」
夏「でしょ?wこういうファンシーなの好きそうじゃない?」
壱「あー、そうだな。」
将「やー良かった良かったwこれで、プレゼント決まったな。」

将介がその小物に手を伸ばすと、夏実はさっと手を引いた。

夏「ダメーw これは、あたしと壱からの分にするからw」
将「な、なにぃ!?俺は混ぜてくんないのか??」
夏「当たり前でしょ。将介は、将介自身で渡すの。あたし達もプレゼント選び手伝うから、もうひとがんばりいこーっw」

がっくりと肩を落とす将介が、ちょっと哀れに思えたw


866 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 16:27:37 ID:tA4Tx6X0
その後も何店か回ったが、なっとくいくものは見つからなかった。
その日は割りと暖かかったが、夕方になってくると、さすがに冷えてきた。

壱「うーさぶ。」
夏「寒くなってきたし、そろそろ決めたいね。」
将「いや、ここまできたら妥協はせんぞ!俺は最後まで戦う!」

将介の妙な拘りと、妙な熱さが災いして、
プレゼント選びは混迷を極めてしまっていた。

夏「こーいうとこ、めんどくさいんだよねコイツ。」
壱「でも、それだけ真面目に考えてるってことは、ふーちゃんにとっても良い事じゃないの?」
夏「どーかな。多分『プレゼントを選ぶ』って行為自体にハマってるだけだと思う。」
壱「あー、…凝り性だからなぁ。」

俺達二人が半ば呆れながら見つめる中、将介は次の店へと入っていった。

俺達が続いて入っていった時、
将介は既にある一点を見つめていた。

将「きた!これだ!これしかねーー!!」

それは、可愛らしい花のワンポイントがついた、スエードのブーツだった。

夏「ちょっと、服屋の靴って、高いんじゃない!?」

夏実が値札を確認すると、有名ブランドのものではなかったが、
友人へのプレゼントとしては、割りと値の張るものだった。

将「いや、しかし、これしかもうない! というか、藤本さんにはこれが似合う!」
壱「確かに似合いそうだけど…」
夏「うーん、ふーちゃんこういうの持ってないけど、これは似合うかも。」
将「だろ!? これで新境地を見出してやるのだ。ファッションの可能性が広がるぜきっと!」

なんだか急に大きいことを言い出した将介を置いといて、
俺と夏実は相談しだした。

夏「どーする?」
壱「どーするったって…これじゃふーちゃん、期待しすぎちゃうんじゃない?」
夏「そこなのよねぇ…将介がまだその気でないのに、過剰に期待させてもまずいし…」

夏実は腕組みして悩みだす。
なにも知らない将介は一人で盛り上がっている。
そんな二人を見比べているうちに、俺はふっと思いついた。

壱「じゃあさ、お金を出し合って、俺達三人で買えばいいんじゃない?」
夏「うん?」
壱「プレゼントは三人で一つだけど、この靴を選んだのは将介ってことにすれば、ふーちゃんも嬉しいだろ?」
夏「ああーなるほど。……じゃ、この猫はどうする?」
壱「それは、夏の部屋に飾ろうw」
夏「そっか。ま、可愛いし、いっかw」

その後俺達は騒ぐ将介に、金銭的に協力する旨を伝えた。

将「そりゃー助かるけど。お前らが買ったやつは?」
夏「あたしのものにするのw 付き合いだして最初に二人で買った記念としてw」
将「なんだ、惜しくなったんだなw」

将介が簡単に納得してくれたのは、
さすがに一人で買うには財布がやばいと思ったからに違いないw


868 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 16:42:43 ID:tA4Tx6X0
そうしている間に、俺はバイトの時間が迫ってきていた。

夏「じゃ、帰ろっか」
将「だな。」
壱「だね。」

まさかこんなに時間がかかるとは思っていなかったから、
俺は家に戻らず、そのままバイトに向うことにした。

夏「チャリなしで、帰りどーすんの?」
壱「終電間に合わなかったら、バイト仲間に送ってもらうw」
将「なら安心だな。」

駅の前まで、二人を送る。

壱「じゃあ将介、夏を家まで送ってやってくれよ。」
将「任せとけ。…って、なんかお前に頼まれるのって新鮮だなw」

そりゃそうだ。今までは普通に送っていたんだから。

将「じゃ、切符買ってくるw」

将介が空気を読んだのか、一人切符売り場に向った。

夏「バイト、頑張ってねw」
壱「おうw 夏もテスト勉強がんばれww」
夏「それは言うなよw」

言いながら、夏実は自分の手袋を外すと、
手袋していない俺の手を、ぎゅっと握ってくれた。
その暖かさに、冷えた体が蘇る心地だった。

夏「……じゃ、行くw」
壱「うん、後でメールする。」
夏「おうw」

夏実は手を振って、改札で待つ将介の方へ走っていくと、
振り向いてもう一度手を振ってくれた。

俺は手を振り返した。将介も何か言ってたが聞こえなかったw


869 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/08 16:44:13 ID:tA4Tx6X0
以上、お買物編でした。
結構時間かかってしまってすみません。

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935 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/10 00:36:35 ID:sZOs9lhh
今日は、俺も夏実も午前中は何もなく、
午後の四限目に俺は課題提出、夏実はテストがあった。

なので、学食でごはんを食べる約束をしていた。

二人とも三限目がないので、一番混雑する時間を避けて
ちょっと遅めの昼飯にした。

俺が学食に着くと、既にちらほらと空席が出来てきていた。
そんな中、窓際の席で一人教科書を読む夏実を発見する。

壱「おはよう、なっちんw」

俺は敢えて背後から回って声をかけた。
夏実は驚いた様子もなく振り返ると、

夏「やあ、おはよういっちんw」

と、笑った。


936 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/10 00:42:18 ID:sZOs9lhh
夏「なんで、なっちん?w」
壱「さあ、久しぶりにいいかなぁ、と思っただけw」
夏「ふーん、変なのww」

夏実は可笑しそうに笑いながら、教科書を置いた。

壱「まだご飯取ってきてなかったんだ?」
夏「うん。」
壱「じゃ、早くいこうぜ、売り切れる!」
夏「大丈夫だよ、テスト中は人少ないしw」

そういえば、今日はほとんどの人が午前は休みのはずだ。
混雑の時間を外したから空席があるのではなくて、もともとそんなもんだったようだ。

壱「ま、ハラは減ったし、いこうぜ。」
夏「そだねw」


937 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/10 00:51:20 ID:sZOs9lhh
俺達は食事のトレイを手に、もといた席に戻ってきた。

夏「そういえばさーあ。」
壱「うん?」
夏「いつから『なっちん』じゃなくて『夏』になったんだっけ?w」
壱「うーーん…」

いつかと言われれば、明確な時期は覚えてない。
高三の頃、三人で受験勉強するようになって、
将介の『夏』がだんだんと移ってきたのだと思う。
その頃は両方併用していたが、いつの間にか『夏』だけになっていた。

壱「憶えてないやw」
夏「そーだね、あたしも憶えてないwwけど、こっちの友達で『なっちん』言う人いないから、なんか懐かしかったw」
壱「あーそうか。たまには呼ぼうか?」
夏「どっちでもいーw」

そりゃそうか。
呼んでくれと頼むようなもんでもないよな、あだ名って。


939 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/10 01:04:03 ID:sZOs9lhh
話は自然、土曜日のことになっていった。

夏「久々に買い物も、楽しかったねw」
壱「一日、買い物だけだったもんなぁ。なかなかないよな。」
夏「ちょっと疲れたけどね」
壱「だねw 将介の粘りはなんにでも発揮するからなぁ。」

海に行っても、最後まで遊びたがるのは将介。
マンガ喫茶でも、最後まで席を離れないのは将介。
ボウリングでも、もう1ゲームやりたがるのは将介だった。
あっさりした性格のクセに、妙なところで凝り性だった。

壱「まあ、あそこまでしてプレゼント選んでもらったんだから、ふーちゃんも喜ぶんじゃない?」
夏「そりゃまあねぇ。将介からなら、何貰っても喜ぶとは思うけどw」

ああ、ふーちゃんは、相当好きなんだなぁ。

壱「それにしても、将介のヤツはモテるなぁ。」
夏「そ~お?確かにソコソコ人気はあるけど、すごいモテるってほどでもなくない?」
壱「いや、何度か告白されたことある人って、十分モテる人の部類だろ。」
夏「そんなもんかね。」

事も無げに言う夏実。
これは告白された経験アリとみた!


940 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/10 01:11:52 ID:sZOs9lhh
壱「夏は今まで何人くらいに告白されたことある?」

俺はストレートに聞いてみた。

夏「気になる?w」

ちょっと意地悪そうに笑う。

壱「まーねw」
夏「別に多くはないよ、三人。」

三人って十分多いじゃないですか。

壱「いつごろ?」
夏「一人は高一のとき。違うクラスだったし、あんまり知らないから断った。」
壱「次は?」
夏「高二のとき。でも、その時には好きな人がいたからw」

……ここは喜んでもいいところですよね??w


942 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/10 01:18:31 ID:sZOs9lhh
壱「三人目は?」
夏「ついこないだ、だよww」

ああ、俺ですね。そうですよねカウントされてますよね。

夏「こんだけあたしに聞いたんだから、壱も言ってよw」
壱「や、俺は告白なんてされたことないし。」
夏「うそだー、ずるいww」
壱「ウソじゃねっての。」

これは、ウソって言われるとなんか妙にorzな気分になるよ。
告白って普通の人はされるもんなんですかね??

夏「ふーん、まあ信じようw」
壱「だってホントだもん。」
夏「じゃあ、これから誰かに告白されたら、嬉しい?w」
壱「そりゃー誰かに好かれるのは嬉しくないことはないけど、丁重にお断りいたしますよw」
夏「ならよろしいw」


943 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/10 01:32:43 ID:sZOs9lhh
夏「あ、水曜日バイト入ってる?」
壱「ああ、うん。」
夏「良かったwその日、打ち上げで呑みに行く日に決まったから。」
壱「あー、了解。何人くらいで来る?」
夏「多分二次会まで残るのは4、5人だと思う。」
壱「それなら予約なしでいけるな。」
夏「そう?じゃ、よろしく頼むw」

というわけで、夏実の飲み会の日は水曜日に決まりました。

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970 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/11 00:18:22 ID:HdcFLHjs
今日は、俺も夏実も三限目のテストだけだった。
なので、昼に学食で会うことはせず、三限のギリギリまで教科書読んでw、
テストの後で、学内のカフェで会っていた。

壱「おつかれー。」
夏「おつかれー、やっと終わったねw」

お互いを労うだけで、特にテストの中身に触れもしない。
聞いたってよくわからないから、違う学部の試験なんて。

夏「これでやっと春休みだね。」
壱「なんか、大学来ること多くて、まだ休みって感じじゃないけどなw」

2月終わりくらいまでは、なんだかんだと雑務があって、大学に出向くことがある。
とは言っても、授業があるのと比べれば、大分楽ではあるが。

夏「あ、春休み中、春ちゃん来るよw」

なぬ??


971 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/11 00:29:36 ID:HdcFLHjs
春ちゃんとは、もちろん春実さん。
夏実のお姉さんだ。

夏「3月入ってからだけどw」

夏実が言うには、
春休み中、実家に帰らない旨を母親に伝えたところ、
それを聞いた春実さん(都会で一人暮らし中)が心配する親の代わりに、
休日を利用して様子見に来ることになったらしい。

夏「っていってるけど、春ちゃんは自分が来たいだけなのよ。」
壱「なんで?」
夏「あたしの彼氏を見たいんでしょw」

あー、品定めってか。

壱「彼氏できたって言ったの?」
夏「言ってないけど、春休み帰らないって言ったから、感づいたんじゃないw」

なるほど、さすがに姉は鋭いか。

夏「でも一応、バイトで帰れないって言ってるから、春ちゃん来る前にバイト始めなきゃ。」
壱「そんな急に決まるか?」
夏「フッフー、実は目をつけてるところがあるんだなぁw」


972 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/11 00:33:55 ID:HdcFLHjs
夏「土曜に猫買ったとこあるじゃん?」
壱「あー。」

猫とは、例の影絵の出る猫の小物のことだ。
今は、夏実の部屋に飾ってある。

夏「あそこ、バイト募集の張り紙してたんだよね」
壱「おお、目ざといなぁ。」
夏「あそこ、いい感じのお店だったからさ、一応チェックしといたんだよ。今日、電話してみる。」

女の子って、こういうとこ抜かりないなぁ。
夏実に限ってかもしれないけれど。


973 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/11 00:42:39 ID:HdcFLHjs
暫くそんな風に駄弁っていると、
よく知る連中が入り口に見えた。

軽「おお、新婚さんじゃん!」
将「あ、ホントだw」

軽山と将介だ。四限目のテストが終わったらしい。

夏「おつかれー、テストどうだった?w」
軽&将「聞かないでくれ。」

見事にハモリながら、俺達の隣のテーブルに着く。

軽「それにしても、幸せそうでよろしいですなぁ。春休みの打ち合わせですか?」
夏「まーねw」
軽「ああ、その幸せ分けて欲しいぜ!どうやったら俺にも彼女ができるんだ??」
将「性格治したら?w」
軽「お前には言われたくねーよww」

試験の終わった開放感からか、軽山のテンションは高かった。
…いやまあ、いつもこんな感じかw

軽「そうだ、せっかくテスト終わったことだし、今日皆で呑みにいかねー??」
壱「ごめん、俺バイトなんだ。」
夏「あたし、明日呑み会だからパース。」
軽「なんだよツレナイなぁ。」

軽山が露骨に落ち込んでみせたのが、可笑しかった。


974 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/11 00:50:49 ID:HdcFLHjs
軽「しょうがない、将介、男二人で寂しくいくか??」
将「悪い、俺もパスw 明日朝からバイトなんだ。」
壱「将介、バイトなんかしてんの?」

初耳だった。

将「明日から、春休みの間だけだよw 荷物運び。」
壱「あー、春先は募集多いもんなぁ。」
夏「ちょっと将介、ちゃんと憶えてるんでしょうね!?」

夏実が睨みをきかせる。
2月14日のことだと、ピンときた。

将「わかってる、ちゃんと空けてあるよw」
夏「ならよろしいw」
軽「あ?なんだよそれ?なんか遊ぶ約束??」

微妙なところで微妙に鋭いから、ウザがられるんだぜw

夏「なんでもないよ。ねー壱?w」
壱「あー、なんでもないよw」
軽「ちぇ、勝手にしろ。俺はいつでも仲間ハズレだ。」
将「そう怒るなwまた、皆でどっかいこうぜ。」

そう言って、将介が膨れる軽山を宥めた。


975 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/11 00:53:13 ID:HdcFLHjs
本日の投下は以上です!
春姉さん、来襲予定ww

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21 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 01:29:30 ID:es5TOrl1
では遅くなりましたが、
『祝日夜・夏実飲み会編』です。


22 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 01:41:58 ID:es5TOrl1
その日はバイト先でも、ハイビジョンにVSオーストラリア戦が映っていた。
仕事中なのでチラチラとしか見れなかったのが残念だ。
とりあえず、ドローは残念でした。個人的には岡崎はもうちょっと
早く投入した方がよかったかなと思う。

茶「惜しかったすね。」

ホール係の茶良が、カウンターまで来て話しかける。

壱「そうだなー、チャンスはあったけどね。」
茶「遠藤のシュートとか、大久保が切り返して抜いて、長谷部に繋いだトコとかは良かったすけどね。」
壱「茶良、ちゃんと仕事してたのかよww」

まあお客さんもチャンスシーンは画面に注目してるし、
呼ばれることもなかっただろうが。

そんなことを話してから少したった後、
俺と同年代の女子たちが入店してきた。
入り口近辺にいた三上さんが応対する。

三「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
夏「4人です。あ、空いてたらカウンターでお願いしますw」


25 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 01:54:18 ID:es5TOrl1
カウンターご指名ですか、夏実さん。

夏実は同じ学部のコ三人を連れてきていた。
一人は、ふーちゃん。
一人は、髪をちょっと巻いた、今どきの感じの子だ。夏実と一緒にいる時に見たことがある。
一人は、ちょっと地味目な感じの子だった。この子は初対面だ。

夏「やっほーw 来たよ」
壱「いらっしゃいませw」

夏実達はカウンターまで案内されてくると、俺の前で、横一列に座った。
っていうか夏実さんニーソですね。こないだ金曜に買ったやつですね。
履いてるとこ初めてみましたよ。イイですよ!

「このコだったんだー、夏のカレシ」

髪を巻いてる子がいきなり言った。
巻き髪なので巻田さんとでもしておくか。

夏「そだよ。見た事あった?」
巻「ちょっと喋ったこともあったかな? ね?w」
壱「そだねw」

正直記憶は薄かったが、夏実といる時に挨拶くらいはしたと思う。


28 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 02:11:06 ID:es5TOrl1
巻「でも正直、も一人のコの方かと思ってたw」

あらまあ、ホントに正直だね。
でもいいよ、もうその反応には慣れたから。

夏「それは、巻ちゃんが壱と将介の中身を知らないからだよw」
ふ「壱太君は、外身も悪くないと思うよ?」

ふーちゃん、そう言ってくれるのは嬉しいけれど、
貴方が好きなのも将介だろうにw

巻「ふーん、じゃ、あっちのコはフリーなワケねw」

ニヤリとする巻田さん。不敵な笑みです。
瞬間、ふーちゃんの表情が強張ったのが分かった。
カウンターの中からだと、人間模様がよく分かりますね。

夏「まーそーだけど、どーかなー?」
巻「何よ、その微妙な反応?」
壱「まままま、それより、ドリンク注文してよw」
ふ「そうだね、全然選んでなくてごめんね」

ふーちゃんは慌てて手元のメニューを開いて皆に見せた。
巻田さんは俺達の反応に、ちょっと腑に落ちないような顔をしたが、
あまり気にする様子もなく、すぐワイワイとドリンクを選びだした。


29 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 02:22:29 ID:es5TOrl1
一次会で結構食べてきたらしく、
皆ほとんど飲み物だけで、軽く乾き物を摘むくらいだった。

皆、それぞれで楽しげに会話をしていたが、
右端の地味目な子は、あんまり喋っていなかった。
時折、隣のふーちゃんに相槌を打つくらいだ。
ここでは、地野さんとさせていただきます。

後で聞いた話だが地野さんは、ふーちゃんの仲良しさんらしい。
なんとなく今どきっぽくない二人だから、気が合うのかもしれない。

しかしふーちゃんは夏実や巻田さんとも仲良しだから、
二人に話しを振られると、地野さんにかまってばかりもいられない。
それ故、地野さんがちょっと一人で寂しそうにしていることが多くなった。

これでもカウンター係の端くれとして、それを放っておくわけにもいくまい。
何か話のネタでもないかと地野さんの方を見ると、カウンター上に置かれた彼女の
携帯ストラップが目に付いた。

………あれ?あの紫の髪の人形はガルマ・ザビじゃないですか??


31 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 02:34:04 ID:es5TOrl1
壱「それ、ガルマ?」

地野さんは急に話しかけられて、驚いたように俺を見上げた。

地「はい、知ってますか?」

なんで敬語w

壱「もちろん知ってるw」

男でガンダム知らないヤツとは、ガチ親友にはなれないぜ!

壱「っていうか、ガルマのストラップなんてあるんだww」
地「正確には、ガルマちゃんなんですけど…」

よく見るとそのガルマは、園児服を着ていた。
ガンダムAの付録だそうだが、さすがにそこまでは把握してなかった。
しかしガンダムAとは…地野さんからオタクな匂いがぷんぷんするぜ。

壱「ガンダム好きなの?」
地「はい。特にWが好きです。」
壱「Wかあ…」

さすがにそこは女の子のオタクっぽいなあ。
俺と将介は完全にU.C.派です。
夏実は将介に見させられたそうで、∀が好きだそうだ。ロランをローラと呼ぶ(^^;

Wが好きとはいえ、地野さんは他のガンダムも知っていたので、
少しの間ガンダム談義で繋ぐ事ができた。


33 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 02:46:45 ID:es5TOrl1
ちょっとして、休憩の時間が俺に回ってきた。
夏実は巻田さんと勝手に盛り上がってるし、
地野さんはふーちゃんが気にしてくれているので、大丈夫そうだ。
俺は休憩室で賄いを食うことにした。

賄いはカレーだった。
大鍋で大量に作るカレーって、最高美味いよね!

一人カレーを食っていると、皿を片手に茶良が入ってきた。

茶「市田さん、あの子ら市田さんの大学のコなんでしょ?」
壱「そうだよ。」
茶「三上さんから聞きましたよ、あの中に市田さんの彼女がいるってww」

なんでそんなに嬉しそうなんだ。

茶「どのコすか??」
壱「俺から見て、一番左から二番目の、一番小さい子。」
茶「マジすか?オニ可愛いじゃないすか!」

茶良はこっちが驚くほどデカイ声を出した。
オニとか今時まだ言うんだねーと思いつつ、
自分の彼女が可愛いと言われるのは悪くない気分だ。

茶「マジすかー。さすが市田さんっすねー。」
壱「なに、さすがって?」
茶「いや市田さんカワイイ系の顔してっから、結構モテるっしょ?」

茶良はからかうような口調で言った。

壱「いやいやいやいや全然モテんしw 今回、初彼女だし。」
茶「えーマジすか? うそくさーw」

どうも信じてもらえてないような。過剰評価しすぎですよ。
こないだもこんなシチュエーションあったな(^^;


34 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 03:00:44 ID:es5TOrl1
賄いから戻ると、女子たちはそろそろ帰ると言い出した。

巻「アタシこの店気に入ったし、また来たいんだけどー、壱太君のメルアド聞いていい?」

巻田さんは、俺じゃなくて夏実に聞いていた。

夏「いーよ、じゃああたしが送るよw」

と、携帯を操作しだした。
あれ、俺の意思は??別にいーけど。

ふ「じゃあ、ついでに私も教えてもらおうかなw」

意外にもふーちゃんがそんなことを言い出したので、
夏実はふーちゃんと地野さんにも俺のアドレスを送っていた。

巻「じゃ、また来るね~」
ふ「ごちそうさまでしたw」
地「どうも。」

壱「ありがとうございました~。」

皆各々の挨拶を残して、店を後にした。
そして、カウンターに残ったグラスを片付けていると、
夏実が一人で戻ってきた。

壱「あれ、忘れ物?」
夏「違うよ、あたしまだ帰らないもんw 皆を送ってきただけw」

そう言いながら、夏実はカウンターの端の席にちょこんと座った。

夏「壱が終わるまで居ていーい?」
壱「いいけど、忙しくなったらあんまり相手してあげられないよ?」
夏「いい、見てるからw」

夏実はニコニコしながら言った。
なんか機嫌が良さそうなので、そのまま居てもらうことにした。
夏実は俺がバイト終わるまで、一人でおとなしく飲んでいた。


35 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 03:08:34 ID:es5TOrl1
俺は11時上がりだったので、夏実をカウンターに残して、
着替えてくることにした。

着替えていると、携帯が鳴り響く。
見ると、ふーちゃんからのメールだった。

ふ『今日はご馳走さまでした。 夏実ちゃんは壱太君のことがすごい好きなんだから、ちゃんと大切にしてあげなきゃだめだよw』

壱『こちらこそありがとうございましたw もちろん、大切にするよw』

ふ『そう? なら良かったw』

そんな短いやりとりをした。
っていうか、ふーちゃん可愛いぜww


37 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 03:23:02 ID:es5TOrl1
着替えて店に戻ると、夏実の隣に座った。

夏「よ、おつかれーw」
壱「…結構酔ってる?」
夏「ん、平気平気。」

ちょっと頬は赤いが、まだ大丈夫そうだ。
そこに、俺のドリンクを聞きに三上さんがやってくる。
珍しくカウンターに入っていた。

壱「おお、なんか新鮮だw」
三「ふふ、市田君が休みの日は、たまに入ったりするよ。簡単なのしか作れないけどw」

それは知らなかった。
三上さんはどんどんスキルを増やしてくるなぁ。
俺は無難に、生ビールを頼んでおいた。

三上さんはすぐにビールを持ってきてくれた。

壱「紹介するよ、俺と同じくらいにバイト入った三上さん。○○大生で同い年。」
夏「初めましてー、でもないけどw あたしのこと憶えてます?」
三「憶えてますよ、可愛いからw ていうか、私のこと憶えてくれてたんですねw」
夏「背が高くて羨ましかったからww」

夏実が三上さんのことを憶えていたのは意外だった。
そこに横から、茶良も割り込んでくる。

茶「市田さん、俺のことも紹介してくださいよー!」
壱「ああ、彼は茶良くん。年は一ッコ下で、大学は三上さんと一緒。」
茶「どうも茶良っす!市田さんにはお世話になってます。」
夏「初めまして夏実ですw こちらこそ、壱がお世話になってますw」

なんかむず痒い言い方だな、それ。


38 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 03:29:56 ID:es5TOrl1
茶「今度俺達、どっか遊びにいこうかって話出てるんすけど、夏実さんも一緒にどうすか?」

なんと、こっちが言い出す前に茶良が言ってくれた。
こういうときは、コイツのフットワークの軽さが役に立つなぁ。

夏「楽しそうだけど…あたしも行っていいの?」
三「ぜひぜひw 私も、女の子がいた方が楽しいしw」

夏実がこっちを見たので、頷いて応えた。

壱「皆言ってくれてることだし、行こうぜ。」
夏「うん、じゃあ行くw」

なにはともあれ、夏実が嬉しそうだったのでよかった。


39 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 03:37:53 ID:es5TOrl1
一時間ほど飲んで、俺達は店を出た。

俺はまだ殆ど酔ってはいなかったが、
長い時間飲んでいた夏実は、さすがに酔いが回ってきているようだった。

壱「飲み過ぎた?」
夏「んーん、平気…」

そう言いながら、夏実は俺の左腕にしがみ付いて来た。
まだ手を繋いで歩いたこともないのに///
これは完全に酔っ払ってるなぁ。

壱「酔ってるっしょ?」
夏「酔ってませんよ~~」

酔っ払いは皆そう言うんだよ。
これは駅まで歩くのは諦めて、タクシーで帰った方が良さそうだな…俺ん家までなら2000円もかからんだろう…
そんなことを考えてたら、夏実が何かブツブツ喋りだした。


41 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 03:46:32 ID:es5TOrl1
壱「なに?」

最初俺は聞き取れなかったので、立ち止まって聞き直した。
夏実は俯いたまま、更に俺の腕をぎゅっとつかまえた。

夏「どうしよう…どうしよう…」
壱「何が?」
夏「どうしよう…あたし、すごい好き。好き。」

これは…もしやデレ!?
酔うとデレるのか、この人は。

しかし、好きと言ってもらえるのは嬉しいが、
俺はちょっと笑ってしまった。

壱「w どうしようってw 好きでいいじゃん。」
夏「いいの?すごい好きでいいの??」

ようやく顔を上げた夏実は、真剣な表情で聞いてくる。
さすがに、俺も真面目に言った。

壱「いいよ、もちろん。」
夏「……ヘヘ~w」

夏実は、にぱっと笑って、ご機嫌になったようだ。
どうも、本気で酔っ払っているようだ。


45 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 04:03:08 ID:es5TOrl1
俺はキョロキョロと、近場のタクシーを探し出したが、
そんなこと夏実はお構いなしだ。

夏「ねぇ。」
壱「ん?」

俺は再び夏実へと視線を戻す。

夏「じゃあ、壱は?」
壱「え?」

俺は一瞬何のことか分からなかったが、
すぐにさっきのことだと気付いた。

壱「…好きだよ///」

改めて言わされると照れますね///

夏「じゃあチューしてw」
壱「はい?」

それはいきなりすぎた。
眼前では、既に夏実が目を瞑っている。
いやいやいや。街角でチューとか(^^; 人通りだって少なくない。
そんなバカップルみたいなマネはさすがにハードル高すぎる。

壱「ちょ、ちょっと待ってっ」
夏「ぶー。」

膨れる夏実さん。キャラいつもと違いすぎですよ。
とりあえず、俺は夏実とガッチリ腕を組んで、歩きだした。
しかし、夏実は先程までのようにスムーズに歩いてくれない。

壱「…ちょっと夏?」
夏「好きって言ったのにぃ~」
壱「それはもちろんそうですよ。」
夏「…じゃあチュー。」
壱「それは、帰ってから、ね。」
夏「やだぶー。」

夏実はとうとう立ち止まってしまった。
何故そこまで拗ねる??

ええい、仕方があるまい。
俺は咄嗟に建物の影に入って夏実を引き寄せると、

両肩を掴んで、キスをした。


47 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 04:11:27 ID:es5TOrl1
すぐ離れようと思ったが、
夏実の方から抱きついてきて、
数秒間に亘るキスになってしまった///

多分何人かに見られたよね。恥ずかしい///

夏「……えへへ。」
壱「さ、帰ろう///」
夏「うんw」

俺は恥ずかしいのを誤魔化すために、夏実の手を引いて勢い込んで歩き出し、
すぐに道脇のタクシーを捉え、乗り込んだ。

壱「○○までお願いします!」
運「はいよ。」

運転手さんに聞かれる前に行き先を言ったのは初めてだったよ。

タクシーの中でも夏実は始終くっついてきた。
その表情は十二分に満足していたようだ。
俺はバックミラーが気になって仕方なかったw


48 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 04:20:13 ID:es5TOrl1
俺んちに着くと、夏実は即行で靴を脱ぎ、
そのままベットに直進して倒れこんだ。

夏「うーん疲れたー。もう動けないー。」

車に乗って、更に酒が回ったのだろう。
俺は溜め息をつきながら、夏実の方に寄った。

壱「そのまま寝てもいいけど、せめてコートだけ脱いどこうか。」
夏「…ん~、分かった~。」

そう言いながら夏実は仰向けになり、両手をこっちに伸ばす。
……子供がお母さんに脱がしてもらうときのポーズそのままだ。

壱「いやいや、それじゃコート脱げないしw」
夏「……じゃあ知らない。」

バタっと、両手を下ろす。
仕方がないので、俺はボタンを外して、背中からコートを引き抜いてやった。

あ。
忘れていた…ミニスカ&ニーソだった!
この破壊力は抜群すぎる///


49 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 04:35:26 ID:es5TOrl1
俺は己の理性を総動員して昂ぶる心を静めていたが、
そんな俺の気持ちは露知らず、夏実はいつのまにか目を開いて、
ベット脇に座ったままの俺の腕を引っ張った。

壱「わわっ」

俺はバランスを崩して、夏実の顔の上に覆いかぶさりそうになった。

夏「w何してんの?w」
壱「急に引っ張るからだよ。」
夏「だって、ずっと座ってるから。もう眠いから寝よう?」

夏実はすっかり眠そうな目で言った。

壱「メイクは?」
夏「…あー、さすが壱w カバンとって。」

小さなバックを取ってやると、夏実は中から拭くだけコットンを取り出して、
器用に顔をふき出した。
もともと化粧は薄い方なので、あっという間に取れていく。

壱「便利だな、それ。」
夏「うんw 今日はこれだけでいーや。じゃ、寝よ?」

夏実は再び俺の腕を引く。

壱「い、いやそれは…」
夏「寝ないの?」
壱「その…約束を守れなくなりそうだから///」

俺は、コタツで寝る気だった。

夏「やだー、壱のえっちww」
壱「そのとおりです」
夏「でも大丈夫だよ。」
壱「…何が?」
夏「あたし、壱は約束やぶるような人じゃないって、分かってるから♪」

…………。
ある意味、拷問だこれは。


51 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 04:50:13 ID:es5TOrl1
しかし、信用されている以上、それに応えるしかない。

俺はさっさと着替えて、夏実の横に寝た。
と、いきなり夏実は抱きついてきて、俺の顔を見上げる。

夏「んー。」
壱「あ、あの、夏実さん?」
夏「…帰ったらチューするって言った。」
壱「言ったけど…」

導火線に火が付いたらどうするんですか。

夏「んー。」

しかしまあ、単純にキスしたいという己の気持ちに勝てるわけもなく。
べろちゅー。

ちょっとの間キスは続いたが、
やがて夏実は満足したかのようにゆっくり離れると、

夏実「じゃ、寝るw」

と一言残して、
……すやすやと眠りだしてしまいました。

これだから酔っ払いはマイペースすぎるっていうんだ(--;)

俺もその後、眠ろうと頑張ったけど、
朝方まで寝つけずにいました。

おかげで昼間はよく寝れたぜ!!orz


52 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/13 04:51:14 ID:es5TOrl1
以上、本日の投下でした。

壱太はキレイなままですよ!


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192 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 00:39:35 ID:0J12fSSC
12日・朝。

目が覚めると…というか、あんまり眠れてないので
ふと気が付くと、であるが、既に外は明るかった。

時計を見れば9時。そりゃ明るいはずだ。
隣を見れば夏実は今だ爆睡中。
俺はそっとベッドを降りると、風呂に入った。
んで、ここにちょっと書き込みした後、
ようやく眠気が出てきたので……眠った。


三時間ほど経っただろうか。
俺は、シャワーの音で目が覚めた。
ああ、夏実も起きたんだな…うん、シャワー??
一気に目が覚めた。
間もなく、風呂の戸が開く。

出てきた夏実は、頭にタオルを巻いて、
またも俺のシャツと半パンを着ていた。

夏「シャワー、勝手にいただきました。」
壱「ああ、どうぞどうぞ。」


194 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 00:47:02 ID:0J12fSSC
夏実は特に反応もなく、
そのままコタツに入った。
……湯上りってイイニオイがするよね!

夏「頭痛い…」
壱「そりゃそうだろうなw」
夏「ち、二日酔いだからってバカにしやがって。」
壱「してないしてないっ」

俺は慌てて否定した。うん、これでも昨日と同一人物なんだよね。
ただ、別に機嫌が悪そうでもなかった。
なんというか、低血圧な感じだ。

壱「朝ごはんに、バームロール食う?」
夏「食う。」

俺はインスタント珈琲を二つ淹れると、
バームロールを皿に乗っけて一緒に持ってきた。

夏「なんかバームいっつもあるよね。」
壱「最近こってんだw」
夏「へえー。確かに美味いけども。」

ごはんを食べて、夏実は少しずつ血圧を取り戻してきたようだ。


195 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 00:52:21 ID:0J12fSSC
壱「今日の予定は?」
夏「無い。明日はバイトの面接だし、帰って寝なおす。壱は?」
壱「今日はバイトだよ。明日、明後日は休み。」
夏「そう。がんばってねw」

うむ、大分機嫌も良くなってきたか。
今日は用事もないようだし……
俺は、スレで決めていた「呑み会後、夏実にスレのことを話す」のは、
今しかないと思った。

おもむろにPCを立ち上げ、ネットに接続、スレを開く。

壱「夏。」
夏「ん?」
壱「見てくれ、こいつをどう思う?」
夏「なになに?」

…さすがに、このネタまでは知らなかったか。


196 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 00:57:52 ID:0J12fSSC
夏「なーにこれ?」
壱「これはつまり、俺が不特定多数の人に匿名で恋愛相談していたわけで…」
夏「はぁ?…じゃ、この『壱太』ってのが壱で『夏実』があたしってこと??」
壱「そういうわけです。」

夏実は、無言でしばらくスレを読んでいた。

夏「ふーーん。」
壱「どうでしょうか?」
夏「どうったって…まあ、よく高校の頃喋った内容なんて細かく憶えてたね。」
壱「それはもう、全部大切な思い出ですから。」
夏「それはそれとして、かなり恥ずかしいトコもあるんだけど。」
壱「…はい///」
夏「ま、このおかげで壱が告白してくれたってのは分かった。」

それだけでも伝われば収穫だ。


197 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 01:05:51 ID:0J12fSSC
夏「ただ、言わせてもらえれば…」
壱「なんでしょうか。」
夏「12月生まれなのに『夏実』っていうセンスはないよねw」

あー確かに。

壱「そのときは、イニシャルNに合わせるのに必死で。」
夏「春ちゃんも秋生まれなのにw」
壱「春実さんの誕生日は知らないし。単純に『夏実』のお姉さんだから『春実』と。」
夏「ま。それはいいとして…」

いよいよ本題か。

夏「壱としては、これを続けたいわけね。」
壱「そこに書いてある通りでございます。」
夏「ふ~ん。……ちょっと考えさせてくれる?」
壱「そりゃーもういくらでも!」
夏「明日には答えるから。あたしも起きたてでぼーっとしてるから落ち着いて見えるけど、結構混乱してるんだよw」

それはそうだろう。
いきなりこんなことを言われて動揺しないはずがない。
ただ、怒っているわけでもないようなので、そこは安心した。

夏「じゃ、今日は帰る。」
壱「送るよ。」
夏「まだ昼間だし、いいよw バイト、頑張ってね。」
壱「ああ。」

夏実は自分の服に着替えると、一人帰っていった。


198 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 01:15:38 ID:0J12fSSC
13日・昼。

前の晩はバイトの後、スレで長文報告をして、
寝落ちしてしまっていた(^^;

一度起きてスレに書き込んだ後再び眠りにつく。
起きたのは、昼の二時頃だ。
寝転びながら携帯を見ると、メールが着ていた。夏実からだ。

夏『面接受かったよw 来週から働く』
壱『おお、さすが夏!やったな!』
夏『バイトくらいで大袈裟なw 今日行ってもいい?』
壱『もちろんw なんかメシ作るよ。』
夏『よろしくー。夕方には行く。』

そんなメールの後、俺はすぐさま飛び起きて、
スーパーにおでんの買出しに向った。
今から煮込めば、相当美味いものが出来るはずだ。


199 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 01:24:10 ID:0J12fSSC
五時すぎに、夏実は来た。

夏「うわ、イイ匂い!なにこれ?おでん?」
壱「正解!夜まで煮込めば、タマゴも茶色くなるぜw」
夏「うわー楽しみだぁw」

夏実は上機嫌で部屋に上がった。
そして、俺を目の前に座らせ、徐に正座する。

夏「えー、昨日の掲示板の件なんですが。」
壱「はい。」
夏「続けることを許してあげちゃおう、と思います。」
壱「ありがとうございます! でも、なんで?」

夏実は、書き込んだ内容とほぼ同じことを、俺に言ってくれた。

夏「…な感じです。」
壱「ありがとうw でも、浮気はどっちにしろあり得ないぜ?」
夏「どーだかw」

夏実は、笑っていた。

壱「じゃ、折角だから夏自身が書いて、皆に伝える?」
夏「え、いいのかな?面白そうだけど。あたしが書いて怒られない?」
壱「むしろ喜ぶと思うw」
夏「そう?じゃ、ちょっとだけ。」


200 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 01:34:05 ID:0J12fSSC
書き込んでるうちに、時間は9時を回っていた。

夏「ねー、おなか減った。」
壱「そうだな、おでんも煮過ぎだなw」

俺達はスレを閉じ、夕飯にした。

夏「楽しかったw 壱がハマるのもわかるw」
壱「そう?」
夏「いい人ばっかだね。掲示板ってそんなもん?」
壱「あそこは特別。」

胸のうちもスッキリとした状態で食べるおでんは、
事の他美味かった。

夏「あ、そういえばさあ、」
壱「ん?」
夏「昨日見せてもらった分から、さらに増えてたよね、呑み会の話が。」
壱「ああ、まあ…最後になるかと思ってw」
夏「あたしが考えてる間に増やすのは反則だよねw」

うむ、嫌な予感がしてきたぞ。

夏「しかもあんな恥ずかしいやつ//」
壱「はい。」
夏「よって、ペナルティを与えます!」
壱「な、なにィ~!?」
夏「一週間チュー禁止ね。」

こ、これは…結構キツイかも(^^;

壱「よりにもよってそんなペナルティ…」
夏「面白そうじゃんw」
壱「単にペナルティ与えて楽しがってるだけじゃ…」
夏「文句言わないの!悪いのは?」
壱「俺、ですorz」

やはり夏実さんは一筋縄ではいきませんよ。


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211 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 02:10:14 ID:0J12fSSC
前日、疲れが溜まっていたのか早寝した俺は、
14日の朝8時にはぱっちりと目が覚めていた。
バームロールを食べたり、にじいろジーンを観たりしながら
10時頃までうだうだ過ごしていたが、折角早起きしたことだし、
夏実のケーキ作りでも手伝ってみるか、ということで、
夏実んちに行くことにした。

壱『行ってもいい?』
夏『許可する』

俺は早速準備をして、チャリで家を出た。
今日は風は強かったが、天気が良くて暖かかった。
っていうか暑いくらいじゃなかったですか??

11時頃、夏実のマンションに着いた。
夏実は手際よくチョコケーキを作ってる最中だった。

壱「おはよ。なんか手伝うことある?」
夏「おはよ。昼ごはんでも買って来て。」

……俺に出来る事といったらパシリくらいか。
まあ仕方ない。ケーキなんて作ったことないから。
俺はコンビニに行き、おにぎりとパンを買って来た。


212 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 02:20:53 ID:0J12fSSC
夏実もケーキ作りの手を休め、昼ごはんタイムとなった。

壱「ふーちゃんちってどこなの?」
夏「隣の隣のマンションw」

この辺は、学生向けのマンションが集中してるから、不思議ではない。

壱「今日誰が来るの?」
夏「あたしらと、地野ちゃんと、将介。」
壱「案外少ないんだ。」
夏「まあね、ふーちゃんちでやるから、あんまり大勢でも迷惑かな、と。」

それはそうであろう。
祝われる当人に迷惑をかけては仕方ない。

夏「これでふーちゃんも20代ねw」
壱「あ、そうか。ふーちゃん顔立ち大人っぽいから、19って感じしなかったな。」
夏「中身も落ち着いてるしねw趣味かわいいけどw」
壱「部屋もファンシーそうだw」
夏「そうそうw」

そこで夏実は、はたと思いついたような顔になった。

壱「どした?」
夏「いけね、ローソク買ってないや。」
壱「あー、普通ケーキ買ったらついてるもんなぁ。」
夏「学校近くの雑貨屋に確かあったかな?」
壱「おう、じゃあ後で俺が買ってくるよ。」
夏「任せたw」

今日はもう、徹底して買出し班になってやるぜ!


213 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 02:31:15 ID:0J12fSSC
今日は本当にいい陽気だ。時間もあるし、徒歩で行ってみた。
スレに書き込んだりしてると、目的の店にはすぐついた。

壱「これがよかろう。」

数字の20が象られたロウソクだ。
これならいっぱいロウソク立てなくてすむ。

さっさと夏実んちに戻ると、夏実は既にラッピング作業に移っていた。

壱「もうできたん?」
夏「ふっふ、この手際のよさ、まさにジーニアス!」
壱「冷蔵庫入るか?」
夏「あ!……なんとか入る、かな?」

中のものを移動させ、なんとかケーキは冷蔵庫に収まった。

壱「誕生日会何時からだっけ?」
夏「6時。」
壱「まだまだあるな…」

時計の針は2時を回ったところだ。

夏「久々にマリカでもするかい?w」
壱「その勝負、受けてたとう!」

Wiiのコントローラー、ハンドル操作シビアですね。

壱「ああ、マリオが…」
夏「またクラッシュしてんのw 壱へたになったんじゃない?」
壱「なにおう!?もう一戦勝負!!」

結果は…完敗でした。
将介といい夏実といい、マリカ上手すぎだろ。


214 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 02:44:08 ID:0J12fSSC
そんなことをしているうちに、時間は五時半になっていた。

夏「ちょっと早いけど、いく?」
壱「そーだね、やることないし。」

俺達はケーキを持ってふーちゃんちまで歩いていった。
プレゼントの靴は、将介が持ってくる手筈だ。

ピンポーン♪
ふ『はーい』

インターホンから可愛らしい声が聞こえる。

夏「やっほー、もう来ちゃったよw」
ふ『今開けるから待っててw』

ウィィィンと、オートロックが開く。
マンションに入って、エレベーターへ。
エレベーターを降りると、ちょっと先のドアの前で、
わざわざふーちゃんが出てきて待っていてくれた。

夏「ハッピーバースデーふーちゃん!」
壱「おめでとう、藤本さん。」
ふ「ありがとうwどうぞ、上がって。」

ふーちゃんがドアを開ける。
玄関、キッチンを越えて、扉を開けると
女の子らしい白とピンクを基調とした部屋が広がっていた。
実際、ウチより広い。8畳くらいか。
真ん中に置かれたテーブルの上には、たくさんの料理が並べられていた。

夏「あれ?ふーちゃん作ってくれたの??」
ふ「うんw気合い入れて作りすぎちゃったww」
夏「なんか悪いね、主役なのに働かさせて。」
ふ「いいの、好きでやってるからw」

最初は、ピザでも取ろうかと計画していたはずだった。
しかし、頑張って料理を作ったふーちゃんの気持ちもよく分かる。


215 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 02:56:06 ID:0J12fSSC
ちょうど6時頃、地野さんがやってきた。
地野さんは俺を見ると、ちょっと驚いたようだった。
多分、女の子だけだと思っていたのだろう。

地「おめでとう、ふーちゃん」

地野さんは、早速プレゼントらしき紙袋をふーちゃんに渡していた。

ふ「ありがとうちーちゃんw開けてもいい?」
地「(コクリ)」

ふーちゃんは地野さんの了解を得ると、早速プレゼントを開けだした。
紙袋の中から出てきたのは、オルゴールだった。

夏「わー、かわいい!地野ちゃんやるねぇw」
地「そうかな?」
ふ「うん、とってもかわいい。ありがとうw」

地野さんだからといって決してアニソンのオルゴールではなく、
曲はカノンだった。

壱「…それにしても将介のやつ、遅いなぁ。」

六時半を過ぎても、将介は現れなかった。

夏「ちゃんと6時に来るように言っておいたのに…ごめんね、ふーちゃん。」
ふ「え、ううん、私はいいの。」

明らかにちょっとテンション下がってるぜ、ふーちゃん。

夏「せっかくふーちゃんが作ってくれたのに、冷めちゃうよね。」
ふ「あ、大丈夫、気にしないでw」
夏「ほっといて先に食べる?」
ふ「う、うん…あ、でも……」

なんとなく煮え切らないふーちゃん。
わかる、わかるぜ、今の俺ならその気持ちが!



217 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 03:09:08 ID:0J12fSSC
そんなとき、ようやく将介がやってきた。
七時前だ。

将「悪い、遅くなった。」
夏「悪い、じゃないでしょー!ばか将介!ふーちゃんに謝んなさい。」
ふ「え、いいのよ私は…」
将「ごめんな、藤本さん。これ、プレゼント。」

素直に頭を下げて、ふーちゃんに箱を渡す将介。

ふ「え、いいの?もらって??」
将「もちろんw誕生日プレゼントなんだから。俺と夏と壱太の三人で買ったんだ。」
壱「選んだのは将介だけどねw」

ふーちゃんは箱を受け取ったまま、どうしていいかわからないでいるようだった。

夏「あけてみれば?w」
ふ「う、うん、ありがとう///」

ふーちゃんはその場に座り込んで、ゆっくりと箱の蓋を開けた。
中には将介の選んだ、スェードのブーツが入っていた。

将「どーかな?」
ふ「かわいい…嬉しい、ありがとう///」

ふーちゃんは頬を真っ赤にしていて、ヘタしたら泣きそうな感じだった。

夏「さ、将介も来たことだし、ご飯にしましょ!」
壱「さんせー!」
将「ああ、そだな。」

俺達はやっと食事にありつくことができた。


218 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 03:18:01 ID:0J12fSSC
ふーちゃんの料理の腕は、かなりのものだった。
どれもこれも皆美味い。

壱「うめー!さすが藤本さん!!」
夏「でしょー?もうプロレベルだよねw」
ふ「そんなことないよ//」

ふーちゃんは恐縮しきりだ。

夏「ほら、将介もなんとかいいなよ。」
将「あ、ああ…美味しいよ、藤本さん。」

そう言いながら、将介はどこか、心ここにあらずといった感じに見えた。

地「料理できるのすごいと思う。」
壱「地野さんはしないん?」
地「あまりしないです。カレーくらいしかできません。」

地野さんは相変らず、俺に対して敬語だったw将介にもだったが。

夏「あたし、たまにふーちゃんに料理教えてもらうんだけど、地野ちゃんも一緒に教えてもらう?」
地「え、いいのかな?」
ふ「いいよ、私でよかったらw」
地「じゃあ今度、お願い。」
ふ「うん、いつでもいいよw」

ふーちゃんはいいお母さんになれると思う。


219 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 03:25:57 ID:0J12fSSC
食事も粗方平らげて、
いよいよ夏実ケーキの出番となった。

夏「ジャジャーーン、力作です!」

蓋を開けると、見事にチョココーティングされたケーキが!
上には『HAPPY BIRTHDAY ふーちゃん』のメッセージまで。

壱「なかなかやりますなぁ。」
夏「ふふふ、ケーキには自信があるのであったw」
ふ「ホント、すごいよ!綺麗に出来てる!」
地「美味しそうw」

皆の様子に満足した夏実。

夏「壱、例のものを!」
壱「御意!」

俺は『20』のロウソクを立てて火をつけた。
そして皆で定番のバースデーソングを歌い、ふーちゃんが火を消す。

皆「おめでとうwww」
ふ「ありがとうw こんなに嬉しい誕生日、初めてw」

なにはともあれ、主役に喜んでもらえてよかったw


222 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 03:38:18 ID:0J12fSSC
ケーキも食べ終わる頃、10時を過ぎていた。

地「もうこんな時間。」
夏「誰かさんのせいで始まりが遅かったからねぇw」
将「……すまん。」

将介は神妙な面持ちで謝った。

ふ「いいよ、そんなに謝らないで。」
夏「なーんか、調子狂うなぁ…」

将介の微妙なテンションは、俺も感じていた。

夏「ま、夜も遅いことだし、帰りますか。」
壱「そーだな。」

俺達は片付けを手伝った後、ふーちゃんの部屋を出た。

ふーちゃんはマンションの下まで見送ってくれた。
地野さんは同じマンションだったそうで、ふーちゃんの隣に立っている。

ふ「皆、今日はありがとうwとっても楽しかった。」
壱「いやいやそれほどでもw」
夏「偉そうにw」
ふ「御礼といってはなんだけど、これ、チョコレート。バレンタインだしw」

ふーちゃんは、全員分のチョコを用意してくれていた。

壱「うわーありがとー!今年初チョコだw」
夏「さっきケーキ食べたじゃんか。」
壱「あ、そうですね、二個目です。」
ふ「ふふふ。」

ふーちゃんは俺たちを見て、楽しそうに笑っていた。

将「藤本さん、サンキューw また、皆で遊ぼうな。」
ふ「う、うん、こっちこそありがとう//」

将介は軽く手を振ると、チャリを走らせて帰っていった。

壱「じゃ、俺達もいこか。」
夏「うん。ふーちゃん、地野ちゃんバイバイw」
ふ「二人ともありがとう、バイバイw」


224 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 03:54:20 ID:0J12fSSC
俺は夏実のマンションにチャリを停めていたので、
そこまで歩いてきていた。

そして、マンションの下。

夏「どーする?ちょっとよってく?w」
壱「そうしたいのは山々なんだけど…」

ちょっと気になる事があった。

壱「俺、将介んちに行ってみる。」
夏「ああー、そうだね。あたしも気になってた。」
壱「なんかおかしかったよな、あいつ。」

なんだか、放っておくのもまずいような気がしていた。

夏「わかった。男同士、よろしく頼む。」
壱「おうよ!」

俺はチャリに跨った。

夏「あ、ちょっと待って…」

夏実はバックから手の平大の小さな箱を取り出した。
可愛いリボンまでついている。

夏「一応、バレンタインだからねw」
壱「おおぅ……」

てっきりケーキで終わりだと思ってたから、感動したよ。
すぐさま開けてみると、中には小さなネックレスが入っていた。

夏「チョコはケーキで十分だと思ったからw」

トップには、小さなプレートがついていて、猫が彫られていた。
その猫には見覚えがあった。

壱「これって…あの雑貨屋の?」
夏「そそそそ。ウチの猫と同じ猫だよw 昨日面接ついでに買ってきた。」
壱「ありがとう、すげー嬉しいw早速つけるよ。」
夏「つけてやるよw」

夏実は俺の前方から首の後ろに手を回して、ネックレスを付けてくれた。
顔が近い。
………チュ(゜・^*)

壱「…一週間禁止じゃなかったの?///」
夏「あたしからは、いーのよw」

そんなルールは……大歓迎です!


227 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 04:08:00 ID:0J12fSSC
俺は夏実と別れると、すぐさま将介んちに向った。
テンション上がってからめちゃくちゃチャリ速かったぜ!

ピンポーン♪

ちょっとの間の後、ゆっくりとドアが開く。

壱「よ!」
将「なんだ、壱太か…」

将介は、ちょっとホッとしたような顔をした。

壱「上がってもいいか?」
将「ああ。」

俺は部屋に上がらせてもらうと、
途中で買ってきた缶ビールのうち一本を将介に渡し、
もう一本を自分で開けた。

壱「はい乾杯。」
将「カンパーイ。」

将介もビールを開け、グビっと飲んだ。

将「うん、美味い。やっぱキリンだなー」
壱「…将介、なんかお前変だぞ。なんかあったのか?」

将介は一瞬こっちを見て、
自分の持った缶に視線を落とした。

将「お前、女関係は鈍いくせに、こういうときは妙に鋭いんだなぁw」


229 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 04:33:48 ID:0J12fSSC
俺が半分も飲まない間に、将介はもう缶を開けていた。

将「ちょっとめんどくさいことになっててさ…」
壱「うん?」
将「先月、俺、軽山とライブ観に行っただろ?」

ああ、確かに憶えている。
俺と夏実がデートした日だ。

将「その時、軽山の知り合い何人かと一緒に飲んだんだよ、ライブの後で。」
壱「ふむ。」
将「そこにいたコ、まあバンギャルみたいなコなんだけど、そん時意気投合して、メルアド交換したんだよ。」
壱「バンギャル?いくつくらいの?」
将「学生っつってた。○○大って。」

それは、三上さんや茶良と同じ大学だ。

壱「それで?」
将「まあ、たまーにメールするくらいの相手だったんだけど、どうやって知ったのか、今日突然ウチに来てさ。」
壱「はい?」
将「で、チョコくれたまではいいんだけど、ドア開けた隙に部屋に上がって、座り込んじゃって帰らねぇの。」

な、なんだそれ。
急に話が飛躍しすぎて、俺はメダパニ状態になった頭を整理するため、
少々の時間を要した。

壱「要するに、イタイ子か?」
将「イタイなんてもんじゃないだろー、会って二回目だぞ??」

ううむ、すごくイタイ。


231 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 04:41:52 ID:0J12fSSC
壱「その子、なんて言ってたんだ?」
将「いやなんか知らんけど、俺が色目を使ったから責任とれっていうんだよ。」
壱「使ったの?」
将「するか! 飲んだときは、その時出てたバンドについて喋りあっただけだ。」

うーむ、だんだんモテるのも羨ましさがなくなってきたぞ。

壱「で?どうしたの?」
将「居座って二時間も帰らねぇし、約束の6時は過ぎるし、で…」
壱「で?」
将「生まれて初めて女に怒鳴っちまった。てめえ邪魔だから出て行け!って。」

ははあ、それでテンション低かったのか。

壱「いや、でもそれはいいんじゃん?実際邪魔だったわけだし。」
将「まあ、それはそうなんだけどさ。」
壱「相手も大人しく帰ったんだろ?」
将「それが…『また来るから』って(--;)」
壱「マジ?怒って??」
将「いや、ニッコリ笑って。」

逆に怖ぇーよ、それッ


233 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 04:49:55 ID:0J12fSSC
将「どうしたらいいと思う?」

こんなに困り果てた将介を見るのは初めてだ。

壱「どうしたらって…軽山に言うのは?アイツのツレなんだろ?」
将「いや、軽山の知り合いの知り合いらしくて、直接は知らないって。」
壱「じゃあなんで家知ってんだよ?」
将「知るか!こっちが聞きてぇよ!」

遂に、将介もデカイ声を出した。
無理も無い。
いきなりこんな目にあったら誰だって参ってしまう。

壱「分かった、ごめん。」
将「いや俺こそすまん。」
壱「まあ、軽山の知り合い経由で言ってもらうべきだとは思う。」
将「一応頼んではある。」
壱「そうか。後、家に何度も来て実害が出るようなら、俺んち泊まってもいいぜ。」
将「ああ、もしものときは頼むよ。」
壱「春休みだから、実家に帰るのも手かもな。」
将「バイト始めたばっかだけど、どうしようもなくなったらそうする。」

以降、その話は打ち切って、
俺はずっと将介を元気付けようと明るい話ばかりしていた。


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253 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 17:28:31 ID:Hi+44s5I
>>251
ただいま帰りました。

夏実と、将介のことでちょっと話しました。


254 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 17:48:58 ID:Hi+44s5I
朝方に寝た俺は、今日も昼過ぎまで寝ていた。
バイトも夜な以上、この春休みは昼夜逆転生活になりそうだなぁ。

んで、夏実に電話して事の次第を話す。
ソフ○バンク同士っていいよね!

夏『なるほどねぇ…』
壱「笑えないでしょ。」
夏『うん、笑えない。けど、壱も将介も大騒ぎしすぎかな?』

案外、夏実は落ち着いていた。

壱「そうかなぁ。」
夏『そうそう。そういう突っ走る型の女ほど、冷めるのも早いもんさね。』
壱「でも実際また来るって言ってんだぜ?」
夏『そりゃあ一日二日で冷めるわけないけど…でも、ストーカーにまでなるようなタイプは、ごく一部だと思うよ。』

うーむ、そういうもんだろうか。
さすがに女のことは女の方がよくわかるんだろうけど。

夏『大切なのは、将介がちゃんと、その気がないっていう意思表示をし続けることね。』
壱「それは俺にもわかる。」
夏『まーあいつ妙に優しいところがあるからねぇ。誤解もされやすいんだろうけど。』

確かに、怒鳴ってヘコんでたぐらいだからなぁ。

夏『今回は心を鬼にして、毅然としてるのが解決の早道かな。』
壱「そしたら相手もすぐ冷める、と。」
夏『そうそう、よく出来ましたw』

先生、難しいことがいっぱいです。


255 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 17:58:18 ID:Hi+44s5I
夏『早めに解決してもらわないと、ふーちゃんにも迷惑かかるかもだし。』
壱「あ、そういえばふーちゃんは、将介がおかしかった事になんか言ってた?」
夏『いや、あの後電話したけど、全然そんな様子なかったよ。ただ、嬉しかったみたいw』

夏実が言うには、ふーちゃんもテンパッてて、
将介の様子が変だとか気付く余裕もなかったんだろう、と。
まあ、好きな男が初めて自分の部屋に来たんだ。そんなもんだろう。

壱「それにしてもふーちゃん可愛いよな。俺のチョコにもメッセージカードついてたんだぜ?」
夏『あら、なんて?』
壱「ふっふっふ。気になる?w」
夏『ww だいたい分かるしw あたしのにもついてたから。』

ふーちゃんのカードは、
『壱太君にも気を使ってもらってごめんね。どうもありがとう。』
というものだった。

壱「なーんだ、内容知ってたんか。」
夏『ま、ね。でも将介にあげたのにはカード付けれなかったんだって。』
壱「え、なんで?」
夏『何書いていいか思いつかなかったってw 可愛いよねw』

うむ、可愛い。
俺は、春実さんのこともあるし中立の立場のつもりだったが、
ちょっとふーちゃんを応援したくなってきたぜ。
夏実なんか、とっくに応援に回ってる感じだし。


256 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/15 18:00:58 ID:Hi+44s5I
今日の電話の内容はこんな感じでした。

バンギャルに関しては、夏実は俺達に比べたら、結構楽観的かな。
女子の中では、そういう猪突猛進系の女は珍しくないのかも。


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295 :名無しだけど(´・ω・`)相談に乗るよ :09/02/16 13:34:53 ID:13nhGIS5
1週間チュー禁止をあえて無理矢理やってみてくれwww


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302 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/16 23:20:21 ID:03daluiZ
>>300
ただいま帰りました。
ホントは一時間前には帰宅してたけど、
風呂とか入ってましたw


303 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/16 23:49:31 ID:03daluiZ
昨日バイトの時、茶良から遊園地に行く事を提案された。

壱「まだベタなw」
茶「でも折角春休みだし、平日にいけるじゃないっすか。」
壱「ああ、土日ほど混んでないか。」
茶「そっすよ、待ち時間なしで乗り放題すよ!」

俺は、茶良の意見にのることにした。

三上さんには茶良が連絡を取ってOKが出た。
で、今日夏実のバイトシフトと合わせてみて、

来週の水曜日に行くことに決まりましたw


304 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/17 01:01:58 ID:K5jUkE6J
「295にチャレンジ編」いきます


305 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/17 01:11:55 ID:K5jUkE6J
今日から夏実は雑貨屋でバイト。

俺は今日は休みだったので、夏実のバイトが終わるのを待って、
夏実んちに行った。

壱「お疲れー。バイト初日、どうだった?」
夏「思ったより忙しくてちょっと疲れた。」

12時から8時までみっちり働いたそうだ。
シフトを見せてもらったら、週4~5で入っていた。

壱「多くね?」
夏「春休みの間だけだよ。ガッコ始ったら、平日は短めにしてもらうし、主に土日になると思う。」
壱「ああそうか。」

この分だと、ヘタしたら春休み中は俺より夏実の方が忙しくなりそうだ。
泊りがけ作戦のこともあるし、昼間の短期間バイトでも探そうかな。

壱「あ、言ってなかったけど三上さんと茶良と出掛けるの、遊園地でいい?」


306 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/17 01:24:27 ID:K5jUkE6J
夏「いーよw遊園地とか何年ぶりだろ。」
壱「俺、小学生以来かもしれんw」
夏「今行けばまた違って楽しめるかもねw」

夏実は、思ったよりも遊園地を楽しみにしたみたいだ。
その後バイトのシフトと都合のいい日を合わせ茶良にメールして、
来週水曜日に行くことに決まった。

夏「楽しみだねw」
壱「ああ。茶良が一番張り切ってるだろうけどなww」
夏「なんで?」
壱「三上さんと出掛けられるからw」

俺は、茶良が遊びに行こうと言い出した経緯を、
夏実に説明した。
当日の円滑な進行のためにも、これは説明が必要だろう。

夏「なるほどね~。茶良君は三上さんを狙ってるわけだw」
壱「俺も最近知ったんだけどなw」
夏「まー、三上さんキレイだもんね。背高くてスタイルいいし。」

三上さんの身長は、俺と殆ど変わらないくらいだ。
茶良はもっと高い。将介よりちょっと低いくらい。

夏「あの身長には憧れるわ。」
壱「そーかな。俺は、女の子は背が低い方が好きだけど。」

俺自身が小さいから、ではないぞ!


307 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/17 01:29:38 ID:K5jUkE6J
夏「ふふん。何が言ーたいワケ?w」

ニヤリとする夏実。
なんでちょっと偉そうなんですか。
ええぃ、ここで負けるワケにはいかん。
部屋の中なら路上じゃないんだ、俺だって!

壱「こーいうことですっ」
夏「ちょ、…んッ」

俺は夏実の腕を掴んでちょっと強引に引き寄せると、
唇を奪った。
褒めてください、>>295さん!


308 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/17 01:44:31 ID:K5jUkE6J
少しの間、キスを続けていたが、
やがて夏実がむずがるような仕草をしたので、離れた。

夏「……あたしのペナルティを破るなんて、壱太のクセに生意気だ//」

夏実はちょっと膨れながら言った。

壱「その割には、あんまり嫌がってなかったじゃんw」
夏「そりゃまあ…イヤなワケじゃないし…」
壱「じゃあなんでそんなペナルティにしたんだよ?」

と、夏実はキッとこっちを睨みつけた。

夏「だって、スイッチ入ったらどーすんのよ。睡眠不足になる!」
壱「す、すいっち// …いやむしろ望むところですが。」
夏「だから今週はダメだって言ってんでしょ!!」

……………あー。

夏「デリカシーのない男はキライだっ!」
壱「や、こないだ自分からもしたクセに。」
夏「軽いのは平気なの。でぃーぷなのはダメ!」
壱「す、すみません…」

調子に乗ってべろちゅーしてました//

夏「いーや許さないね。以後五日間は、我が家に立ち入り禁止!」
壱「えー、そんな殺生な(><)」
夏「ペナルティはどんどん加算されるのでお気をつけなさいっ」

そして俺は…追い出されてしまった; ̄ロ ̄)
どうしてくれるんですか、>>295さん!!


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324 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/18 00:38:00 ID:pX29yWVU
夕方、バイト行く前の準備をしていた頃、突然メールが。

地野さんからだった。

地『こんにちは』
壱『こんにちはw』
地『このあいだふーちゃんの誕生日会のとき、市田君は夏実ちゃんの彼氏だからわかるけど、佐藤君はどうして来てたんですか?』

ああ、地野さんと将介はこないだ初対面だったなぁ。
そこまで接点の無かった将介が、自分の仲良しの誕生日会にいるのは、不思議に感じたかな。

壱『えーと、将介は、夏実の幼馴染で、ふーちゃんとも友達だからだよ。』

って言うしかねーよ。納得してくれるかな。

地『そうですか、ありがとうございました。』

あれ?終わり?


325 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/18 00:39:54 ID:pX29yWVU
以上、メールのやりとりは短く終了しました。

>>323
フラグ立ててるのは将介な気がするのは俺だけでしょうかw


330 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/18 01:02:02 ID:pX29yWVU
そんな将介ですが、
軽山から知り合いのバンドの人に聞いてもらって
バンギャルのことを調べたところによると、
凄い惚れっぽい子で、ちょっと有名らしいです。

いろんなアマバンのメンバーと
付き合っては別れ、付き合っては別れ、してるようです。
熱しやすく冷めやすいタイプっていうのは、夏実のプロファイリングと合致してるなw


347 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/18 23:40:30 ID:eislK+sP
すみません、先に寝てしまいました。
ふーちゃんのことを説明するのは、どうかな?
多分、夏実(と俺)にしか言ってないと思うし、それを敢えて親しい友達の地野さんに
本人以外の口から言うのはどうなんだろう、と思いました。

なんで俺のとこにメールが…ちょっと考察してみました。

1.将介と一番親しそうなのが俺だったから。

2.将介のことを聞いたことを、ふーちゃんや夏実に知られたくないから。

まあ実際1だと一番シンプルなんですが、
2だと更にいろいろなパターンがありそうです。
地野さんが将介を好きで、そのことを友達に知られたくないから、一番自分から遠い俺に聞いたとか、
もしくはふーちゃんがライバルになりそうだと分かったから?
どれも推測の域を出ませんが。


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351 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 00:04:12 ID:3mPi+hOU
今日は早めに起きて、昼間は短期バイトの面接に行ってきた。
なんとしても二人分の旅費を稼がなくては!

面接は好感触だったとは思うが、結果は週末まで分からないようだ。

夜はバイトは休みだったので、夕方からカレーを作ることにした。
トマト缶を入れると美味いよ!

カレーを煮込んでいると、けたたましくチャイムがなったので、
ドアを開けると将介がいた。
なんか、顔色が悪かった。


353 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 00:10:14 ID:3mPi+hOU
壱「急に、どうしたんだ?」
将「ちょっと、匿ってくれ。」

匿うって、また大事だな。
などと思いつつ、部屋に入れてやった。

将「バイトから帰ってきたらな。」
壱「うん。」
将「いたんだよ、あの女が俺の部屋の前に。」
壱「マジ!?」

待ち伏せなんて、相変らずサイコさんだなぁ。

将「バレンタイン以来音沙汰無かったから、油断してたぜ…」
壱「会ったの??」
将「いや、後姿で気付いたから、Uターンしてココに来た。メールも無いから、向うは気づいてないはず。」

将介の顔は分かりやすく蒼ざめていた。
よっぽど驚いたんだろう。


354 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 00:14:52 ID:3mPi+hOU
壱「まあ、ちょっとココで時間潰せよ、そのうち帰るだろ。」
将「だといいけど……なんかいい匂いがするな。」
壱「今頃気付いたのかよw」

カレーの匂いにも気付かないとは。ショックの程が知れる。

将「ハラ減ってきたな。」
壱「いや、やらんぞ。これは夏実のバイトが終わるまでゆっくりコトコト煮込むんだ!余分はない!」
将「なんだ、残念w」

ようやくいつもの調子が戻ってきたか。


356 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 00:26:39 ID:3mPi+hOU
30分ほどTVを見ながら駄弁ったりしていた。

将「もう帰ったかな?」
壱「まだじゃね?まだ6時前だし。一時間くらいは空けた方がいいと思うけど。」
将「でも、今日も寒いだろ?長いこと外にいたら、風邪ひいちまうぜ。」

その将介の物言いに、俺はちょっと呆れた。

壱「お前さぁ…お前が優しいのはわかるけど、そういう優しさって相手に誤解されるし、余計に長引くことになるぞ。」
将「そうかあ。」
壱「夏も言ってたけど、もっと毅然とした態度でいろよ。」
将「ううん、でもなぁ…」

どうも外に放置してることが気になるらしい。
将介のそういうとこは魅力でもあると思うが、
やっぱり誤解を招くと思う。だからフラグばっか立ててんだ、こいつは。

壱「そんなに気になるんだったら、俺が通行人のフリして様子見てきてやるよ。」
将「すまん、頼めるか?」
壱「まかせとけ、こんなことぐらいw」

俺は、将介には借りを借りっぱなしなので、
たまには役に立ちたいのもあったし、
単純にどんな子なのか見てみたい好奇心もあった。

将介を残し、俺は部屋を出た。


358 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 00:40:28 ID:3mPi+hOU
外はもう、随分暗くなっていた。
俺は、コンビ二にでもいくような感じで、将介のアパートへ向った。
将介のアパートは、ドアが並んでいるのが道路側から見えるので、
近づけばすぐわかるはずだ。

アパートが見えてくる。
もうすぐで正面だ。将介は一階に住んでいるから、
よく見えるはずだ………いた。

ドアの前の通路に付けられた明かりのおかげで、はっきりと見えた。
その子は確かに、将介の部屋のドアのすぐ側にいた。
今度は後姿ではなく、将介を待つように、道側を見ていた。

俺は、その子を見て、驚いた。
正直、今までの話から、ちょっとイタイ感じの子だと想像していたので、
ルックスや格好もぶっ飛んだものを予測していたのだ。
しかし、その予測は大きく外れた。
服装と化粧は多少派手目ではあるが、全然今時の普通の子の感じだ。
なにより、美人だった。小さな顔に大きな目、明るい色の茶髪が似合っていた。
背も低くない。おまけに、胸も大きそうだ。

男に次から次へいけるのもわかる。いかにもモテそうなタイプだった。
ま、俺の趣味では全然ないけどね。

あまりにじろじろ見てしまっていたのか、ちょっと目が合ったような気がした。
俺は灯りの下にいないので、向こうからはそれほどはっきり見えてないだろうが、
なんだか気まずいので、俺はさっさとその場を離れた。


359 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 00:48:11 ID:3mPi+hOU
将「どうだった?」

帰るなり、将介はすぐに聞いてきた。

壱「やっぱ、居たよ。」
将「マジかー。はぁ…」

将介は頭を抱えた。

壱「ってか、ちょっとびっくりしたよ。すごい美人だな。」
将「まあ、べっぴんさんではあるな。」

呑み会で意気投合してすぐメルアドを交換した将介の気持ちもわからんでもない。

将「いや、そういうつもりは無かったんだけど。」
壱「どういうつもりだよw」
将「だから、恋愛云々の話だよ。」
壱「それはお前の思いであって、向こうは始めからその気だったんじゃねぇの?」
将「それはそうかもしれんが…」

まあ、将介をそこまで責めるのも気の毒だ。
メルアド交換したぐらいで、いきなり家に来られるとは思わないもんなぁ。

壱「ま、もうちょっとゆっくりしてろよ。」
将「ああ。」


360 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 01:05:22 ID:3mPi+hOU
七時すぎに、夏実がやってきた。

夏「ただいまー! おお、いい匂いがする!」
壱「バイトおつカレー。カレーだけにw」
夏「おっさんw」

夏実は部屋に上がると、すぐ将介に気付く。

夏「あれ将介じゃん。」
将「おう、オツカレー。」
夏「それはもういいってw さてはあたしのカレーを狙ってきたのねww」

あたしの、なんですね。

将「ちげーよ。ちょっといろいろあって…」
夏「?」

俺は、夏実に状況を説明した。

夏「なーる。大変だねアンタも。」
将「参るよ、まったく…」
夏「でも、もう誰もいなかったと思うけど?」
壱「あれ、将介んちの前通って来た?」
夏「うん、コンビニ寄ったから。」

コンビニは、将介んちの近くだ。

将「マジでいなかった?」
夏「そんな目立つ子がいたらすぐわかるって。」
壱「確かにありゃ目立つな。」
将「そうか……じゃあ帰ろうかな。」

将介は言いながら立ち上がる。

夏「あれ、食べてかないの?」
将「ああ、二人分しかないって聞いたしw」
壱「いや、なんとかなるぜ、サ○ウのごはん使えば。」
将「いや、いつも邪魔しちゃ悪いしなw帰るよ。」

そう言って将介は帰り支度をすませる。

将「じゃあ、世話になったな」
壱「旅人かよw まあ気にすんな。」
将「ああ、ありがとう。」

将介は一人、帰っていった。

夏「アイツ、なんか元気なかったね。」
壱「今回は参ってそうだな、さすがに…」

俺達は将介の心配をしながら、
でもカレーはいっぱい食べたよ!!


367 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 01:17:47 ID:3mPi+hOU
ちょっと投下。

壱「今度、バイト先に行ってもいい?」
夏「まだ、だめ!」
壱「なんで?」
夏「仕事にもうちょっと慣れてから。せめて、一週間は待って。」
壱「わかた。」

仕事でテンパる姿は見せたくないようですw


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373 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/19 21:39:31 ID:7F+r7ZS/
こんばんは壱太です。
バイトの休憩中なので携帯からです。

先ほど地野さんから
「佐藤君は付き合ってる人がいますか?」
とメールがありました。

正直、どう答えていいか迷ってます。
いないとだけ答えるべきか、
彼女じゃないけど好きな人はいると言うべきか、
もしくはふーちゃんの事を言うべきか。

良かったら皆さんの意見をください。

またバイト後に来ますノ


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389 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 00:49:54 ID:C1T2VwxH
ただいぬ∪・ω・∪
遅くなりました!

バイト先に同じ学部の子が飲みに来てくれて、
ちょっと遅くなりました。

たくさんのレスありがとうございます。
読んでまいります。


398 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 01:37:02 ID:C1T2VwxH
皆様の話を検討したところで、
『彼女はいないけど、わりと人気はあるみたいだよ』
くらいの返事でいこうと思いますが、どうでしょうか。


404 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 01:46:04 ID:C1T2VwxH
とりあえず、

『バイト中で返信できなくてごめんね。将介は付き合ってる人はいないよ。人気は結構あるほうらしいけどw』

で送ってみました。


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409 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 02:08:13 ID:C1T2VwxH
『新カポー爆誕編』

バイトの休憩後。
仕事に戻って暫く後、二人組の男女が入店してきた。
いわゆるカップルですね。カップルのお客さんは少なくないので、珍しくないけれど、
それが知ってる二人だったので驚いた。

「壱ちゃーん、元気!?w」

それは嘗て、俺と夏実が喧嘩するきっかけを作った文女コンビの片割れ(文1の方)と、
同じ学部の俺の友人だった。
二人はカウンター席についた。
女子の方は文谷さん、男子の方は友谷君とさせていただきます。
谷つながりに深い意味はないよ。今後カポーだと分かりやすいかなぁ、とw
二人とも、以前に一度飲み会でこの店に来てくれたことがある。

文「ひさしぶりーw」
壱「いや、まだ一週間ぶりくらいじゃんwってか、二人はどういう関係?そういう関係?w」
文「そういう関係w」

なんと。全然知らんかった。

友「なんかさ、お前に彼女が出来たってので触発されてさ。こないだのテスト明けの日、告白したんだよね。」
壱「マジ?出来立てホヤホヤじゃないですかwおめでとう。」
文「っていうか、壱ちゃんもおめでとうじゃない?私、友谷君に聞くまで彼女できたって知らなかったし。」

まあ、おおっぴらには言ってなかったからなぁ。

壱「別に内緒にしてたわけじゃないんだけどね。」
友「ま、お互い良かったってことで、いいじゃねぇか。」
文「まあね。壱ちゃんに出来たのが彼氏じゃないのが残念だけどw」

まだ言うか(^-^;


410 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 02:18:54 ID:C1T2VwxH
文「でも、弐子はショックかもねー。」

腐女子コンビの文2の方は、弐森弐子さんとさせていただきます。

友「なんで?」
文「あのこ、壱ちゃんのこと結構カワイがってたからさ。そんなに大人に成長してしまった壱ちゃんを見たら、ショックかもw」

同い年で、可愛がるとか、なんだよ(^^;

壱「はいはい、そうやって皆でガキ扱いしてればいいさ。」
文「まことにすみまめーんw」
友「反省無しかw」

友谷よ、今後は苦労するぞ。頑張れよ。

文「でもさー、壱ちゃんの彼女って見てみたいよね。」
友「そうだなぁ。軽山君によると、相当可愛いらしいし。」
壱「あれ、あれからも軽山と仲良くやってんの?」
友「こないだ二人でダーツしに行ったw」

さすが軽山、人見知りゼロ。誰とでも友達になれるなぁ。


411 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 02:23:59 ID:C1T2VwxH
文「今度、Wデートしよーよw」

またWデートの話かっ

壱「言ってみるけど、バイトも結構つまってるし予定もあるから、あんまり遠くには行けないよ?」
文「別に近場でいーじゃん、ボーリングとかダーツとかで。」
友「お、ボーリングいーねー!いこうぜ!」

二人は付き合い始めのテンションのせいか、ノリノリだった。

壱「分かった、聞いてみる。」
文「よろしくねw」

その後も二人は長い間店で飲んでくれたので、
店長が気を使って、俺の上がり時間を遅くしてくれた。

ので、帰るのが遅くなりましたw


412 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 02:27:22 ID:C1T2VwxH
以上、『新カポー爆誕編』 でした。
なんか濃いーいカップルが生まれてしまった気がします(^-^;

でも、間接的とはいえ、自分が夏実と付き合いだしたのがきっかけで
新しいカップルができたのだから、それは嬉しいですw

その後、家に帰ってからメールで、夏実にはボーリングのOKをもらったので、
日は決まってないですが、近日中にもう一個Wデートすることになったわけであります。


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423 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 12:12:38 ID:kQKilFS+
地野さんから返信が来ました。
『人気って、具体的にどんな感じでですか?』

……まさかこんなにグイグイくるとは思わなかった(^^;


432 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 12:49:05 ID:kQKilFS+
『高校の頃は結構部活の後輩にも慕われてたし、優しいから男女問わず友達も多いよ。』

くらいでいいかな?


433 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 13:09:41 ID:kQKilFS+
>>432に
『なにか気になることでもある?』を+して
送ったら、
すぐに返信が来ました。

地『人気があるだけで、佐藤君から誰かを好きってことはないんですか?』

これは、ハンドリング難しい…


435 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 13:15:25 ID:kQKilFS+
俺個人としては中立でいたいんですけどね。
私情としては、むしろふーちゃんを応援したい(^^;

さすがに、夏実との相談も必要になってきそうですね。
夏実は口は堅い方なので、ふーちゃんに漏れることもないだろうし。


438 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 13:21:45 ID:kQKilFS+
『将介から、すぐにでも付き合いたいっていうような感じの相手は、いないと思うけど』

で、返信しました。
春実さんの件は将介も長期戦のつもりなので、ギリギリウソは言ってない…かな(--;)


441 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 13:31:39 ID:kQKilFS+
返信きました。

地『じゃあ、どんな子が好きなかわかりますか?』

きたきたーっ(^^;
これはリアルに将介の好きなタイプ言ったら、
それにあわせて服装とかも変わるんかね??
なら、いいことのような気もする。


453 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 14:19:48 ID:kQKilFS+
今回はまあ、普通に将介の好きなタイプということで、

『綾瀬はるかのファン』

って答えときます。本当のことだし。


463 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 17:57:49 ID:kQKilFS+
>>461
「好きなタイプ」を送ってから、メールが来なくなりました。
何故だろう??


>>462
まあ、これ以上突っ込んで聞かれたら夏実に相談すべきかなとは思いますが、
一応メール攻勢も止まったので、今のところは言わなくてもいいかな。
何か夏実に疑われたら、その時はメール見せればいいし。


483 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/20 19:26:42 ID:kQKilFS+
夏実からメール着ました。

夏『バイト終わった。今から行く。』

事務的だなw
30分くらい、かな。


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499 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/21 00:42:54 ID:ThKIyxl1
今夜の夕飯は、結局パスタにした。
ウチに常備してあるホールトマト缶を用い、
ブタバラ肉とタマネギ、にんじん、コンソメで煮込んで具を作り、
パスタは夏実の帰りを待って茹でることにした。

8時頃、夏実来訪。

夏「ただいまーw」

すっかり帰宅が板についてきた夏実。

壱「おつかれ。ごはんすぐ食うだろ?」
夏「食べる!はらへったーw」

夏実はコートを脱ぎつつ部屋に上がると、
さっさとコタツに入った。

壱「今日はパスタだよ。」
夏「この匂いはトマトソースですねw」
壱「じゃ、麺茹でる。」
夏「よろしくw」

パスタを茹でてる間、カクテルまで用意してやる俺は、
結構できる主夫になれると思う。


500 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/21 00:57:51 ID:ThKIyxl1
出来上がったパスタを食いながら、
俺達は雑談していた。

夏「昨日メールできたボーリングなんだけど。」
壱「おう。」
夏「その壱と同じ学部のカップル、あたしも会ったことある?」

ううむ、どうだったかな。

壱「文谷さんには会った事ないっしょ。友谷は、多分見たことくらいならあったんじゃなかったっけ?」
夏「曖昧だなwまあ、どっちにしても殆ど初対面なんだね。」
壱「そうなるな。」

夏実はちょっと考えるような仕草をして、

夏「ねえ、そのボーリング、ふーちゃんも参加したらダメかな?」

と言い出した。

壱「別にいいと思うけど。……将介も誘うってこと?」
夏「そうw ふーちゃん、3月入ったら実家帰るしさ、その前にもう一回くらい遊ぶ機会作ってあげたくて。」

誕生日会以来、将介とふーちゃんは会ってない。
ふーちゃんの性格から考えて、すすんでメールを送ったりもしてないだろう。
夏実がヤキモキする気持ちも分かる。

俺はちょっと地野さんのことが頭に浮かんだが、
彼女はまだはっきりと将介が好きと言ったわけじゃないし、
気を使うのも変だろう。そう思って、ここは夏実の提案にのった。

壱「わかった、友谷には連絡しておく。あいつら今回妙にノリ軽かったから、誰が増えても全然大丈夫だろ。」
夏「良かったw」

そうなると、皆の予定を調整して、行く日を決めないといけないな。
来週には遊園地もあるし、割りと忙しいや。


501 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/21 01:09:22 ID:ThKIyxl1
パスタも食べ終わり、特に何するでもなく
TVでやってた世界各地の名景を見ながら、雑談していた。

夏「外国とか行ってみたいな。」
壱「俺はあったかい国がいーなー。寒いのはいやだ。」
夏「あたしもw」

カナダのマイナス20度を見ながら、そんなことを言っていた。

壱「そういえば、来週の遊園地もまだ寒いかもなぁ。」
夏「まーね。でも、だから空いてていいんじゃない?」
壱「そういう考え方もあるかw」
夏「ハチクロでもさー、動物園とか観覧車とか寒い時期にガラガラのとき行ってたじゃん?」
壱「そーだな。」
夏「ああいうの、ちょっとしてみたかったからw」

夏実は、俺や将介の影響で少年マンガも読むとはいえ、
基本自分で買うのは女の子のマンガだからなぁ。

夏「温泉のシーンもいいよねw」
壱「温泉かあ。いいなぁ。」

別に温泉に思い入れがあるわけではないが、
なんか冬の温泉って心惹かれるものがある。
しかし若さのない話ではあるけどw


503 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/21 01:23:23 ID:ThKIyxl1
壱「ところでさ、なんか忘れてない?」
夏「え? アイスは今日は買って来てないw」

いやいやダッツの話ではなくてさ。

壱「その、ペナルティ・1の話なんですけど//」
夏「あー、そんなこともあったねww」

夏実は悪戯っ子の目をして笑った。

夏「でも途中で反則したしなぁー」
壱「そこをなんとか。」
夏「なぁーに?そんなにチューしたいの?ww」

完全に遊ばれてるような気がしてきた。
しかし、ここはへりくだってもいーや、この際。

壱「はい、したいです//」
夏「プ、へんなのーww」

可笑しそうに笑いすぎです。

壱「変ってことはないだろ、素直な気持ちで、こう…」
夏「そうじゃなくてw、いちいち許可得るもんなの、そういうのって?w」

確かにムードはないよなぁ。
でも、罰の期間が延びるよりマシだ。これ以上延びたら、目も当てられないぜ。

壱「それはokの言葉だと判断するっ」
夏「きゃー、ケダモノw」

俺はコタツから半分、身を乗り出して
隣の夏実にキスをした。


504 :壱太 ◆t57Doxt89Q :09/02/21 01:25:33 ID:ThKIyxl1
以上、「ひさしぶりチュー編」でした。

それ以上は何にもないよ。
ちゃんと送って帰ったよ。





2011/01/31(月)
抜けないけど傑作

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