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目が覚めると遠距離恋愛中の女子がまたがってた

584 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:06:16.59 ID:658f9PEb0
大学の頃、クラスメートの部屋に数人で集まって駄弁ってた。みんなでコタツに足突っ込みながらデリバリーピザつまんで、慣れないビールを格好つけて飲んだり。

部屋の主の悠紀とは、その時まで特に仲が良いというわけでもなかった。授業で顔を合わせると軽く会話を交わす程度。
悠紀に遠距離恋愛中の年上の彼氏がいてたまに深夜高速バスで会いに行く関係というのも、この夜初めて聞いた。
 
 
「この前会った時、妹みたいって言われてん。どう思う?」と膨れる悠紀の話を肴に、みんなでワイワイ騒いでた。

585 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:08:33.59 ID:658f9PEb0
で、その夜、オレはいつの間にか眠り込んでしまったらしい。腰のあたりに圧迫感を感じて目が覚めた。
カーテンを引いてあるのか、本当に真っ暗な部屋。そして、黒い影がオレを見下ろしてる。寝ぼけた頭で心霊現象?って怖くなった瞬間、その影が喋った。

悠紀「…やっと起きたん?」
オレ「え、ちょ…?」
悠紀「みんな帰ったで?」
オレ「なにしてるの?」
悠紀「んー 自分だけ下宿近いし、起きたら帰らすってみんなにゆーといた」
オレ「いや、その、なんでオレの上に跨ってんの?って」
悠紀「んー 私にもわからへん」

ゴソゴソ動く悠紀らしき人影。ニットの下からブラジャーがスルリと抜かれて、横に落ちる。
そのまま黒い影が倒れ込んできて、長い髪がオレの頬をくすぐる。

586 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:11:04.12 ID:658f9PEb0
悠紀「なぁ、ちょっと相談あるねんけど」
オレ「なに」
悠紀「自分、朝まで記憶喪失なってくれへん?」
オレ「どういう意味…」

塞がれる唇。数秒後、舌が割って入ってくる。ニット越しに伝わる胸の量感、ジーンズに擦り付けられる下半身、ただのクラスメートとしか意識してなかった女の香りが容赦無く鼻腔を満たす。

オレ「…こういうの久し振りだからガッツくけど、いいの?」
悠紀「望むところ。そういう求められる?みたいな感覚に飢えてるねん、私」

再び降りてくる舌を迎え入れる。悠紀のニットの裾から両腕を差し入れて、細い背中を抱く。背骨をなぞりながら、片手を下半身へ。
滑らかな感触の下着越しに尻の感触を楽しむ。細身なのにしっかり肉がついていて、オレの指が食い込む。

587 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:12:21.85 ID:658f9PEb0
オレ「コレ、邪魔。脱いで」
悠紀「せっかちやな、自分」
オレ「どっちが。オレの指、なぜかもう濡れてるんだけど」
悠紀「…うるさいな。あんたも脱ぎぃや」

もどかしさを感じながら、互いの服を剥ぎ取る。上になろうとするオレを「あかん。私が誘ってんから、攻めるのも私」と抑え込み、再び跨る悠紀。
仕返しに目の前の胸に舌を這わせると、直線擦り付けられている下半身から湿り気ある音がすぐに聞こえ始める。濡れた粘膜の感触にそそり立つオレの性器。

オレ「どっちがせっかちだよ?」
悠紀「なぁ、コレ、欲しいねんけど」

どこからかコンドームを取り出すと歯で袋を破り、オレの性器に被せようとする悠紀。だが、うまくいかない。

588 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:14:51.55 ID:658f9PEb0
オレ「だいじょうぶ?」
悠紀「んー やっぱり自分とするの初めてやし、真っ暗やから無理やわ。自分でつけて?」
オレ「ちょっと待って………ん、できた」
悠紀「えへ。ありがと。それじゃ…」
オレ「え、もう? まだ準備出来てないんじゃ?」

その時の悠紀の表情はよく見えなかったけど、なぜか物凄く優しい印象だけが残っている。おもむろに腰を沈めて、オレを飲み込む悠紀。
息を飲みながら、ぎこちない動きで腰を前後させる悠紀を見ていたら、急速に心が鎮まっていった。上半身を起こして細い背中を抱き締め、動きを止めさせる。

悠紀「え…ちょっと。何してんの」
オレ「なぁ、何があったのか知らないけど、もうちょっとゆっくりでもオレは良いよ?」
悠紀「…いいやん、別に。自分はただガッツいて、気持ち良くなってくれたらええねん」
オレ「んー なんかそういう気分じゃなくなったかも。とりあえず、そのままジッとしてて」

589 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:16:16.55 ID:658f9PEb0
胡座をかいたオレの上に悠紀が跨って、下半身で繋がっている。そのまま抱き締めて、小さな頭を撫でる。
指で髪の感触を楽しみながら頬に口付けして、そのまま首筋、鎖骨へと唇を降ろしていくと、甘い吐息が漏れてきた。

悠紀「ちょっと、あかんて。こんな優しいのヤバいから。あかんねんて…」

耳元で繰り返される言葉を聞き流しながら、徐々に動きを再開。さっきより滑らかに出入りするオレの性器を、悠紀の内部が時折きゅっと締め上げる。
そのまま時間を掛けて味わっていたかったが、女の身体を久し振りに味わうオレは早くも限界に近付いていた。余裕がなくなってきたオレの様子に気付く悠紀。

悠紀「どうしたん、自分?」
オレ「ぐ… 聞くな。わかってる癖に」
悠紀「ふふっ。嬉しい。いいねんで、いつでも」

590 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:17:40.72 ID:658f9PEb0
その言葉を聞いた途端、急激にこみ上げた快感をあっけなく放出してしまう。オレの頭を抱きかかえたまま、痙攣する下半身にあわせて短い声を上げる悠紀。

そのまましばらく、互いの乱れた息だけを聞きながら動かずにいた。ふいにクスクスと笑い始める悠紀。オレも思わずつられて抱き合ったまま笑ってると、悠紀がクシャミした拍子に性器がスルリと抜け落ちた。

悠紀「うー 冷えるな。あ、すごい。いっぱい出てるやん」
オレ「久し振りだったから。あんまり見るなって。なんか恥ずかしいから」
悠紀「へー コレがあんたのか。ちょっと黄色いで?」
オレ「溜まってたんだよ」
悠紀「だから早かったん?」
オレ「むか。いきなり襲っといて、それはないでしょ」
悠紀「そーやな。良かったよ? こう… ガッツきながらも優しい感じ」
オレ「リベンジを希望。朝までまだまだ時間あるし」
悠紀「そーやね。私ももっとしたいわ」

591 えっちな18禁さん[sage] 2013/11/10(日) 02:23:58.67 ID:658f9PEb0
以上、学生時代にあった出来事。身バレはないと思いながらも、念の為にかなりのフェイクとアレンジ入ってるけどね。

その後、彼女とは何かあったら身体で慰め合う?みたいな戦友っぽい関係が卒業まで続いた。
オレが凹んだ時に、時間掛けてゆっくり抱いてくれた時もあった。まぁ、第三者にはセフレにしか見えないか。

初めての時こそこんな風に早漏だったが、愛情入らないぶん快楽の追求に集中出来たのか、もともと相性良かったのか、互いに付き合ってる相手よりも良くなってしまうという少し困ったことに。
彼女が関西に戻って就職することになり、最後に一度だけ恋人ごっこデートした時には12月って時期もあって気分が盛り上がった。
卒業式の後、入場券買って見送りに行った新幹線のホームで「なんでこんな涙出るのかわからへん」って言いながら抱きつかれた時には、正直心が揺れた。

就職して数年は互いに忙しくて会わなかったけど、彼女の出張を機に再会。いまでも年に数回一緒に眠るんだけど、会ってない間は完全に忘れてるというドライで不思議な関係が続いてる。

597 584[sage] 2013/11/10(日) 15:14:33.49 ID:658f9PEb0
悠紀の第一印象は「カッコいいお姉さん」。芸能人ってあまり知らないんだけど、水川あさみって女優さんを見た時には「あ、この人、悠紀に雰囲気似てる」って思った。
いつもサバサバしてて本人は騒いでる感じしないのに、なぜかいつもクラスの中心近くにいて文化祭とかイベント委員を楽しそうにやってた。体育会系で部活ばかりだったオレとは対照的。

スタイルは長身細身。小さい顔、フツーサイズの胸、目立たないけど脱ぐと実は大きめの尻。良く言えばモデル系か。
脚長いのが自慢で、細身のジーンズにブーツ合わせたり、ロングスカートでキャンパスをスタスタ横切っていく姿をよく見掛けた。

男子学生と一部の後輩女子から人気あって「なんでオレなんかと?」って感じがしないでもなかったけど、二人でいるところ目撃されても「ただの友達だから」って笑って誤魔化せた。

じゃ、>>590の続きをサラッと書いたので載せときます。

598 584[sage] 2013/11/10(日) 15:15:57.03 ID:658f9PEb0
汗で冷えた身体を暖める為に、湯船に湯を張る。バスルームでシャンプーし合ったりしてるうちに、自然と後ろからもう一度交わる。

揺れる胸に背後から手を伸ばしながら肩口を甘噛みすると「この前、志村どうぶつ園で同じことやってたで、ライオンが」って笑われる。ふざけて背中を爪で引っ掻くと「あ、あかん。なんかゾクゾクするわ、それ」って悶えながらキュッて締め上げられた。

終わった後に自分から膝ついて舐めておいて「苦手やねん、自分の味するから」っていきなりひねったシャワーが冷水。飛び上がるオレ。「ゴメンゴメン」って謝りながら笑い転げる悠紀。

599 584[sage] 2013/11/10(日) 15:17:57.05 ID:658f9PEb0
色んな疑問が喉元まで出かかってるのに、言葉に出来ないヘタレなオレ。「せまいわー。デカいねん、自分」とかオレにはどうしようもない文句言われて、苦笑しながらシングルベッドに入る。後ろから悠紀を抱いて、髪に顔を埋めながら眠る。

明け方、冬の白い薄明かりの中で、どちらからともなく始める。今度は主にオレが上。「スゴーい。めちゃ腹筋割れてるやん。初めて触るわー」「ちょ、やめ、ソフトタッチはなし。力抜けるって」とかクスクス笑いながら。


で、手早く用意してくれた朝食が意外なことに和風。以下、味噌汁啜りながらの会話。

悠紀「前から友達なりたいと思って自分のこと見ててんで。なんか素朴ってゆーか、燻し銀ってゆーか、古武士みたいな渋い空気まとってるやっちゃなーって」
オレ「それで、いきなり襲ったわけ?」
悠紀「んー そこは自分でもよくわからへん。そんなつもりなかってんけどなー。でも、彼女と別れたって聞いたで、あの二回生の可愛い子。そしたら自分には何も問題ないやん」

600 584[sage] 2013/11/10(日) 15:19:05.35 ID:658f9PEb0
オレ「ぐ… そっちはこれからどうするつもり?」
悠紀「へ? わからへん。でも、多分どーもせーへんよ。とりあえず友達が一人増えて嬉しいかな」
オレ「友達の段階を一気にすっ飛ばしといて、よく言うよ」
悠紀「ええやん、こんな美人とできてんから。あ、みんなには内緒やで。記憶喪失なるって約束したんやからね、自分」
オレ「約束する間もなく襲われた、が正しいと思うけど」
悠紀「男がそんな細かいこと言うたらあかんて。あ、こんなんすんの、自分が初めてやねんで。好みのタイプって滅多におらんから、身持ちは固いねん、私。そこは自信持ってええで」

朝御飯食べたら「私、出掛けるから」とさっさと追い出され、大学で会っても何事もなかったかの様な素っ気なさ。
「このまま何もなかったことにするのか。女って強いなー」って感心しながらオレも就活の準備とかしてた。

次に二人きりになるのは、数週間後のこと。

以上






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